八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 秋の横谷峡 滝巡り 重要なお知らせ

Oct 11, 2011

秋の横谷峡 滝巡り 重要なお知らせ

  久々に横谷渓谷の紅葉の様子を見てきました。横谷温泉旅館に車を停め乙女の滝に向かいました。色々な用を済ませてから来たので、お昼もとうに過ぎていたのでお腹がぺこぺこ。途中の角上と言う市場で買ってきた中トロ丼を滝のしぶきを浴びながらいただきました。エネルギーを取り込まないと歩けません。新鮮な中トロにマイナスイオンが降りかかって美味しかったー!!
 さてここから渓谷沿いに王滝に向かえたのですが、ちょっと道の様子が違っています。もう一度駐車場に戻って、旅館で聞い てみると以前は旅館の前から吊り橋を渡って歩けたのですが、その橋が流され今は旅館の後を通って霧降の滝まで行くそうです。ここは冬期に氷瀑を見に行くコースとなっているので「氷瀑コース」を辿って歩いてください。旅館の裏は板状節理(ばんじょうせつり、platy joint・岩体が板状になった節理)がオーバーハング状にせり出していたり、その岩から清水が流れ出していたりします。やがて見えてくる一つ目の滝が「霧降の滝」です。

  更に進むと左に大岩の祠が見えてきます。青龍の「気」が流れるパワースポットとか。右側の渓流添いは紅葉が始まり、色づいた木々を通して真っ白なしぶきを上げる渓谷が見え隠れし、左の山側には原生林の面影を残した巨木や巨石が見られます。
やがて「鷲岩」です。斧で岩肌を切り落としたように大岩が落ちた跡です。この岩に絡まる紅葉が綺麗なスポットです。

      
 更に進むと王滝展望台・おしどり隠しの滝コースと氷瀑コースに別れますが、氷瀑コースを通って屏風岩まで行く道は安定しない岩がゴロゴロする道ですので、不安な方は王滝展望コースを進んでください。

屏風岩から一枚岩あたりは大きな岩の上を舐めるように水が流れています。横谷峡の渓流は渋川で名前の通り鉄分が多く飲用には適しません。川底の岩も紅く染まっているので、その上を走る真っ白な水しぶきが一層際だちます。


 さて見覚えのある王滝への吊り橋まで来ました。そこには「遊歩道ではありません。王滝で行き止まりです。足元悪し 自己責任で 一般向けではありません」の看板が立っています。以前にはなかったように思います。何度も行っていますがそれ程危険なところもなかったし、何人かの人がそちらから戻ってきたのでこのまま行ってみることにしました。

途中の道は今までと変わらず、大きな落石や崩落があるわけではありませんでした。綺麗な紅葉と流れを楽しみながら進みました。
      

そして最後の橋にさしかかったのです。後の方で写真を撮っていた主人を置いて先に渡り始めたのですが、いつになく途中で足がすくんだのです。後ずさりして橋から降りて主人を待ちました。やがて主人が来たので先に渡ってもらって手を貸してもらおうと思ったのですが、主人が橋の3分の2くらいの所まで行ったときにぐらっ と大きく傾いたのです。もし私だったら手すりもないのでバランスを崩して落ちていたに違いありません。もうドキドキバクバクしてしまいました。渡りきった主人は王滝まで行って写真を撮ってきましたが、もう私は渡る気にもならず、待っている間私はこの後誰かが来たら渡らないでもらおう、主人が戻るときにこの橋がもっと傾いて落ちたらどうしようとワナワナブルブルでした。「傾きます。危険」と橋に書いてきたかったのですが、書くものもなく、石で書いてみても見えないので、渡ろうとする人が少しでも気を付けてくれればと思い小さな枝でバッテンを作って来ました。いくら自己責任でも事故が起きてからでは遅いので、明日管轄の所へ電話しておこうと思います。当面はこの道で王滝付近まで行くことは止めた方がいいと思います。
最後の王滝は吊り橋を渡らずそのまま先に進んで王滝展望台(東屋)から見ることをお薦めします。東屋から少し先に行くと更に良く王滝が見られます。また車で行ける横谷観音展望台からも王滝は遠望することができます。後に写真を載せておきます。帰りには横谷温泉旅館で汗を流してはいかがでしょう。(日帰り入浴は15時までです。)これからが紅葉の本番です。どうぞお楽しみ下さい。
今日は本当に歩いてみて良かったです。これで新鮮な、安全な情報をお客様にお伝えすることができます。
では最後に主人が無事だったからお見せできる王滝の写真をどうぞ。




以前の横谷峡レポートはこちらから 
そして以前に撮った王滝展望台とその少し先で撮った王滝ものせておきますね。

 東屋方面は今日確認していませんので、心配な方は蓼科中央高原観光協会TEL:0266-67-4860 で確認してお出かけ下さい。渓谷道や登山道は大雨などにより道が変わったり閉鎖されることがありますので。