八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : カテゴリー : 野生動物

カテゴリー : 野生動物

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Sep 07, 2008

アサギマダラの群れ

 晩夏から初秋、八ヶ岳の高原にサラシナショウマやヒヨドリソウ、フジバカマ、アザミなどが咲くと、アサギマダラが乱舞します。
ステンドグラスのような濃い縁取りと浅葱色がまるでガラスのよう。オスは成熟するためにPA(ピロリジディンアルカロイド)を摂取する必要があり、上記の花に群れるようです。またアルカロイドを胎内に貯めることにより、外敵から身を守っているようです。生き物って、本当に色々な生態や機能にそれなりの理由があるのですね。

       

May 12, 2008

入笠・大阿原湿原

 
 この連休、何組かのお客様が入笠山に登りました。皆さん雪が結構あったとのお話。
午前中に、私たちは大阿原湿原まで行ってきました。
林道ではカモシカがお出迎え。新緑の木々の間を渡るのは、綺麗なルリビタキ。


大阿原湿原は所々雪が残り、マダラ湿原。それでも雪解け水の中にはクリンソウの芽がでています。
テイ沢の流れの中ではミソサザイが鳴いています。カエルもゲロゲロ。
寒々しく見える湿原も、耳を澄ませば、春の鼓動が聞こえてきます。
 下りの林道からは、木々の間から雲に浮かぶ八ヶ岳。雲海は蓼科山の方まで続いています。
その雲海の右端、編笠山の当たりにモコモコと雲がわき上がったと思うと、その固まりがかなりの早さで蓼科山の方へと移動して消えました。一体コレは何の現象でしょう。

                                  突然現れたモコモコ雲

Apr 14, 2008

「山の天気は七変化」の中遊ぶ

 今日も目覚めは雨の音。でも起きる頃には雨も上がり、皆さんは早くからお散歩、鳥撮り、スケッチともうエンジンがかかています。私が一番後から始動で朝食作り。
朝食が終わる頃から空も明るくなり、それでも不安定な一日なりそうです。お天気が良ければ、真原の桜並木や、神代桜を見に行く予定でしたが、この空模様に、降ってきてもお店で楽しめる野辺山方面をご案内することにしました。

 野辺山まで来ると、季節は冬に舞い戻った感じです。ここまで来て、すんなりと高原ロッジに行くわけもなく、野辺山の広々としたフィールドを鳥を探して回ります。
いました、いました、灰色の空を優雅にケアシノスリが飛んでいます。細い枝の上ではノスリが獲物をさがしています。羽根を広げたので「いざ出陣!」かとドキドキしましたが、思わせぶりだけでした。まだ冬景色でも夏鳥の初見もあり、やっと高原ロッジへ到着。ここまで来ると、季節はもっと逆回しになり、雪景色にみぞれまで降ってきました。

 高原ロッジでは女性陣はおしゃべりしていてもいいと思っていたのですが、ロビーに入った途端、女性陣も餌台に来る野鳥に夢中。ついに売店で野鳥図鑑を買ったり、吉野さんの写真集を買ったり、すっかりと野鳥家。
やっと一段落して、レストランへ。ここでもみんながみんな、一台ずつカメラを持っているので、「写真をとりにいらしたのですか?」と聞かれました。
ここのレストランはサラダバイキングになっており、特に長いまま置いてあるセロリが美味しく、特製のお味噌を付けて、それぞれが一本ずつ口に咥えた姿は壮観。(笑)

 ロッジでのランチの後は、青空も見えて来ました。皆さんが買った写真集の写真家・吉野さんを訪ね、買った写真集にサインをいただきました。その時です、吉野さんの家の前の牧草地を10数頭の鹿が牧草地を横切って行きました。遅れて2頭の牡鹿が横切って行きました。きっと先の牝鹿の群れが渡る間、どこかで安全を見張っていたのでしょう。まさか前の集団をおとりにして、安全を確認して自らが渡った、と言うことはないと思うのですが、この変な世の中を見ていると、鹿の世界も変わってきているかも、なんて思ってしまうのも、悲しいものです。

 次は八ヶ岳倶楽部です。丁度慎吾さんの「寄せ植え教室」が始まる直前でした。フルーツティーを頼んで待っているときです。慎吾さんが教室へと向かう忙しい時にも関わらず、写真をお願いすると、気持ちよく一緒に撮っていただけました。フレッシュな果物が沢山入ったフルーツティーは少しずつ注ぎ、3回くらいに分けていただきます。味の違いを毎回楽しめます。

  最後はmayumiさんとも待ち合わせている、八ヶ岳美術館へ向かいます。『片田好美 水彩画展 森と生きる』 を見るのも、片田さんにお目にかかるのも、皆さんとても楽しみにしていました。片田さんも待っていてくださり、野鳥の話で盛り上がりました。片田さんとのツーショット写真も撮らせていただき、皆さん満足、満足。

