カテゴリー : いのちの作法自主上映
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Jul 13, 2009
Jul 06, 2009
『いのちの作法』 北杜市上映会
昨日の『いのちの作法』 北杜市上映会は、お陰様で大成功の内に終了しました。
チケットを買って下さったお一人、お一人に心からお礼を申し上げます。
ペンション風路さんが夢を語り、実行委員が立ち上がったものの、これだけ多くの人に賛同してチケットを買っていただけるとは、誰が想像したでしょう。今朝「本当にいい映画でした。お連れした皆さんも大満足でした」と嬉しいお電話もいただき、あらためて無事終えられたことに感謝しました。
私は会場係でしたので、多くのかたが私の前を通り席に着かれました。思いがけないほど多くの知り合いの方々がいらして、また思いもかけない方や、年齢層も色々な階層の方にいらしていただき、このチケットを買ってくださった層の厚さにまたまた感動しました。そして松下幸之助さんが言った『熱意は磁石』という言葉通りでした。
小池監督さんとウクレレ奏者の森さんの嬉しそうな顔も忘れられません。
Jul 05, 2009
「いのちの作法」いよいよ
日付が変わって、いよいよ今日のお昼から「いのちの作法」自主上映会です。
風路さんが夢を語ったとき、そして第1回目の実行委員会の時、誰がこの状態を想像したでしょう。
450人会場を1回埋めるのさえ自信がなく、1回上映にするか、2回にするかでも悩みました。
それが昼、夜ともに前売り券売り止め宣言が出るほど。この様な映画では、長坂コミュニティーステーション・ホール始まって以来の事ではないでしょうか。
チケット購入にご協力下さった皆さまに、心から御礼申し上げます。
駐車場係、受付、会場係と、それぞれが準備万端で迎えても、この大盛況に嬉しい悲鳴と嬉しい心配がいっぱいです。
でもとにかく、今日、無事自主上映会ができますことを祈ってお休みなさい。
「いのちの作法」自主上映会
May 16, 2009
「いのちの作法 」 北杜市上映会
私たちはこの映画を、北杜市とその周辺のすべての方に観ていただきたいと思っています。
- 映画「いのちの作法」〜沢内「生命行政」を継ぐ者たち〜
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- 上映日:7月5日(日)
- 上映時間:昼 開場13時30分 開演14時
:夜 開場17時 開演17時30分
※昼の部の上映後、ウクレレによる主題曲演奏と監督挨拶があります。 - 会場:北杜市長坂コミュニティーステーション・ホール(JR長坂駅前)
- 入場料:大人・前売り1000円 当日1200円 高校生以下・500円
- 主催:「いのちの作法」北杜上映実行委員会
- 後援:北杜市教育委員会、朝日新聞、山梨日日新聞、八ヶ岳ジャーナル
- 協力:小淵沢ペンション振興会、シネやまなし、八ヶ岳歩こう会、八ヶ岳ネットワーク
チラシ表 チラシ裏
昭和35年、豪雪と貧困にあえぐ岩手県の旧沢内村では村長の深沢晟雄氏の
「この宇宙時代に、老人や子供が石ころのように死んでも良いのか。医療行政は国がやるもの。でも国がやるまで、村がやりましょう。他のことはそれからで良い」という考えから、老人と乳幼児の医療費無料化が始まった。そして37年には乳児死亡率0を達成する。
それからいくつもの困難を乗り越え、この医療制度を、村長だけでなく村民も一体となって守ってきた沢内村。 合併して今は西和賀町となり、医療の無料化は無くなったようですが、いのちを大切にするという「生命尊重の理念」を掲げ、この精神は今も沢内病院や老人施設、村民の間に根強く残っていることが、私たちが自主上映しよとしている「いのちの作法」を見ると良く分かります。
日本は「国民皆保険制度」で誰もが何かしらの保険で医療費の負担から守られて来ました。しかし今500万世帯の国保滞納、派遣社員のリストラなどにより、これから益々それが増え、保険制度の存続すら危機状態です。不況の波も停滞して、いつ這い出せるのかも分からない世の中です。だからこそ、貴重な限りある財源を、今何に一番優先的に使うべきかを考えるときでは無いでしょうか。予算の取り合いをする前に。
7月5日(日) 午後ぜひ長坂コミュニティ・ホールで「いのちの作法」を見てください。
沢内村の医療行政の歴史はこちらのHP「岩手県和賀郡沢内村に学ぶ」 にわかりやすくまとめられています。この歴史を知って、「いのちの作法」を見ていただけたらと思います。
前売り券はペンションあるびおんでも取り扱っています。遠方の方は電話にて予約もできます。チケットは当日カウンターでお受け取り下さい。
