八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : カテゴリー : トレッキング ウォーク

カテゴリー : トレッキング ウォーク

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Sep 14, 2011

秋の入笠山

 今日はお天気がいいので外でランチをしようと、秋の花に招かれるように入笠山に行ってきました。
まずは大阿原湿原に足を踏み入れてみると、もうすっかりと秋の色。ほとんど人のいない湿原は鳥の声と風の囁き、そして青空を行く飛行機の音が飛行機雲を残して遠ざかっていきました。黄色く染まった湿原の中にトリカブトやアケボノソウが密やかに咲いています。
       
           トリカブト                   アケボノソウ
アケボノソウの名前の由来は、花冠の緑色の斑点と黒紫色の斑点を夜明けの空の月と星に見立てたとか
 次に行った入笠湿原はリンドウが満開でした。その間には真っ白なウメバチソウやマツムシソウ、アキノキリンソウ、ノコンギクと色とりどりで、ヒョウモンチョウやクジャクチョウ、キベリタテハなどの蝶やトンボが飛び交っています。


いつもエゾノコリンゴの花はみるけれど、真っ赤な果実をみるのは初めて。リンゴ越しに入笠山
       
 お腹も空いたので、今日は山頂へは行かず入笠牧場にある休憩所で鍋焼きうどんのランチとしました。

Sep 08, 2011

野菊の棒道と台風の爪痕

 やっと棒道を歩く時間ができました。歩きはじめは主人に火の見櫓まで送ってもらい、そこからは1人でのんびり。棒道は山の斜面を横切るように走っていますので、時折大きな水たまりと一本の倒木くらいしか台風の爪痕はありませんでした。
 いつもながらこの時期はすすきが黄金色に風に揺れ、野菊が咲き、少し羽の疲れた蝶が飛びかい、赤とんぼはすすきの上で日向ぼっこ・・・そんな棒道です。今年はキバナツリフネソウやツリフネソウがあまり咲いていません。その分シラヤマギクが多く咲いているようです。気候のせいでしょうか。
  

 すすきが今、まさに穂を開こうとしているところって可愛いですね。誰かが結んだみたいな形です。

 
 のんびり歩いてわが家への下り道に入ってビックリ。元サントリーの貯蔵庫とゴルフ場の間の道ですが、砂利が撒かれ、軽なら車でも入れる道がまるで今は川底のようです。もう水はほとんど流れていませんが、砂利は流され、赤土や大きな石がゴロゴロむき出しになているのです。深いところでは1mほどもえぐられています。この台風の時はいかに激しく水が流れていたのか想像すると恐ろしくなります。
右へ左へと歩ける場所を選んで下っていると、下から馬に乗って人がやってきました。こんな道でも、お馬さんに任せておけば、ちゃんと歩けるところを選んで歩いてくれるそうです。いつもなら走ってでも下れるところを、倍の時間がかかりました。あー疲れた。ここはしばらくこんな道です。足元に気を付けて歩いてくださいね。
         

Jul 01, 2011

高原でのんびりとした一日

 今日は車山、霧ヶ峰に行ってきました。でも私の本当の目的は、蓼科自由農園で杏を買うことだったのですが、それならついでに・・・と主人にくっついて行きました。
白樺湖を過ぎるとレンゲツツジは終わり、ニッコウキスゲがポツポツと咲き始めていました。車山では今が盛りとレンゲツツジが咲いていますが、昨年の6月30日に歩いたときの方が色鮮やかだった気がします。
でもここはヒンヤリと爽やかな風。主人が写真をとっている間、私は車の窓を開けて一眠り。気持ちよかったー!目覚めて、コロポックルに行き、おきまりのボルシチランチ。飲み物が付いて1200円です。オーナさんが「飲み物は高いのがお得ですよ」というので、欲張りな私はアイスココアを付けて貰い、主人はアイスコーヒー。車山と車山湿原を眺めながらのラン チはまた格別。主人はいそいそ出かけるも、私は1人のんびり。

