八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : カテゴリー : 旅行

カテゴリー : 旅行

このカテゴリーの登録数:93件 表示 : 1 - 10 / 93

Jun 18, 2012

北海道

 おはようございます。いよいよ八ヶ岳に戻ります。
北海道の写真は掲示板にアップしました。お時間があるときにご覧下さい。 波留美cafeterrace

Jun 15, 2012

美瑛〜白金 青い池〜富良野

 少し遅いお昼は美瑛で。観光バスが止まっているような所はいやなので、小さなカフェで。ここのオーナーは神戸出身のようで、メニューは神戸牛のものが多く、ビーフシチュー、ビーフカツサンド、野菜カレーを注文しました。窓からは美瑛の丘が見渡せます。

 内藤いづみ先生の新刊「いのちのあいうえお」の中の写真で見つけ、初めて訪れた「青い池」。  昭和63年12月に十勝岳が噴火後、予期せず生み出された自然現象から生まれた神秘な場所です。分析しても成分は分からないそうですが、温泉地区で湧出しているアルミニウムを含んだ水が流れてくるこの水が、美瑛川の水と混ざると目に見えないコロイドが生成され、光に反射して青く見えるそうです。ここまでの道は白樺ロードいわれるように、白樺が延々と続きます。これもまた噴火後に自生してきた白樺だそうです。

氷河期の生き証人 ギンザンマシコ

 今回の北海道旅行の目的は「ギンザンマシコ」に出会うことです。一昨年は、私は花撮り中で主人だけが一瞬見て、証拠写真程度のものを撮っただけ。そこに居合わせたカメラマンのだれも間に合わない位一瞬だったそうです。
今年は良い写真も撮って欲しいし、娘と私も出会いたいものだと思いました。
そんな旅行中、標高の高い森の中を歩いてたら、鳥の小さな群れが旋回して松にとまりました。遠くて、双眼鏡で見た主人はマヒワかな?と。その群れは飛び立っては松に止まりを繰り返しながら、段々近くに来ました。やがて赤い雄も居ることを確認。写真に撮ってみると、なんとそれはギンザンマシコの家族でした。夕方で暗かったので雄の写真は良くなかったのですが、雌とひなの写真はこれです。
思いがけないギンザンマシコとの出会いでした。

 この写真については、後日イスカではないかとの指摘もありました。主人も初めはそう思ったそうです。それで現地の旭岳ビジターセンターへ画像を送信して同定をお願いしました。
旭岳温泉周辺にもイスカは居るようですが、写真では特徴が良く分からないので同定は難しいとのことでした。どちらにしても、かなり珍しい親子連れの写真だそうです。

 翌日と翌々日にはだれもがねらう場所で、赤い雄を主人は写真に撮り、私と娘も丁度花撮りから戻ったときで、一緒に見ることが出来ました。

          ギンザンマシコ(銀山猿子)スズメ目 アトリ科
日本では北海道の標高1600以上のハイマツ帯のみで繁殖する鳥です。氷河期の生き証人と言われるのは、氷河期に北方から北海道にやって来て、氷河期が終わって暖かくなったときに帰りそびれたものが、寒冷な高山帯に取り残されたと考えられるからです。

今日も午前中は旭岳

 今日は娘はホテルで自分の勉強とのことで、二人でロープウエイへ。昨日よりすっきりと晴れていて、山も空も綺麗です。
主人は今日は迷うことなく、昨日のギンザンマシコを見た場所へ。30分ほど前に出たとのこと。やっぱり朝ご飯を食べないでくれば・・・後悔しても始まりません。今日もじっくり待つことに。
私は一人で姿見の池から一周するつもりです。今日はエゾコザクラを探す予定です。それにしてもお天気により、景色はまた一転しますね。昨日もいいお天気でしたが、もう少し雲がかかっていたのです。すり鉢池や鏡池の水の青さも違います。今日はこの景色と花とのコラボを撮って歩こうとお思います。


            雪の中に青く浮かぶ夫婦池(擂鉢池 鏡池)


                鏡池に映る旭岳


              姿見の池に映る旭岳


              擂鉢池を見下ろすように咲くエゾツガザクラ


              チングルマの向こうは当麻岳を映す鏡池    


            メアカンキンバイとコバルトブルーの鏡池



            雪解けと共に咲くキバナシャクナゲ


                   旭岳をバックに咲く花々


            どこまでも続くピンクの絨毯はエゾノツガザクラ


ミネズオウ(峰蘇芳) 高山帯の岩礫地に群生する常緑の小低木。こんなに小さくても木?