TEL:0551−36−4166
E-mail
も可です。
Mar 31, 2009
沢内村医療行政
先日借りた来たNHKアーカイブス「沢内村医療行政 沢内村の模索」のDVDを午後見ました。私たちが自主上映しようとしている「いのちの作法」の原点が良く分かる記録です。
昭和35年、豪雪と貧困にあえぐ岩手県の旧沢内村では村長の深沢晟雄氏の
「この宇宙時代に、老人や子供が石ころのように死んでも良いのか。医療行政は国がやるもの。でも国がやるまで、村がやりましょう。他のことはそれからで良い」という考えから、老人と乳幼児の医療費無料化が始まった。そして37年には乳児死亡率0を達成する。
しかしこの時次長だった久保俊郎氏が村長になった時には、次長時代に警告を発していたように国保が600万の赤字になっていた。ここから旧沢内村の医療行政の模索が始まる。
雨漏りのするボロボロの役場の建物。そこで
1.10割給付はやめる
2.増税する
3.保険行政以外の行政を後退させる
を提案し、議長と議論した結果「まずは晟雄に続くことです。他の事は後回しでもいいです」という結論に達する。ここで凄いのは、深沢晟雄氏村長の良き理解者であり、苦言者でもあった久保俊郎氏が、予想していた通り赤字がふくらんだときに、「だからやっぱり・・・」ではなく、「今は晟雄に続くことだ。いつかきっと沢内村のやり方が特殊なものではなくなる。久保村政はそれからでも遅くない」と言ったこと。この村である限り、この行政が代々受け継がれてきた原点だと思う。そしてこの村では医療費を無料化すると同時に、保健指導・健康診断を強化し、無駄な薬漬け、無駄な検査を止めて医療費を少なくするこに務め、この制度の両輪とした。その上、国への陳情、働きかけにも務め、何とか乗り切る内に、沢内村に遅れること13年後の昭和48年に国が老人医療の無料化をはじめるた。しかし無料化という片輪だけではじめたため、それを儲ける手段とした病院が多く現れ、無料のため老人はそのような病院の梯子をして、薬漬け、検査漬けの結果、病院は儲かるものの、国保がパンクし10年でその制度は破綻を迎える。
昭和57年、国の老人医療無料化廃止が叫ばれる頃、沢内村では「老人の主張大会」が行われ、「沢内村の伝統あるいのちの灯火を消すなかれ」と沢内村では老人医療費の無料化をつづけることがきまる。
しかし、平成4年、今度は病院の存続が困難になる。薬を出来るだけ出さず、検査も最小限でとどめ、越冬入院(長期入院になるため保険点数が少なくなる=儲からない)という福祉的な入院を予防医学の一部として取り入れ、この様な住民にとって良いことのすべてが皮肉にも益々病院の赤字を増やす結果となる。そして累積赤字が2億となり村民集会が開かれ、村民の前で病院の縮小を主張する太田村長と維持を主張する増田病院長の討論が行われる。
その後、医療と福祉を分けたら等の提案もあり、この時も何とか病院存続の方向へ向かう。その後どう赤字を埋めたのかが良く分かりませんでしたが、増田病院長や他の職員と村民との信頼関係がとても良く映像にでていました。家族がいない、家が寒くて腰痛が酷くなる等の老人を越冬入院させ、春になるとその老人達をバスに乗せ、院長も一緒にそれぞれの家の周辺を見に行く。そしてそれからまた老人達は安心して自分の家に帰っていく。ここまでするのか・・・と胸が熱くなりました。
合併して今は西和賀町となり、医療の無料化は無くなったようですが、この精神は今も沢内病院や老人施設、村民の間に根強く残っていることが、私たちが自主上映しよとしている「いのちの作法」を見ると良く分かります。
日本は「国民皆保険制度」で誰もが何かしらの保険で医療費の負担から守られて来ました。しかし今500万世帯の国保滞納、派遣社員のリストラなどにより、これから益々それが増え、保険制度の存続すら危機状態です。不況の波も停滞して、いつ這い出せるのかも分からない世の中です。だからこそ、貴重な限りある財源を、今何に一番優先的に使うべきかを考えるときでは無いでしょうか。予算の取り合いをする前に。
7月5日(日) 午後ぜひ長坂コミュニティ・ホールで「いのちの作法」を見てください。
平和憲法シリーズの第二弾として「いのちの山河 日本の青い空 2」が2月15日にクランクインして、2月19日には西和賀町でのロケも進んでいるようです。
「いのちの山河−日本の青空 2」
もし「いのちの作法」が成功したらこれも・・・・なんて。
2007年9月11日に長坂コミュニティ・ホールで
「日本の青空 1」を見ましたが、これもとても心に残る映画でした。
Mar 24, 2009
いのちの作法 第2回実行委員会
夜7時から「いのちの作法 第2回実行委員会」が風路さんでありました。
