スノーシューで入笠湿原〜大阿原湿原へ
2004.02.16(月)   Part1

 今日はスノーシューで入笠湿原から大阿原湿原に行き、雪に覆われた大阿原湿原を見てみようと出かけました。富士見パノラマスキー場のゴンドラ山頂駅から歩き出してアカノラ山コースを通って入笠湿原を抜け大阿原湿原への道とマナスル山荘への道の分岐(右写真)まで約30分。ここで今日は左へと進み大阿原湿原に向かうのですが、ここでやはりいつものようにマナスル山荘のきな粉餅を食べなくては気のすまない人がいるのです。で、きな粉餅を食べにマナスル山荘に寄りちょっと休憩。お餅は元気百倍にしてくれます。さて夏の林道を歩いて大阿原湿原に向かいます。昨日降った雪がスノーモービルか何かの轍を覆い隠し、ほとんど人が歩いていない道が続きます。

 唐松の枝にぶら下がっている天女の舞(サルオガセという寄生植物)にも雪が積もって綺麗です。大阿原湿原への林道は夏に車で走っていると気が付かないのですが30分ほどはずっと登りです。時折木々の間から八ヶ岳が美しく見えます。麓に広がるのは富士見町の町です。
 こんな景色を眺めながら歩いていると、入笠山表登山道入り口が右手に現れます。といっても今は低い道案内が雪に覆われ、ここだなというところの雪を払うと標識が現れました。林が切り開かれた道を見ると昨日の雪だけでなく、この冬中ほとんど人が入らなかったのではと思われるほど深い雪に覆われていました。ちょっと進もうとするともうスノーシューを履いていてもスッポリと腰まで埋まってしまい、ストックは底なしのフワフワの雪に役に立たず前にも進めず、脱出するのも大変。


 本格的雪山で先頭を替わりながらラッセルするといいますが、ものすごく体力のいることだなと改めて思います。今日は大阿原に行くか、もしくはこちら表登山道側から入笠山に登り、裏登山道で降りても良いかなと思っていましたが、とても二人でこの道をラッセルして登ることは出来ません。私達は素直に諦めて、最初の予定通り真冬の大阿原湿原を見て戻ってきましょう。ゴンドラで登って、いつもはお手軽に入笠山にも裏登山道から登って素晴らしい景色を楽しんでいますが、ひとたびこんな深い雪に覆われた道に入り込んだりしたら自然は簡単に胸を開いて受け入れてはくれません。スノーシューを楽しむときはお天気、積雪、コースなど全ての条件を良く把握して、体力・技術にあったコースを選び、無理はしないで引き返す事が大切です。



 マナスル山荘からゆっくり歩いて約1時間、ゴンドラ山頂駅から直接きたら約1時間30分で大原湿原につきます。

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