八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : カテゴリー : 登山

カテゴリー : 登山

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Feb 12, 2012

入笠山ガイドツアー

 今日はA様ファミリーをご案内して入笠山にスノーシューに行きました。
ゴンドラ山頂駅から入笠湿原、マナスル山荘まではどうにか雪があり、スノーシューで歩きました。

             
ところが先日、暖かくて雨が降ったので、大沢山の雪はほとんど解けてしまいました。先週のイベントの時が嘘のようです。
それで今日はスノーシューを脱いで、入笠山山頂まで行くことにしました。元々風がいつも強くて雪が付きにくい山頂は、やはり雪がありません。でも山頂まで登った甲斐があり、山頂からの眺めは最高でした。360℃見渡す限りに山々が全部見えました。

    中央アルプス               御嶽山           乗鞍岳 

  蓼科山    〜         硫黄岳     〜     編笠山    秩父の山

先週スノーシューで登った大沢山はほとんど雪がありません。その向こうに諏訪湖が見えました。双眼鏡で見ると、諏訪湖の御神渡まで見えました。スノーシューにとってはあいにく状態でしたが、素晴らしい景色と、しっかり固まった下山道では尻滑りを楽しんでいただくことが出来ました。
 明日、明後日と雪マークがでています。また雪が積もってほしいですね。スノーシューはまだまだ楽しんでいただきたいですから。

Sep 18, 2011

連休中日は最高のお天気です

  昨日は沢山のお客様にお越しいただいたのに1日雨で気を揉んでしまいましたが、今日は良く晴れて良かった良かった。
 2組の方は少し早めの朝食を済ませて、編笠山登山に出発されました。先ほど買い物に出かけたら、八ヶ岳には雲ひとつ無く、編笠山頂もよく見えました。今日は羨ましく下界から眺めるだけです。
 「皆さん、無事下山してくださいねーーー!」 聞こえたかな?
編笠山は小淵沢小学校では毎年高学年の生徒が登る山でもあり、これから10月の紅葉の時期まで編笠登山を楽しめます。登山記を参考にチャレンジしてみませんか?登山記
 南アルプス方面は雲がかかっているものの、山々の山頂は雲からでています。鳳凰三山のひとつ観音岳のオベリスクもくっきりと見えています。
 そして目を下に向ければ、小淵沢のソバの花が綺麗にしています。これはきっと晩成種なのでしょう。早いところではもう実を付けていますから。
どこを見ても爽やかな景色が広がる八ヶ岳・小淵沢です。お買い物ついでにこんな景色眺められるなんて幸せ。

 尾白川の名水公園べるがシャトレーゼに向かわれたファミリーさんも、きっとこの素晴らしいお天気の中、思いっきり遊んでいることでしょう。

Sep 11, 2011

日向山

  お客様をお見送りして、バイトのMさんとお友だちと一緒に4人で日向山に出発したのは11時38分。車で40分で日向山登山口・矢立石の駐車場。日曜日ですから狭い道は車でいっぱい。でも遅い時間なのですでに帰る方もいて、車はどうにか止まれました。
熊に注意の看板に、熊よけ鈴を鳴らして出発。この看板は古いので最近の情報ではないかもしれませんが、蓼科の麓1000mくらいでもう目撃情報があったと聞きました。蓼科では冬眠前のクマさんが餌をあさっているのかも知れませんね。
  横道にそれましたが、登山道を上っていくと、今までなかった10/1、10/2という標識がつきました。これでどの位登ったか目安になりますね。たぶん標高での割合なので、急な道なればなるほど間隔がせばままり、山頂に近づくほど早くに次の標識がでてきます。
 今日は出発が遅いので10/5付近でお弁当を半部食べました。もう下山して来る人もいっぱいです。ご近所の方にもお会いしました。
お弁当は残りごはんで作ったお稲荷さんと明太むすびと、マスの薫製、自家製キュウちゃん漬けです。山でいただけば何でも美味しい。
 3年ぶりですが、登山道は丸太で階段状になっていて、土留めの役をしているのでしょうが、以前の坂道よりずっと歩きにく疲れます。
2時間で雁が原に出ました。今日は八ヶ岳も甲斐駒も雲の中。うっすらと白州の町が見えます。それでも初めての二人は雁が原の真っ白な奇峰、奇岩に感激してくれました。雁が原の山側には鮮やかなピンクのビランジが咲いています。一般には南アルプスではタカネビランジといわれていますが、オオビランジとの区別がよく分かりませんのでここではビランジとしておきます。詳しい方教えてください。
 いつ来ても雁が原の景色は素晴らしく、山頂からの眺めも最高です。段々霧が晴れ目の前の山や八ヶ岳などがうっすらと見えてきました。
 山頂で残りのお弁当をいただきます。Mさんの虹鱒は食いしん坊でお弁当箱の中でごはんを咥えていました。持っている人に似るようです。
 