     イワヒゲ(岩髭) ツツジ科イワヒゲ属の常緑小低木。こちらも木。


     

  一番会いたかったエゾノコザクラ。まだ咲いたばかりで、蕾もいっぱいありました。


 主人の所に戻ると、今日もあまり近くではなかったけれど、ギンザンマシコのお出ましはあったようです。2日間、お天気に恵まれ、沢山の野鳥との出会いも、シマリスとの出会いもあり、素晴らしい景色とお花を堪能して旭岳に別れを告げます。午後は美瑛経由で富良野に移動です。

Jun 14, 2012

旭岳 姿見の池

 おはようございます。4時間半睡眠で十分な私は、早くに寝たら3時45分には目覚め、空を見たらもうすっかり夜が明け、真っ青な空が広がっていました。北海道は白夜に近い!(笑)主人は鳥撮り、私はゆっくり朝風呂。湯気の向こうで朝の光が踊っています。その後は朝食までFB。貧乏性には時間をもてあましてしまいます。
 朝食を摂り、ロープウエイに乗って3人で姿見駅まで。標高約1, 100m(山麓駅)〜標高約1,600m(姿見駅)を結ぶロープウェイは日本初スイスガラベンタ社の101人乗りのロープウェイです。駅に降り立てばそこはまだ雪の世界。でも今年はしっかりと固まっていて、潜ることなく歩けました。早速可愛いノゴマがお出迎え。今日は野鳥の声が沢山聞こえます。これは良いかも?

 第1展望台、鏡池・すり鉢池の夫婦池を目指し、噴気口を覗き、姿見の池まで、主人は鳥撮りしながら、私は花撮りしながらゆっくりと歩きます。まだ雪が覆う道と溶けた部分がまだらな6月中旬は、大雪山固有の高山植物が数多く咲き、シマリスなども冬眠からさめ、空いたお腹を満たすかのように活発にお花畑に出てきます。
そしてこの時期、なんと言っても「氷河期の生き証人 ギンザンマシコ」が見られることが私たちがここを訪れる目的です。日本では北海道の大雪山系、知床半島、利尻島などで狭い範囲のみで繁殖しています。「氷河期の生き証人」といわれる所以は、氷河期に北から日本に渡ってきたのですが、その後暖かくなるとほとんどのギンザンマシコは北方へ去りましたが、その一部が寒冷な高山帯に取り残されたのです。


やっと雪が一部溶け、鏡池の名のごとく旭岳を写しています。



雪解けと共に咲くキバナシャクナゲ。シャクナゲの仲間の中では、最も高い場所に生えるシャクナゲで、ハイマツ帯におおい。



ピンクの可愛い提灯型したお花はエゾノツガザクラ。雪が溶けたところにピンクの絨毯が広がっています。



チングルマ。代表的な雪田植物で、花後の実の形が子供の風車(かざぐるま)に見えたことから稚児車(ちごくるま)・・・チングルマとなったらしい。


メアカンキンバイ。砂礫地に鮮やかな黄色の花が咲く。

 こんな花たちを撮りながらたどり着いた姿見の池。まだほとんどが雪に覆われていて、旭岳をほんの一部しか映す事ができません。


 それにしても、今日は観光客も登山者も少ないです。多いときは必ずそんな人たちに「何を撮っているんですか?」「何が出てくるんですか?」と大声で聞かれ、息を殺して待っている野鳥撮りの人たちはちょっと困るのです。(-_-;)
お陰で展望台も我が家で貸し切りみたいな状態。主人と娘は目をこらして鳥を探していますが、私は温まった木のベンチで一眠り。なんと心地良いこことか。雲上の楽園でのお昼寝です。シマリスはここでも良く出てきて、可愛い姿を楽しませてくれました。


この可愛い姿に癒されます。

何を掘っているのか、土を一所懸命に掘っています。

 さて、さて目的のギンザンマシコはどうなったのでしょう?そうなんです、そんなに簡単には出てこないのです。もったいぶっているんです、いつも。他の鳥は色々撮らせてくれるのですが、主役が撮れなければ山を下りる訳に行きません。そこでねらう場所を変えました。そこは一昨年も見た場所です。朝からねらっている人たちもいますが、まだ遠くに一度出てきただけだそうです。ここへ移って30分した頃でしょうか、すわっと動きがありました。出ました、出ましたギンザンマシコ。遠いけれど、それでも出てくれれば。

 長い一日でしたが、これで3人笑顔で温泉へ帰ることができました。 (*^_^*)