コロポックルを出ると「波留美さんー」という声が。見るとボランティア仲間の方がやはりご夫婦でいらしていて、これから湿原を歩くそうです。
私は強清水で車を降ろしてもらい、1人で霧鐘塔へと登っていきました。先日主人が映画のロケで使った小屋(左の写真)を見たというので。誰もいな
い道にはノビタキやホオアカなど警戒心なく飛び出してきて、直ぐ横に止まります。上まで行ってみますが、それらしき小屋は跡形もなく消えていました。ここで電話が鳴り、今度は主人の横に美人さんがいると。今日は良く人に会う日です。
のんびり下っていると、雲の間の澄んだ青空に吸い込まれそうです。霧ヶ峰は遮るものが少なく、空が大きく感じます。てくてく歩いて主人の下に行くと、片田さんがいました。会えて良かった!
 蓼科ハーバルノートにより、蓼科自由農園で頼んでおいた杏8kgを買って帰って来ました。これで今年も杏ジュースを作れます。傷もなく良い杏です。今年は出来がよいそうです。 

Jun 12, 2011

清里 開拓の道ウォーク

 夕べの雨も止み、薄日も差してきて今日はウォーク日和です。今日のウォークは清里・開拓の道ウォークです。八ヶ岳にどうして開拓に入ったのか、そして開拓の人々はどうやってここを切り開いて行ったのか・・・私たちは知らないことだらけ。開拓の父としてポール・ラッシュさんは有名ですが、今日はもう1人の開拓の尽力者・安池興男さんにまつわる「安池興男物語ロード」を歩き、開拓の歴史を勉強しながらのウォークです。このコースは 「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも入っています。
 清里も一歩横道にはいると一気に静かになり、緑溢れる道となり、賑やかさはどこにも感じません。今日は特別に許可をとって「青年の家」の敷地内にある牧草地を歩き、ヤッホーの丘にも行きました。

本来ならこの丘からは八ヶ岳、南アルプス、富士山、茅が岳などパノラマで見られるのですが、生憎今日は雲の中。でもみんで声を揃えて「ヤッホー」と叫ぶと山からこだまが帰ってきましたね。下の動画のスピーカ音を出して聞いてみましょう。


 牧草地を抜けて、八ヶ岳興民館に到着。ここは公民館ですが恩人・興男さんの興をとって公興民館としたしたのです。

ここからが「安池興男物語ロード」の始まり。開拓者が心のよりどころとしたいと建てられたログハウスの神社・八ヶ岳御崎大神社に寄り、今はペンションやレストランが並ぶ道となっている中にある八ヶ岳分教所跡にも寄りました。地元の学校では身なりやヤニの匂い(家の中で松の根を燃やさなければ、まっくらな中で寒さにふるえていなければならないため)のためにいじめにあったり、片道6kmもある雪道を歩くのは大変と開拓者たちの力で建てた分教所です。今は周りに近代的な綺麗な建物が並び、当時を忍ぶ事が難しいくらいです。



やがてペンション街から「ともにこの森」の裏に出ます。そこには開拓者の共同墓地があります。ここの中心に安池興男夫妻のお墓と恩賜の碑もあるのです。静岡にお墓のある安池家ですが、開拓者のたっての希望があり、ここにも分骨されています。恩賜の碑の裏には「感激の至情 楽土を拓 く 興男」 と興男さんの言葉を刻みました。ここのお墓はみんな同じ方向を向いています。それはふるさと小菅村に向いているのです。終着はレストラン・ロックです。今日はここで解散。それぞれに食事をして帰途に着きました。 又ここには藤倉学園園児の墓もあるのです。この詳細はこちらで。
 今日のウォークでは担当の風路の和子さんの説明がとても上手で、さらによく分かるガイドブックまで配られ、私も含め開拓の歴史を深く知らなかった方にも、安池興男さんのことを余り知らなかった方にも、清里開拓の道のりを理解していただけたのではないでしょうか?
今回参加できなかったけれど、開拓の歴史を勉強したい方に
「感激の至情 楽土を拓く」 安池興男・人と足跡
次回は11月6日(日)の紅葉の棒道ウォークです。皆さん是非ご参加下さい。
追伸
このウォークの前に偶然テレビで「開拓の村は今」と言う番組が放映されました。じっくり見る事ができなかったのですが、開拓者の1人の方が「我々は東京都民の水のためにふるさとを追われ、ここで水の苦労をする事になったのです」と言った言葉が心に残りました。それはここに越して直ぐの頃、小淵沢の開拓の方に「水の苦労が一番大変だった。朝に晩に遠くの湧き水まで水を汲みに行った」と聞いたことがあるからです。どちらに行っても坂ばかりの小淵沢や清里で水を運ぶ苦労は並大抵ではないでしょう。それと関東圏の電力のために福島に原発ができ、この震災でその電力を使っていない福島周辺の方々が被害を受けているこことに重なったからです。東京電力から電気の供給を受けている私たちはそのことをしっかりと忘れてはいけないと思います。