山頂の様子は動画で(カメラの中にゴミが入っているようで見苦しいですがお許し下さい)

やがて霧が晴れ、周りの山々も見えてきました。仕事直後の登山で疲れましたが、やっぱり日向山はいい山です。



 
 登山道が階段状になったの響いたのか、日頃の運動不足か、下りで初めて膝が痛くなりました。どうしても加齢とは思いたくなけれど、やっぱりかな?でも今朝お帰りのお客様に恥ずかしい・・・・・
今日は蒸し暑く、流れるほど汗を流し、それでも元気で無事に下山。お疲れ様でした。
尾白の湯で満月を見ながら汗を流し、国界の美味しい美味しいチャーシュウ麺を個々にとり、チャーハンをみんなで平らげました。幸せ!!
  色々な季節の日向山紹介 をご覧下さい。 

May 08, 2011

飯盛山ハイキング

 わが家の仕事も一段落。スタッフだった美和さんと今日は日向山に行く約束をしていました。でも起きてみた凄い風。これでは風当たりが強い日向山の山頂では花崗岩の砂が舞あがっているかも知れません。それで今日は急遽野辺山の飯盛山(めしもりやま)に行くことにしました。近くていつでも行ける山なので、気がつけば私はもう10年ほど山頂に行っていませんでした。ですから登山口の獅子岩にいってビックリ、何と立派な駐車場になったことか。
 チェックアウトが終わり、遅い朝食を済ませ、お花に水まきをしてやっと出発。平沢峠の駐車場に着いたのは12時でした。GWで疲れ切った体にはここの登りさえきつく、途中で帰りたくなほどでした。(笑) 本当に今日はそれも考えていたのですが、途中でおむすび食べて、飯盛山が見えてきたらやっぱり山頂まで行かなくちゃと言う思いになりました。(いつも登山の時はソウなんです)
 まだ緑はなく、お花も少ない飯盛山登山道ですが、羽化したばかりの綺麗な蝶々が何度も現れてくれました。今日は写真が撮れませんでしたが、先日あるびおんで撮った写真はこちらです。
こちらもやはり風は強く、時折とばされそうになりよろけます。南アルプス方面は少しもやっていますが(黄砂か砂嵐?)八ヶ岳は近いのですっきりと見えています。山頂までは約1時間で着きました。
 緑の季節にはお花も咲き、若草色の飯盛山の姿も綺麗です。7月にはニッコウキスゲやウスユキソウなども咲きます。古いレポートですがニッコウキズゲの時です。
私達は来たことがありませんが、冬はスノーシューで登る方もあるようです。フォーシーズン楽しめる飯盛山です。

Apr 25, 2011

尾白川渓谷トレッキング

 南アルプスの天然水の故郷「尾白川渓谷」を歩いてみませんか?この時期は水量がたっぷりで、数多くある滝も迫力ある景色となっているでしょう。
夏鳥も来始めるとオオルリを見かけることもあります。
今まで車でないと行きにくかった尾白川渓谷ですが「清流と甲斐駒ヶ岳周遊バス」が走るようになり、バスで行けるようになりました。運行期間が限られていますので要チェック!
2011年版 モデルコースを作ってみました。ご参考に

