八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : えひめAI-2

Jan 07, 2012

えひめAI-2

『えひめAI-2』えひめあいにをご存じですか。納豆、ヨーグルト、ドライイースト等を発酵培養した液体で、生活排水の発生源対策として家庭用に開発されたものです。
年末につくって、年始から使っていますが、すぐ臭くなるカニ殻もこれの5倍液をスプレーしておくと3日たってもいやなにおいがしなくて、この効果にびっくりです。

   『えひめAI-2』の作り方

材料:納豆1粒 ヨーグルト25g ドライイースト2g 三温糖25g 30℃〜40℃お湯450ml 空のペットボトル1本

1,納豆のねばねばを少量の水の中で落とし、このねばねば水を使う。
2,1と他の材料をペットボトルに入れて良く撹拌する。
3,発酵するので蓋をゆるめて30℃〜40℃で1週間培養する。パンのような良いにおいがして、PH4〜3になればできあがり。
作り方の詳細

材料も家にあるもので、作り方も至って簡単です。でも30℃〜40℃で保温のところでこの時期尻込みしてしまうと思うのですが、この寒い八ヶ岳でも日中晴れているときに南側の窓辺に置いておけば30℃になり、夜間は冷え込んでもまた日中温度が上がれば1週間でできあがりました。日中温度がすぐに上がるように500ccの小さなペットボトルでつくるのが良いとお思います。発酵が盛んなときは下から上へと気泡がぷっくぷくあがって、見ていて楽しいです。

                             発酵が盛んなときは時々ガス抜きを
大量に作るときは取手付きのペットボトルに作って、蛇口からつるようにしてお風呂の中で発酵させるのが一番安定しています。浮力で浮くので蛇口に重みがかかることもなく、お湯の中にこぼれる心配もありません。24時間風呂でなく、温度が一度さめてもまた加温すれば発酵はじめるので大丈夫です。

 現在は生ゴミの消臭と流しの排水口への噴霧でぬめり発生阻止と消臭が主な使い道ですが、これからもっと活用していきます。春にはお庭にも撒いたり落ち葉堆肥に入れたりしようかなー。
こちらで麹を発酵させ、窓辺では何本も『えひめAI-2』が発酵している様子をみて、バイトのMさんが「実験室みたい!」ですって。でも私にはむしろ可愛いペットを育ている気分。
「美味しくなーれ」と呪文を唱えて塩麹や味噌麹をつくると、本当に美味しくなるんです。そして「どんどん発酵してね」と呪文を唱えると『えひめAI-2』もぷくぷく応えるのです。