Jun 07, 2011

尾瀬 2日目

 健康的に早寝したので何度も目が醒めたものの、トータルでは日常よりたっぷりと休んで快調な朝を迎えました。窓の外では相変わらず岩ツバメが忙しく餌を運び、向こうの枝ではニュウナイスズメの番が新芽を啄んでいます。6時10分前には朝食を摂り、6時40分には東電小屋を出発しました。

 今日は昨日のような青空はなく、薄く雲が広がり、時折太陽が雲を透かして見えるようなお天気です。少し風もあります。でも歩くのには丁度良いくらいで、この時期なのに雨にならないだけでも幸せです。
 今日のコースは東電小屋から見晴十字路(下田代十字路)に向かい、竜宮を通って牛首三叉で昨日の道になり鳩待峠へと戻ります。
と、 分かったように書いていますが、尾瀬の地理もすっかり記憶の底に沈んでいますから、今回はリーダーのKさんの後をついて行くばかり。時折吹く風に帽子がとばされないように気にしつつ(ホルダーは付けてるあのですが)、お花を見たり写真を撮ったりしながら歩きます。でも今回の尾瀬で感じたのは、木道は新しい木の所も多く立派で一段と地面より高くなっています。
景色に見とれたり、カメラに夢中になって、一歩踏み外したら結構危険な高さの所も多いです。年と共にバランス感覚も悪くなり、何かしながら歩くとよろけたりしますので、なるべく両手を開けてしっかりと歩いたほうが安全です。

木道の間は暖かいのか、水芭蕉もリュウキンカもかたまって咲いています。
見晴十字路は山小屋が何軒もありますが、ここは通過。次の竜宮小屋でコーヒータイム。
 竜宮は「竜宮の不思議」に書いてあるように伏流水となっています。ここへ潜ったらイワナやイモリやカエルが竜宮城で接待してくれるでしょうか?私は20数年ぶりの尾瀬ですっかり浦島花子となっています。

           上の竜宮                    下の竜宮
 竜宮の入り口・出口(写真上)を覗いたり、大堀川のビューポイントで写真を撮ったり・・・今日は昨日より速いピッチで歩きましょうという朝の目標はだんだん崩れつつあります。曇り空も段々明るくなりつつありますが、それでも至仏山も燧ケ岳も霞んでいます。それも又良しです。

         大堀川のビューポイント            下の大堀川
             
                    やっぱりここでは記念写真を
  最後の休憩を山の鼻のビジターセンターでとって、これから鳩待峠までの登りです。登りは後だと追いつくのに大変なので、先頭について歩きます。そのお陰か、思っていたよりは大変ではなく、1時間で鳩待峠に到着しました。途中で連絡したタクシーも待っていて、直ぐに戸倉の駐車場へ。ここで登山靴を脱いだらすっきり。タクシーの運転手さんに紹介された温泉と食事ができるところで汗を流し、お昼を済ませました。温泉は早くてまだぬるかったのですが、それでも汗を流せたのでさっぱりしました。八ヶ岳までの車中はおしゃべりに花が咲きましたが、運転手さんはガイドに続き運転で、本当にご苦労様でした。
 尾瀬の歴史は水利権とダム建設計画にたいする自然保護との戦いだったように思います。こんな素晴らしい尾瀬ヶ原がダムとして沈まなくて本当に良かったと思うと共に、原発事故の後にここを訪れ、今後東電の保有、維持管理の問題などが浮上しています。でもどのようなことがあっても、先人達が守り抜いてきた尾瀬の自然をこれからも守って欲しいと願います。