Sep 25, 2010

白駒池、高見石

 午後から白駒池に向かいました。白駒荘で鍋やきうどんを食べようとお腹を空かしたまま。
今日は秋晴れで、空もとても澄み渡っています。なので高見石まで登って、上からの景色も楽しむことにしましたが、まずは青苔荘に向かい、そこから左回りで湖畔を歩いて白駒荘へ行くことにしました。
娘は小さい頃何度も来ていますが、学校に上がってからは来ていませんので、全く記憶が無いようです。原生林の苔や白駒池の美しさに感動しています。



    白駒池入り口      青苔荘桟橋から見た白駒荘。ドウダンも少し色づいて来ました。
  

湖畔を巡り、白駒荘で昼食。鍋焼きうどんと山菜天ぷら蕎麦を湖畔で頂きました。
   
 さていよいよ高見石へと登ります。白駒荘からは少し駐車場の方へと戻ります。戻らず白駒荘の奥にも道がありますが、ここは急で滑りやすく、今日のように雨の後は止めた方が良いです。駐車場の方へと戻ると左に標識があり、高見石・丸山と書かれた方へ進みます。30分と書かれていますが、40〜50分見た方が良いと思います。今日はとても道がぬかるんで、水を避けたり、川のようになっているところは巻いたりで、登りはきつくないのですが、40分かかりました。高見石小屋の横から大きな石がゴロゴロした高見石へ登ります。短い岩登りですが、スリル有り楽しいです。でもお気を付けて!


 頂上からは午後であるにもかかわらず、とてもすっきりとした景色が広がっていました。ゆるやかなの登りと、最後のチョットした岩登りで、この絶景が楽しめます。



 白駒池の紅葉が見ごろになると、ここから白駒池が赤いリングで囲まれたように見えます。八ヶ岳一周コースで白駒池を楽しみ、チョット余裕があれば高見石まで足を伸ばしてください。今年の見ごろは来週半ばから連休にかけて良いと思うのですが・・・あくまでも私感ですので。
八ヶ岳一周コース
紅葉の白駒池他折々のレポート(動画つき)
八ヶ岳紅葉情報

Sep 10, 2010

入笠山登山

 8月後半から9月にかけて忙しかった仕事も一段落して、今日はバイトのMさんと3人で入笠山に行きました。入笠湿原はリンドウが見頃で、一面のリンドウの間に、ウメバチソウやワレモコウ、鳥兜、マツムシソウが咲いています。草の緑も褪せて黄ばみ、すっかりと秋の装いです。





 さて次は表登山口から入笠山へと登ります。登山が久しぶりというMさんの足慣らしには丁度いい山です。途中からは岩場コースを避けて、岩場迂回コースを歩きます。Mさんのためにと言いつつ、本当は夏の疲れの残る私たちに自信がないのかも・・・。やがて真っ青な空がお出迎えで28分で山頂に到着。360度の景色が素晴らしい入笠山山頂です。ここで遅いお昼を頂きます。


              八ヶ岳                     眼下に諏訪湖
            
                富士山 鳳凰三山 甲斐駒 仙丈など   

 山頂周辺はお花が多く、ヤマハハコグサの群生や、マツムシソウ、ノコンギクなども沢山咲いていました。下りは岩場コースを下りましたが、ここも岩場にまだお花が沢山咲いていました。また、蝶の宝庫でもある入笠山は、ウスバシロチョウアサギマダラヒョウモンチョウアカタテハクジャクチョウスジグロシロチョウ・・・などもみることができます。今日見かけたのは、夏の間精一杯生きて、もう羽も欠けたキアゲハでした。







入笠山に咲く花
入笠山からの風景(山の名前が分かります)