Jun 13, 2012

札幌〜旭山動物園〜旭岳温泉

 今日は札幌の姉宅を出て、旭岳温泉へと向かいます。途中で旭川によって、娘と主人は行ったことのない旭山動物園に行きました。西口から10時少し前に入ると、タイミング良くペンギン、シロクマ、オラウータン等いろいろな動物のもぐもぐタイム(餌付け)を見ることができます。 オラウータンのモリト君も、前に来たときよりも大夫大きくなって、お兄ちゃんの顔になっていました。今年3月11日に釧路動物園からやってきたシマフクロウに出会えたのはラッキーでした。シマフクロウは今までは全国で釧路動物園にしか展示がなかったのですが、一カ所だけでは鳥インフルエンザにかかったときの事やいろいろ考えて、他の動物園にも飼育を学んで欲しいと言うことで、旭山にも展示となったそうです。なかなか野生のシマフクロウには会えないですから、この展示は良いですね。全国のフクロウの彫り物やぬいぐるみはほとんどがこのシマフクロウですね。


        アザラシ館               ペンギンのもぐもぐタイム


     シロクマのもぐもぐタイム             シマフクロウ

旭山動物園のアルバム

 動物たちの「もぐもぐ」を見ていたら、私たちもお腹が空いてきました。さー何を食べたでしょう?
そう、勿論『旭川ラーメン』ですよね。ガイドブックの写真で「らーめん橙や」に決めたけれど、大当たりでした!!


               炭火焼きちゃーしゅーめん 橙みそ


               野菜らーめん みそ 


               海老橙みそとんこつ 

 夕方は旭岳温泉付近でバードウォッチング。娘は主人に似て耳と目が良くて、あまり経験が無いのに良く鳥を見つけてくれます。動体視力も良いみたい。思いがけない鳥にであえてラッキー!!鳥のアップは主人の担当です。(笑)
足下には沢山お花も咲いていて、私は花撮り。


 

 今夜から2泊は旭岳温泉。ゆっくり温泉に浸かって命の洗濯です。

氷河期の生き証人 ギンザンマシコ

 今回の旅の目的は「ギンザンマシコ」に出会うことです。一昨年は、主人だけが一瞬見て、証拠写真程度のものを撮っただけ。そこに居合わせたカメラマンのだれも間に合わない位一瞬だったそうです。
今年は良い写真も撮って欲しいし、娘と私も出会いたいものだと思いました。
そんな旅行中、夕方の森の中を歩いてたら、鳥の小さな群れが旋回して松にとまりました。遠くて、双眼鏡で見た主人はマヒワかな?と。その群れは飛び立っては松に止まりを繰り返しながら、段々近くに来ました。やがて赤い雄も居ることを確認。写真に撮ってみると、なんとそれはギンザンマシコの家族でした。夕方で暗かったので雄の写真は良くなかったのですが、雌とひなの写真はこれです。
思いがけないギンザンマシコとの出会いでした。

 翌日と翌々日にはだれもがねらう場所で、赤い雄を主人は写真に撮り、私と娘も丁度花撮りから戻ったときで、一緒に見ることが出来ました。

Jun 12, 2012

札幌にて

 昨日から北海道に来ています。
今日は20年前から通っているレストラン「モリエール」さんを訪ねました。2年ぶりの訪問です。でも、今年の春にミシュランの三つ星(最高峰で道内では3店のみ)に輝いてしまったのです。それによって、お店の雰囲気など変わっていないか心配です。
 予約の11:30分にお店に着くと1番乗りでした。通された席はすてきなお花の飾ってある窓辺。セッティングしてあるお皿とお花の色が合わせてあるよう。

 アルコールがみんなダメなのでソフトドリンクを。イチゴとハイビスカスのジュース ブドウの発砲ジュースをいただいていると早速「ジャガイモのタコス風」が木製のお皿にのって運ばれ、手でいただきます。焼いたグリエールチーズの皮が美味しい。
 さてお次は

 彩りが美しいのはいつものこと。そして冷たい野菜に、後から熱々のホワイトアスパラが添えられる・・・その提供の仕方がモリエール風。添えられたお塩やサラダの中のキノコもビーツで赤く染められているなど細やかな仕事が光っています。
 さてお次は深い器に淡いグリーンのホイップ。中身は何でしょう?

 やけどしそうに熱々のジャガイモのニョッキでした。アワアワはバジルと生クリームとバター。最後にオリーブオイルがかけてありました。

 そしていよいよメイン。

 蓋付きのお鍋が運ばれ、蓋を開けて中を見せてくれます。焼き上げた豚肉の香りとハーブの香りが広がります。その香りを楽しんだら、一度下げて盛りつけて、さめないようにクロッシュで覆われて運ばれてきました。ほうれん草の下にはキタアカリ(ジャガイモ)のファルシー。中身は豚足とジャガイモが中華風(?)の味付けで詰められていて、とってもデリシャス!!さらに焼きたて美瑛産メークインのグラタンが運ばれお皿にのせられていきます。
焼きたてフランスパンも頂き、もうお腹もきつく、メインは娘に少し手伝ってもらいました。
 そしてお楽しみデザートは別腹です。

