八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 不思議なご縁

Apr 10, 2012

不思議なご縁

  昨日は身延山の桜を楽しみに出かけましたが、交通規制がありシャトルバスで三門まで行くことになりました。そこですでに正午。私はどこかで湯葉料理を楽しみたいと密かに思っていたのですが、主人はバス停前のカレー屋さん「園林(オンリン)」インド風手作りカレーに目をとめ「ここが良いよ」といいだしました。でも店内にはいると満席で、私はこれ幸いに「湯葉、湯葉・・・」と思ったのですが、マスターは今ご案内しますと言うではありませんか。すると可愛いお嬢さんが出てきて、お隣の「旅館・山田屋」へ案内されました。混んでいるときはこちらのロビーのゆったりソファーが喫茶にもなるようです。狭いカウンター席よりラッキーだったかも!!外の喧噪がウソのように静かな広々したロビーで、美味しいハンバーグカレーと熱々のハンバーグスパゲティーを頂きました。
「園林(オンリン)」とは法華経というお経中の言葉で豊かな園という意味だそうです。

  
   スパイシーで美味しいカレー カレーと同じくハンバーグはもっともっと大きかったのです。
            
           特製のマンゴーのピリ辛漬け(奥の小壺)がアクセントになります。

喫茶がお父様、旅館を奥様、そして接客をお嬢様しているようです。皆さんとても感じよく、すっかりくつろ いでいると、次にやってきたお客様が「ここのコーヒーが美味しいって言われたのよねー」と言っています。でも早くに桜を観に行きたかったのでコーヒーは帰りに・・・と席を立ち、奥様に教えていただいた道をたどって歩く事にしました。その桜の様子はこちら
 生湯葉2種をお土産に買って、歩き疲れた体で再び「園林」へ。今度はカウンター席が空いていました。でも私たちは旅館のゆったり席が良かったのです。すると次のお客様が「あら席がないわねー」と。すぐさま私たちは席を立ち、「私たち向こうに行きますのでどうぞ」と席を譲りお水のコップを持ち旅館へと。ご主人の方がびっくりしていたみたい。(笑)そしてまたまたゆったりソファーで美味しいコーヒーを頂くことになりました。そのコーヒーは美味しくタップリと大きなカップで、疲れた体に染み渡りました。
  向こうのお店にはほんの数分しかいなかったのに、主人はそこで売られていたグラスにめざとく目星を付けていたようで、グラスを数点運んで貰っています。それは可愛い銅のお魚が泳いでる手作りのグラスで、奥様のお友達の作品でした。そんなことから奥様とお嬢様とゆっくりお話させていただき、そのグラスも頂きました。グラスの作家さんは渡辺 仁芳子(にわこ)さんで、奥様が連絡を取ってくださったところ、なんとその方は八ヶ岳倶楽部にいらっしゃいました。今日から八ヶ岳倶楽部のステージに出展なさる準備をしていらしたようです。そんなこんなでますますお話が弾んでしまいました。色々なところで人はつながっているものです。これもご縁ですね。今日時間があったら八ヶ岳倶楽部に行ってみようと思います。
 そうそうここ「園林」のカレーは歌手の槙原敬之さんもファンで、身延にいらした時は必ずいらっしゃるそうです。