今日はこの後、小黒川に添った林道を下って戸台口から国道152号線を登り、分杭峠までいきました。戸台に出るまでは、入笠牧場の素晴らしい景色を眺め、牛止めの門を開け、閉め、小黒川沿いの狭い林道を走ります。

        入笠牧場             牛止め門は必ず通ったら閉めましょう。

          小黒川                       黒川
この林道コースは10月下旬の紅葉の時も素晴らしい景色です。
紅葉の時の様子
今日はこの先分杭峠へと行きました。分杭峠のレポートはこちら

Aug 30, 2010

尾白川・駒ヶ岳神社から日向山登山

 最近HPやブログで、私の好きな山・日向山を紹介したせいか、夏休み後半になって日向山登山に行く方が毎日いらっしゃいます。もしそうだとしたら、HPを作る身としても、日向山ファンとしてもとても嬉しいです。
 今日は、毎年八ヶ岳に登っていらっしゃるリピータさんファミリーが、日向山登山をしてきてお泊まりです。車を尾白川の駐車場において、駒ヶ岳神社〜矢立石(日向山登山口)〜日向山山頂〜錦滝〜大滝〜神蛇の滝〜尾根道で駒ヶ岳神社へ戻るという、私たちも歩いたことのない長いコースを家族みんなで歩ききりました。もっとも昨年は赤岳に登っていらっしゃるので、この位は軽いコースかな?
とは言っても、日向山から錦滝への下りは急峻で結構危険ですし、錦滝から大滝までの道も過去に崩落した所をトラバースしたり、スリルと変化に富んだコースだったようです。


 このコースは健脚向きです。初心者は矢立石から登り、花崗岩の奇峰と山頂からの眺めを楽しんだら、登ってきた道を戻ってください。錦滝への下りは標識には20分とありますが、急で滑りやすく、山歩きになれていないと危険で1時間近くかかりますす。
無事自宅に到着しました。
楽しい時間を過ごすことができ、今年の夏の良い思い出となりました。
今年は、1泊なので、足にまだ疲れが残っています。
それにしても、日向山の雁ヶ原の景色には驚かされました。 写真では見ていましたが、実施に目にしたときの驚きは見た人でないとわかりませんね。
下山後に錦滝から不動滝を経由して尾白川渓谷の尾根道を車を止めた駐車場まで戻りました。 休憩を含め7時間ほどでした。林道の崩落箇所にはトラバースできるように踏み跡がしっかりついていました。
来年は今年予定していた横岳、硫黄岳にいこうと思っています。
その時はまた、よろしくお願いします。

@今年も皆さんよく頑張りましたね。1年1年身体も大きくなって、体力もついて、また来年お目にかかるのが楽しみです。

Jun 15, 2010

旭岳 2日目

 旭岳ロープウエイは今日6月15日から朝6時が始発になります。それと同時に昨日まで往復1800円だった乗車料金が2800円にアップします。遅くに乗る人もみんなアップ料金。きっとシーズン料金と言うことですね。でも私たちはロープウエイ券付きの宿泊パックですから、今日のこの高いチケットは朝ホテルでいただけるのです。予約したときは今日から上がるなんて思わなかったので、何ともトクした気分。とてもよくしていただいたホテルには申し訳ない感じです。さて高いからとロープウエイを片道にして歩いて降りては来ようとは思わない方が良いですよ。まだ雪が多く、迷いやすく、その上よく熊が出るそうです。
 主人の撮り待ちの場所には今日は鳥撮りの人は誰もいません。でも8時をとっくに過ぎているので、次から次へと観光客の方が上がって来ては「何を撮っているんですか?」と聞きます。私は少し休んで、中岳の方へと少し歩いていたら電話が鳴ってギンザンマシコが出たとのこと。急いで戻りますが勿論もう姿はありません。しばらく私も待ちましたがもうでてきません。主人は満足はしていないようですが何回かシャッターを切ったようで、これで今回来た甲斐があったというもの。