Jun 06, 2011

尾瀬 1日目

 今日から1泊でボランティア仲間とその知り合いの方々と尾瀬へ。20数年ぶりの尾瀬はどんな風に変わっているでしょう?
 午前7時に原村のkさん宅に集合し、総勢8名でいざ出発!10時30分に戸倉に到着。ここで身支度を整えバスで鳩待峠へ。11時10分に鳩待峠に着き、ここで早めのお昼を食べます。山のごはんですが、ここでもみんなのザックから色々なお料理が出てきて、豪勢なお昼です。

             
 残雪の至仏山も麓は新緑の木々に囲まれ、登山者を待ち受けているようです。
 10時40分に歩きはじめ、鳩待峠からは下る一方。雪が道に残っていると思っていたのですが、すっかりと消えています。両側にはエンレイソウやオオバノキスミレ(初めて見る花 写真左)、ユキザサ、イワナシ(初めて見る花  写真右)、シラネアオイ、アズマイチゲなどが咲いていますが、初めて水芭蕉が現れるとやはり尾瀬に来たと感じますね。
1時間10分で山の鼻のビジターセンターに到着。トイレと休憩です。

ここはとても賑やかで、これからいよいよ木道も人がいっぱいかなーと心配に。でも歩き始めるとそれ程の事はなく、思っていた以上にしずかな尾瀬沼です。
 次は牛首三又を目指して歩きます。上田代は池塘も多く、風のない穏やかな今日は水面に青い空と雲そして燧ケ岳を写しています。水芭蕉やリュウキンカも水面にその姿を写しています。

 牛首三又で左方向へ曲がり、 ヨッピ橋〜東電小屋へと目指します。この木道に入ってからは益々人が少なくなり、木道から池塘の中のイモリやオタマジャクシを覗いたり、川の中のイワナを探したりのんびりと歩きました。 聞こえてくる





のはカエルの合唱とカッコウやメボソムシクイの声、川の流れなどだけ。水が少ないところにはショウジョウバカマが可愛い花火のようなピンクの花を付けて咲いています。この花も雪解けと共に咲く花ですね。行く手の燧ケ岳は段々近くなり、ふり向けば至仏山は遠くになってきました。

  やがてヨッピ川にかかる吊り橋・ヨッピ橋に到着。この橋は、昭和2年に只見川の水質や降水量を調査するため東電小屋が建てられた時にかけられ、そして昭和57年に鉄骨製となったそうです。冬には橋にかかる雪の重さを避けるために木製の踏み板をすべて外すそうです。
 橋を渡り水芭蕉やリュウキンカ、ショウジョウバカマの咲く湿原を歩くと、前方に今夜の宿泊地・東電小屋が見えてきます。

 山小屋泊も鳳凰三山以来ですが、東電小屋はもう山小屋とは思えない設備でビックリ。青い畳と厚い清潔なお布団、お風呂にお食事も里の宿と変わりません。20数年前の記憶では湿った薄い布団と、冷凍を解凍しただけのコロッケ、紅い縁のハムが印象に残っています。
早速お風呂で汗を流し、まだ明るいのでもう一度外に出て散歩をして、美味しく温かなお夕食を頂きました。