 美味しいイチゴやトマトのワインスープ仕立ては、甘酸っぱさが今までのお料理のすべの味の締めくくりとして最高。しっかり締めて、そして最後は甘味に幸せを感じます。ほろ苦いケーキオペラに杏のジェリー。私の選んだ飲み物はレモンバーベナティー。口の中がさっぱりとして、消化促進効果もあって、こんなにたっぷりいただいた後には最高です。

 皆さん、お見せするだけでごめんなさい。
お店は札幌の山の手・丸山のマンションの1階にあり、あまりに静かで、地味で見つかりにくいかも。
目の前は北海道神宮です。お腹ごなしに北海道神宮を歩き、お参りをしました。

Mar 22, 2012

トルコと日本

 お昼の番組でトルコ特集をやっていたようですが2回は見逃していました。たまたま昨日は見ていたのですが、東日本大震災の時にトルコはいち早く日本へレスキュー隊を派遣してくれました。その場所は宮城・七ヶ浜町で、番組ディレクターは町長から託された感謝の言葉を、より多くのトルコの人に伝えたいとトルコのテレビ局を回り、あるテレビ局で10分間も時間を取ってもらえました。またレスキュー隊との対談もありましたが、むしろ向こうから昨年のトルコ地震の時のお礼や、その時に亡くなったNPO「難民を助ける会」の職員、宮崎淳さんを称える言葉をいただくことになます。
 昨年の2月末からトルコを旅したのですが、本当にトルコは日本人を温かく迎えてくれます。そして一番びっくりするのは、トルコの人々が老若男女を問わず、日本とトルコとのこれまでの関係を知っている事です。
 それは120年前の1890年(明治23年)9月16日夜半、オスマン帝国(トルコ)の軍艦エルトゥール号(Ertuğrul Fırkateyni)が現在の和歌山県串本町沖にある、紀伊大島の樫野埼東方海上で遭難し500名以上の犠牲者を出した事件です。この時大島村(現在の串本町樫野)の住民たちは、総出で救助と生存者の介抱に当たった。蓄えも少ない食料や浴衣などの衣類を提供し救援に当たった事が、日本とトルコの友好関係の始まりと考えられています。
 その95年後の事です。イラン・イラク戦争が始まった1985年3月17日、イラクのサダム・フセインが「今から40時間後に、イラクの上空を飛ぶ飛行機を打ち落とす」ということを世界に向かって発信しました。世界各国は自国民の救出をするために救援機を出したが、日本政府はすばやい決定ができなかったのです。そのため空港にいた日本人は、パニックに陥ったのです。 そこに1機のトルコ航空の飛行機が到着しました。トルコ航空の飛行機は日本人216名全員を乗せて、成田に向かって飛び立ったのです。タイムリミットの、1時間15分前でした。
 トルコのガイドさんの話では、エルトゥール号の遭難で日本人に助けられた話は、今も教科書に載っていて、だれもがこのことを知っているため、テヘラン空港にいる日本人を救出するのは当たり前の事とトルコ人は皆思ったそうです。でも日本では、どれだけの人がテヘラン空港のことを知っているでしょう。トルコが親日家だと知っている人でも、こんな長い歴史があることを知っているでしょうか。震災の時にいち早く駆けつけてくれたことで、少しこの話が掘り起こされたところが有るかもしれませんが。
恥ずかしながら、私自身も詳しく知ったのはトルコに旅してでした。なので帰ったらしっかりとトルコのたびの楽しさを書いて応援しようと思ったのですが、3月4日に帰ってきて、現地から日本に送り続けていたレポートを、もう少し肉付けして旅行記にまとめるつもりが、すぐに震災あり途中になっています。これを機に最後までまとめようと思います。
まだ途中ですがトルコの旅日記

Nov 25, 2011

ペンション振興会親睦旅行2日目

  少し焼けた富士山を眺めながらの朝風呂から今日の始まり。ゆっくりの朝食の後は港まで歩いて向かうことに。アロエの花や竜舌蘭の花が咲き、蘇鉄や椰子が南国ムードをかもしだし、キラキラ光る青い海は果てしなく続き、非日常の景色を楽しみました。


 船で熱海に戻ってからは、まだお腹が空かないと言いつつも、昨日は入れなかった囲炉裏茶屋さんに入れば、みんなメニューに目は釘付け。この時期ですから大きな金目鯛の煮付けを4人に1匹の割りで頼み、個々には海の幸丼やあじのたたきと金目鯛の干物定食、あじのまご茶漬けなどを頼んで大満足。

お土産は干物や塩辛に加え、娘に食べさせたくて大きな生の金目鯛を1匹奮発しました。
またまた箱根越えをして帰ってきたのですが、2日目も朝、昼、帰り道のスイーツと、またまた食べることに明け暮れた2日目でした。