八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : トルコ旅日記 5日目・27日『カッパドキア』

Feb 28, 2011

トルコ旅日記 5日目・27日『カッパドキア』

 青い空に真っ白な雲がいくつも浮かんでいます。周りの山にはまだ雪が残っているのに、今までで一番暖かいのです。
今日から極寒の地とみんな厚着をしてきましたが、コートを脱いで観光です。

 初めに着いたのは鳩の谷。
谷を隔てた岩山に沢山の鳩の巣があり、ここの糞を集めて肥料にするそうです。
バスでスリーシスターズ(3本のキノコ岩)、ラクダ岩など写真スポットを周りますが、車窓からの景色はもうどこもかしこも目を見張る光景です。
洞窟レストランで豆料理と鱒料理のランチの後はカイマクル地下都市に入ります。地下8階で、かって14000人の人を収容した巨大都市です。
狭く低い通路で繋がれた居室や厨房、倉庫。そして小さな空気口や深い深い井戸。公開は4階までですが、通り抜けるまでに何度頭をぶつけたことか。出てきたときには屈めていた腰も痛くなっていました。
腰痛の人は無理でしょう。
イスラム人が攻めてきた時だけ避難する場だとは言っても、何日もここで暮らすのは並大抵のことではありません。

 カッパドキアは織物でも有名な街でトルコ絨毯の組合やスカーフ屋さんで買い物の楽しみもあります。
物価も安く、娘はお土産のカイマクリで、帰りはどうするつもりでしょう。
最後のお土産屋さんを出ると、真っ赤な夕日が岩山を朱く染めていました。一瞬の輝きです。
それにしても初めの予報をこれ程までに変えてしまったパワーはどなたにあったのでしょう!
イスラムの神様に感謝ですね。

 明日もカッパドキアの観光です。