 これで本日の観光は終わりです。鳥と人との出会いの多かった一日でしたね。最後に虹のパン屋さんでパンをお土産に買って、あるびおんでmayumiさんも加わって記念写真。はい、パチリ!
夕暮れの中、皆さんは家路へと向かわれました。
お疲れ様でした。

Mar 07, 2008

ふり向く鹿

 朝の雪の中で、牡鹿がこちらをみています。
お尻の白い毛が膨らんで目立ちます。これは鹿が警戒して、威嚇しているのです。鹿は逃げるときに、必ずお尻の真っ白な毛をめたせて走っていきます。今日はハートマークです。

Feb 21, 2008

裏庭に鹿

 今朝はお客様が、 裏庭の林の中に鹿を発見!
あるびおんは客室が1階でプレイルームや厨房が2階なので、私たちは林の中の様子が見にくいのです。
それでいつも足跡を見たり、夜、鹿の鳴き声や気配を感じるのですが、実際昼間に、にこうして鹿の姿を見たのは初めてです。
長いこと居て、牡鹿同士が頭突きもしていました。写真は明日アップします。お待ちください
お待たせの写真アップです。



                    2頭、3頭・・・・・6頭の鹿が裏庭に

角突きを始めました。これは群れの順位を決めるため・・・とか言われていますが、鹿に聞いてみないと分かりません。
目にすごみがあります。大きくしてご覧ください。これはあるびおんの部屋からの撮影です。

今まで撮った八ヶ岳の鹿の写真はこちら からどうぞ。八ヶ岳では 鹿ウォッチング も楽しめます。

カモシカの人間ウォッチング

 今日出会ったカモシカの親子。こちらが恥ずかしくなるほどじっとこちらを見つめ、動こうとしません。カモシカウォッチングしているつもりが、カモシカの人間ウォッチングだったりして。
根負けした私たちが手を振ってさようなら〜。
            

Feb 19, 2008

スノーシューのおまけ

 さて、今日のスノーシューでは、素敵なお・ま・けがありました。 大門沢を下っていると、林の向こうに カモシカ がこちらを見ていました。
カモシカはシカと着いていますが、 ウシ科 です。カモシカは好奇心が強く、人を見ても逃げるより、こちらを観察するように見ていることが多いです。

                

Feb 16, 2008

朝の騒動

 丁度、お客様の朝食の時に、リスも朝食にやってきました。ベランダからクルミを持っていき、ベランダの前の木の枝でクリクリとクルミを割り始めたのです。お客様も皆さん写真を撮っています。と、その時です。


クルミをクリクリ回して割り始めました。

やっと二つに割れました。こうして二段重ねにして上から上手に食べます。

あれれ、な、な、何が起こったの?どこからかもう一匹のリスが現れて、割ったクルミを横取りされてしまいました。茫然自失の状態です。

ク、ク、クルミがない・・・どこ?

悲しそうに下を見ています。

別の窓から下を見ると、なんと横取りしたリスが、のうのうと割ってあるクルミを食べています。
どこの世界も厳しいものがありますね。写真を大きくしてリスの表情をご覧くださいね。

Jan 15, 2008

フクロウとキツネ

 ずっと野鳥ガイドが続いたので、今日は一人でゆっくりフクロウに会いに出かけたのですが、急に用を思い出し早々に帰る羽目に。 (Frown)
 それでも一応フクロウさにはご挨拶出来ました。おまけに狐さんもご挨拶に出てきてくれました。


            

            
                  さー狩りだー。いざ、出陣!

フクロウウォッチング ガイド
野鳥ガイド
を利用して、効率の良いバードウォッチング、野鳥写真撮影をどうぞ。
野鳥掲示板もご覧ください。

Jan 14, 2008

3頭の牡鹿

今日は午後からペンションたん歩゚歩゚のりぃさんを誘って棒道を歩きました。我が家からキッツ研修センタまで行くと、センターの道路を隔てた林の中に立派な角を持つ 牡鹿3頭を発見。 (Gasp) まるで置物の様に動きません。こちらがカメラを向けても微動だにしないのです。こちらが歩くと、首を動かしこちらの姿を目で追います。 動物に臆病なりぃさんは、いつの間にか研修センタナーの柵の中に入っています。以前、前三ツ頭に行った時のことを思い出します。鹿は私たちの行く方と反対の民家の方を向いています。これからどこへお出かけなのでしょう。  私たちは棒道を小泉方面に向かって歩き、最後に左に入り女取り湧水まで行き、戻ってきました。この湧水の横でも工事が行われており、沈査池(?)という水の中の大きなゴミを沈める施設を作っていました。この湧水は長坂町(少し小淵沢にも)の貴重な水源となっています。湧水は冬でも夏でも温度が一定だからか、あるいは暖冬だからか水辺に生える草が青々としています。別荘が建ち、大夫様変わりした棒道ですが、これ以上変わらないでと願うばかりです。サントリーの貯蔵庫もほとんど解体工事が終わってきたようです。この跡地も棒道の景観を壊すようなもにはならないで欲しいです。バードウォッチングも楽しめる棒道ですから。