入笠湿原・大沢山スノーシュー

2003.03.17(月)

 小淵沢から見ると入笠山方面はすっぽりと雲の中。上に行ったら視界がどのくらいかちょと心配しながら富士見パノラマスキー場に向かいました。月曜日なのでスキー場はすいていて、ゴンドラも待たずに乗れました。ゴンドラ山頂駅はやはり霧がかかっていて、いつもの素晴らしい八ヶ岳・蓼科の景色は望めません。
 いつものようにレストラン横から林道を歩き始めようとすると右の山の中へ続く道に「入笠山ハイキングコース入り口 湿原まで10分 入笠山まで50分」と書かれた真新しい看板。湿原とは反対側の山の中をまくコースで、決して近道と思えないのに10分??・・・と腑に落ちないのでそのままいつものように広い林道を歩き始めました。と今度は直ぐ左、パラボナアンテナの下に「スズラン群生地 入笠湿原」という小さな看板が新しく立っています。で、こちらの方は湿原の方向でもあるし、新しいコースにそそられて入ってみることに。しかしはっきりとした道案内があるわけでなく、やはりみんな迷うらしくあちらこちらに向かって雪の上に踏み跡が続いているのです。私はどちらの方に行けば湿原があると分かっているので踏み跡に惑わされることなく湿原方向に向かいますが、歩きやすいコースというわけでもなく、全く土地勘のない人はここから入ることはお薦めしません。やはりもう少し先のは「入笠山ハイキングコース入り口」からの方がわかりやすいです。
 そんなこんなで新しい看板に惑わされましたが、入笠湿原に到着。霧はでているものの、昨日降った雪の上を歩く初めてのスノーシューに高橋様、植木様は満足していらっしゃるようです。ここから山彦山荘前にでてマナスル山荘目指して林道を歩きます。今日は気温が高いので、昨日の雪は樹上からはすっかりと消え、前回のような霧氷は見ることが出来ませんが、霧に包まれた木々の枝に下がっているサルオガセ(別名:天女の舞)が本当に天女の舞のように見えます。山はいつも違う顔を見せてくれるのが楽しいですね。
  
 次には斜面に大きな穴を発見!ストックがすっぽりと入ってしまうほど深い雪の下は小枝が敷かれているのか、元々の草なのか分かりませんが底はすっかりと雪が溶けています。何か動物がねぐらに使っているような気がするのですが・・・・・

これが穴の底
 あちこち寄り道してマナスル山荘に到着。1時間30分ほど歩いたので大沢天に登る前に休憩することに。お二人はここにくる前からHPで「きな粉餅」をご存じで、勿論これを注文。おいしさに感激していました。
 さてエネルギーを補給したら大沢山に登りましょう。きょうは山々の景色は望めませんが、それはそれなりの楽しさがあります。今日もチラリホラリとスノーシューや山歩きの人を見かけますが、こちら大沢山には目もくれないらしく、全く踏み跡がありません。さーバージンスノーをお二人でたっぷりと楽しんでください。
スノーシューが片足脱げているのに気づかずに歩いていた高橋様。「お忘れ物ですよ」というと初めて気づいて大笑い。
 
 大沢山で新雪を楽しんで、またマナスル山荘に戻りました。お二人がとってもきな粉餅を気に入ってしまったからです。山荘の母さんも嬉しそうです。今日はお母さんも交えて記念写真をパチリ!山荘のりピーターさんと鐘を鳴らしてお見送りしてくれました。サヨーナラー・・・・・・・
今度はスズランの頃この写真を持って伺いますね。

 帰りには霧が晴れ、入笠湿原から入笠山がはっきりと見えるようになりました。また雪が溶けてぽっかりと空いた穴の下には湿原の水が流れていました。もう春間近です。湿原を通り抜け、いつも通りのコースでハイキングコースを通って広い林道にでます。ここからゴンドラまではこの広い道を右へ真っ直ぐに行けば12,3分でゴンドラ駅です。でもここにも新しく看板が。「ゴンドラ山頂駅へ」(右下写真)と書いた看板の矢印は向かいの山道へと向いているのです。これがゴンドラ駅の新しい看板の道(アカノラ山コース)へと続いているはずです。では歩いてみましょう。所々に緑のロープが張ってありますのでそれを辿ります。でも登りもあり、かなりの遠回り。ゴンドラ駅まで18分かかりました。なるべく山の中を歩いてもらおうとこのコースを造ったのでしょうか?でも景色は良くありませんし、ゴンドラ駅からこの道を使って「湿原まで10分」は?????ものです。

今シーズンはスノーシューで入笠山に来るのもこれが最後となりそうです。今度はお花の季節が楽しみです。
  

コース地図とコースタイム
   

マナスル山荘
0266−62−2083
山菜蕎麦 800円 休憩して持ち込みのお弁当を食べる場合は休憩料500円を払います。山荘のメニューを注文すれば休憩料はいりません。 きな粉餅700円
お餅が2個です。

ガイド付きスノーシューツアーはこちらから

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