            ギンザンマシコ(銀山猿子)スズメ目 アトリ科
日本では北海道の標高1600以上のハイマツ帯のみで繁殖する鳥です。氷河期の生き証人と言われるのは、氷河期に北方から北海道にやって来て、氷河期が終わって暖かくなったときに帰りそびれたものが、寒冷な高山帯に取り残されたと考えられるからです。

 私もホッとしてまた姿見の池の方へと向かいますが、状況と体調が良ければ山頂を目指すつもりで、食料、雨具、防寒着を持って出発。姿見の池に着くと、昨日よりは雲が多く、薄く霧がかかっているようですがまだ山頂がよく見えました。

監視員さんに出逢いお話を聞き、今日はまだお天気も持ちそうだとのこと。明日からは荒れるそうです。それで行ける所まで行ってみようとと山頂への道へ入りました。主人には携帯で一応山頂に向かうことを連絡。歩き始めて岩梅の群生を見つけ写真を撮っていると何か動くものが・・・あっ、エゾシマリスです。こちょこちょ動いて、穴を掘ったり周りを眺めたりしていますが、どんどん近づいて来ます。でも餌あげ禁止になっているので、人にこびることも慣れていることもないようです。脅かさないようにとジッと同じ姿勢でいて、疲れたのでちょっと体勢を替えたとたに逃げました。でも手にのりそうな所で可愛いしぐさを沢山見せてくれました。

           
 先を急ぎます。上からは次々人が下ってきますが、みなさん元気で降りてきますし、登山道も私が思っていた以上に歩きやすい道です。でも進むに連れて段々霧が出て来ました。それでもまだ主人のいる所が遙かに見えます。主人に電話して私が見えるか聞きますが、中々見つからないようです。でもその後見つかって写真で撮ったようです。

 私の前には2人の人が登っていきます。でも進むに連れて霧は濃くなるばかり。降りてきた方に聞くと、もう山頂は視界ゼロとのこと。それから少し歩いたのですが、この降りる方のいるときに私も下った方が良いと直ぐにUターンしました。昨日だったら一日中すっきりと晴れていたのに、まだ1人で山頂へ向かう気にならなかったのです。今思えば残念でしたが、これも登山は次回にしなさいということでしょう。
 この翌日16日には夕刻、天候・視界不良の中、旭岳山頂から下山中に迷った人から警察に救助要請。夜の8時半頃無事収容されたそうです。翌日から山は荒れたようです。ひとたび天候が変わると恐いです。
姿見の池でお昼を食べてゆっくりとお花を見ながら主人のいるところへ戻ります。
 昨日は1輪、2輪だったチングルマが一斉に咲き始めました。イワヒゲも見つけました。

 昨日やっと咲き始めた1輪のエゾコザクラを見つけたのに、今日はこんな姿。動物にでも踏まれたのでしょうか?
       
 麓では沢山咲いているショウジョウバカマも、ここでは雪の溶けた淵から咲き始め、まだ蕾から頭を出したばかり・・・「おはよう」と声を掛けたくなる姿。
           
 戻ってビックリ。朝は誰もいなかったのに、大砲のようなカメラがずらり。色々な所に散らばっていた人達が集まってきたようです。そして皆さん遠方からギンザンマシコの姿を求めてやって来ているようです。
 今日は3時頃には下山して札幌へと帰る予定です。昨日からジッと動かない主人に最後にもう少し上に行ってお花を見てきなさいとすすめます。それで少し出かけたのですが、その間にギンザンマシコが出なくて良かった、恨まれちゃいますからね。でもその間に綺麗なウスバキチョウと言う高山蝶がヒラヒラやって来たのです。私のカメラは主人が持っていったので撮れませんでした。
 思い出の蝶々貝を拾い、エゾフクロウ、オオアカゲラ、ギンザンマシコ、ノゴマ、エゾシマリス等々に出逢い、沢山の高山植物の目覚めの時に立ち会い、美味しいもの沢山頂き、とても充溢した旅でした。次回は是非クマゲラとナキウサギに出会いたいです。
長い旅日記にお付き合いありがとうございました。
旭岳で出会った可愛い動物たち