今回は15日、20日のどちらかでこの映画を皆さん見ているので、前回より具体的な話が出来、いよいよ内容も固まってきました。
一人でも多くの人に見てもらいたいという熱い思いと、人口が少ない地方の片隅での上映という現実との間で、色々揺れるのですが、多いにディスカッションしてある一定のところで妥協点を見つけ、だんだん現実的なものとなってきました。次の時にはチラシのひな形も出来ているでしょう。そして皆さんに、もう少し具体的にお知らせも出来るでしょう。とりあえず7月5日(日)の午後は開けておいてください。そして長坂コミュニティ・ホールでこの記録映画『いのちの作法 沢内「生命行政」を継ぐ者たち』
という映画を見てください。
昭和30年代に「住民の生命を守るために、自分の生命をかけよう」と宣言した旧沢内村の深沢村長と住民が築き上げた素晴らしい村の行政が、50年たった今も若者に受け継がれている現在の様子を撮ったドキュメンタリーです。何気なく話す言葉や住民の笑顔がどんな台詞よりも真実を語り、今一番忘れられ、粗末にされている「いのち」の大切さを教えてくれるような映画です。よりよい社会は行政だけでも住民だけでも作れないものです。だったらまず住民である私たちから、どんな社会が幸せに暮らせるのか、どんなことが大切なのかを知り、学ぶことは決して無駄なことではないと思います。そんな難しいことでもなく、こんな村があるって知るだけでも良いかナーって思う映画です。心の豊かさ、笑顔をお裾分けして貰える様な気がします。
Feb 16, 2009
「いのちの作法」第一回実行委員会
朝起きると頭がガンガン痛くて、喉も変でした。それでも野鳥ガイドの為のお弁当を作り、もう一度休みました。やはり疲れていたのかぐっすりと眠ってしまい、目覚めると「いのちの作法」第一回実行委員会の始まる時間が迫っていました。体調を考えどうしようか迷いましたが、今日は初めての顔合わせの日でもあるので出かけました。本当はまだ行ったことのない「くまぱぱのランチ」に引かれた所が大だったかも・・・
着いた時はランチが始まったところで、サラダ、スープ、キッシュが配られ、皆さん食べ始めていました。このあとは大皿盛りのニョッキを取り回す形式だったので、これに間に合って良かったです。でも丁度端っこの私から始まり、19人に回すのですが、これは結構難しいですねー。4,5人なら見当がつきやすいのですが、19人はちょっとつきづらく・・・今度はゆっくり一人分を味わってみたい。
さてデザートとコーヒーの頃から集まった19名の自己紹介と本題に入っての話し合いです。上映回数からチラシのことまでこれから準備することは山のようにありますが、7月5日(日)の上映ですから準備期間はたっぷりあります。でも何回もの自主上映の経験のある方の言葉「とにかく一番の仕事はチケットを売ることです」が本当に実感があり、心に残っています。良いと思った映画なのですから、皆さんにみて欲しいと自主上映するのですから、やはり一人でも多くの方に足を運んでいただかなくては意味がありません。(決して儲けようなんて思っていませんよねー)
まだ映画は見ていないけれど、風路さんの二人がやるなら協力しよというわたしみたいな人も多く、3月15日の映画を見てから細かいことは決めましょうということで、今日は解散しました。
『いのちの作法』上映から1週間がたちました。多くの方から「良かった」『ありがとう」のメッセージをいただきました。
その中の一つ、行けなくなったお友だちからチケットをいただき見た方が、チケットを下さったお友だちに宛てたメールです。
見ていただいたお一人お一人のお気持ちや感動が、何時か何処かで種をまいたり、花を咲かせたりすることがあることでしょう。大切に大切に温めておいていただきたいです。
それで今夜は、「いのちの作法」北杜上映実行委員会の解散式です。結成されたときは予想もしていなかった今回の結果。まさかの2回上映チケット900枚の完売です。これは北杜市としてもまれにみる動員数であり、「いのちの作法」の上映会の中でも素晴らしい動員数らしいです。本当に皆さまに感謝です。
赤字覚悟が一転、余剰金の使い方も考えるほどになりました。はじめはご厚意に甘える予定だったものもお支払いできたし、それでも残った半分は「いのちの作法」に関連した所、今回応援してくれた所等に寄付をさせていただき、さらにこの『いのちの作法』や、ここにでてくる施設・盛岡市内の児童養護施設「みちのくみどり学園」を舞台に虐待を受けた子どもたちの再生を描いたドキュメンタリー映画『葦牙(あしかび)』を自主上映しようとするこの周辺地域の団体にささやかな応援をする基金とする事になりました。期限は1年間です。
こうして最後は風路さんから実行委員へのお礼としてケーキが差し入れられ、めでたく、めでたく会は閉じられました。