May 08, 2011

飯盛山ハイキング

 わが家の仕事も一段落。スタッフだった美和さんと今日は日向山に行く約束をしていました。でも起きてみた凄い風。これでは風当たりが強い日向山の山頂では花崗岩の砂が舞あがっているかも知れません。それで今日は急遽野辺山の飯盛山(めしもりやま)に行くことにしました。近くていつでも行ける山なので、気がつけば私はもう10年ほど山頂に行っていませんでした。ですから登山口の獅子岩にいってビックリ、何と立派な駐車場になったことか。
 チェックアウトが終わり、遅い朝食を済ませ、お花に水まきをしてやっと出発。平沢峠の駐車場に着いたのは12時でした。GWで疲れ切った体にはここの登りさえきつく、途中で帰りたくなほどでした。(笑) 本当に今日はそれも考えていたのですが、途中でおむすび食べて、飯盛山が見えてきたらやっぱり山頂まで行かなくちゃと言う思いになりました。(いつも登山の時はソウなんです)
 まだ緑はなく、お花も少ない飯盛山登山道ですが、羽化したばかりの綺麗な蝶々が何度も現れてくれました。今日は写真が撮れませんでしたが、先日あるびおんで撮った写真はこちらです。
こちらもやはり風は強く、時折とばされそうになりよろけます。南アルプス方面は少しもやっていますが(黄砂か砂嵐?)八ヶ岳は近いのですっきりと見えています。山頂までは約1時間で着きました。
 緑の季節にはお花も咲き、若草色の飯盛山の姿も綺麗です。7月にはニッコウキスゲやウスユキソウなども咲きます。古いレポートですがニッコウキズゲの時です。
私達は来たことがありませんが、冬はスノーシューで登る方もあるようです。フォーシーズン楽しめる飯盛山です。

Apr 25, 2011

尾白川渓谷トレッキング

 南アルプスの天然水の故郷「尾白川渓谷」を歩いてみませんか?この時期は水量がたっぷりで、数多くある滝も迫力ある景色となっているでしょう。
夏鳥も来始めるとオオルリを見かけることもあります。
今まで車でないと行きにくかった尾白川渓谷ですが「清流と甲斐駒ヶ岳周遊バス」が走るようになり、バスで行けるようになりました。運行期間が限られていますので要チェック!
2011年版 モデルコースを作ってみました。ご参考に

Jan 16, 2011

雪の棒道

 昨夜の雪が積もり、当たりは真っ白になりました。
お掃除は後回しにして、とにかく棒道へと行ってきました。空は晴れていますが、気温が低く雪はしまっていて歩くとキュッキュッといいます。時折吹く風も強く、枝に積もった雪を払って行きます。
先日のうっすらと積もった時とは違い、今日は真っ白です。鹿の足跡も沢山見られます。日曜日ですから朝早くお散歩した人もいるようで、人の足跡もあります。
お仕事を残して来ているので、途中で引き返しましたが、大好きな雪の棒道を歩けてご機嫌です。  


          
四季折々の棒道紹介
ここでこれだけ降ったのですから、山ではもっと積雪があったでしょう。今年のスノーシューは今のところ雪の心配がありません。こんな日はスノーシューもしたいなー。
スノーシューってどんなもの?

Jan 10, 2011

棒道散歩



 年末からお休みなく働き、今日のチェックアウト後からは人間ドックの予定もあり3日間お休みです。主人はフクロウガイドをしていますので、私1人で棒道を歩いてきました。
 今朝はうっすらと雪が積もりましたので、棒道もかき氷を撒いたように雪が積もっていますが、日当たりは消えています。雪の下からキラキラ輝いているのは緑の苔です。緑の少ないこの季節、雪の下の瑞々しい苔の緑に心惹かれます。


 誰もいない棒道で、奇妙な動物の声に驚いて飛び退くと、それは木のきしむ音だったり、うずくまってカメラを構えるとドンドンと後から誰かが迫り来るような足音・・・と思ってふり向く誰も居ず自分の心臓の鼓動だったり。結構小心者なんだと1人で笑ってしまいます。
 それにしても見上げれば雲一つない真っ青な空がキャンパスで、身軽になった木々の枝が思い思いに伸びて素晴らしいモチーフに。

 観音様を眺めたり、空を仰いだり、ゆっくり写真を撮りながら女取り湧水まで歩いていたら結構な時間となりました。時計を見たらとうにお昼も過ぎていて、急にお腹が空いてきました。でもここまで来たら、やはり歩いて帰るしかなく、家に着いたのは1時半でした。
 急いで作ったお一人様ランチはミネストローネにごはんを入れたリゾットとローストポークサラダに蒸しキャベツ。すべて残り物のランチです。
でも残り物には福がある・・・そうなんです、丁度帰ってきた主人が、今度はプライベートでフクロウウォチングにもう一度行くと言うではありませんか。勿論私も福ちゃんに会いに行く、行く、行く!だってずっと毎日お留守番だったのですから。
今日のカメラスケッチ