Jun 14, 2010

いよいよ旭岳

 今日まではロープウエイが8時始発、17時最終の運行です。まだ雪も残っているとのことだし、雪の上も大夫歩くようなので、防寒着、簡易アイゼン、スパッツも持ってロープウエイに乗って姿見駅まで行きました。朝曇っていた空もすっかり晴れてきて、旭岳もすっきりと姿を現しました。

 姿見駅から一歩出るとそこは一面の雪。観光で来た人達はそこで長靴を200円で借りて外へ出て行きます。私たちも一応登山靴に簡易アイゼンを付けましたが、気温が高くぐずぐずに溶けた雪には余り効果なく、滑ってとても歩きにくいです。まだ鏡池の氷も残っています。今回はカメラも三脚も重たくて大変ですが、あの鳥を撮るためならと・・・

 上に行くにつれて日当たりの良いところは雪が溶けていて、雪解けを待っていた高山植物が咲いています。今日は思っていたほど鳥撮りさんは少なく、大砲のようなカメラが並ぶシーンはありません。主人が選んだところにカメラを設置し、じっくりと待っています。でも鳥の気配すら少なく、私は付近のお花を撮っていました。似たようなお花が色々咲いています。

    コエゾツガザクラ(小蝦夷栂桜)             エゾノツガザクラ(蝦夷栂桜)

   コメバツガザクラ(米葉栂桜)              ミネズオウ(峰蘇芳)
コケモモかと思いましたがコケモモは釣り鐘型、    蘇芳(スオウ)は、イチイのこと。
  コメバツガザクラはつぼ型で、葉は米型        葉がイチイに似ている。


                  キバナシャクナゲ(黄花石楠花)
 当たり一面を覆っているのはキバナシャクナゲ。通りかかった観察員の方のお話しだと、これが綺麗なのはせいぜい3日だとのこと。黄花石楠花が満開で旭岳がこれほどクリアーに見える日はそれほど無く、とても珍しいと聞き嬉しくなりました。
 今回はお花も撮りたいけれど、山も、そしてあわよくば近くに来た鳥さんも撮りたいとレンズはNIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VRを着けて来ました。だからお花はちょっと撮りにくいけれど、きっとこれから望遠が役立つでしょう。
 段々飽きてきた私は1人もっと上の方を回ってくる事に。そこに広がる景色の何と素晴らしいこと。旭岳の勇姿に雪田、そしてキバナシャクナゲのお花畑、ミネズオウのピンクの絨毯。

    キバナシャクナゲのお花畑            ミネズオウと十勝岳連峰
       
メアカンキンバイ (雌阿寒金梅) と旭岳       姿見の池ですがまだこれしか映りません。
 朝からどんどん気温が上がり、雪も急速に溶けています。ジッとしていられない私はこの日に3回も御池巡りをしたのですが、その度に景色が代わり、雪の溶けた後にチングルマが咲き出したり、エゾコザクラ、ショウジョウバカマと・・・この日を待っていたかのように目覚めて来るのです。
 そして3回目にはノゴマが直ぐ近くのハイマツから出てきて、長いこと鳴いてくれました。やっぱりこのレンズで良かった!!

                               バックは十勝岳連峰です。
 主人は私がどんなに上の方が景色やお花が綺麗か話しても、決して狙った場所を1日動きませんでした。私が歩いている間、ノゴマを撮ったり、足元に出てきたシマリスの可愛い写真を撮っていました。でもここからも360度の景色で、鳥撮りさんは後1人だけしかいず、爽やかに晴れた一日を静かにすごせたのだから良いのかも知れません。結局今日は目的の鳥さんには出会えず下山することに。
旭岳 擂り鉢池〜姿見の池付近のアルバム 1 をどうぞ