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2011.02.25(金)

エフェソス〜パムッカレ



 3日目は晴れてコートも要らず、バスはエフェソスに向かいひた走ります。
エーゲ海沿岸は豊富なフルーツの産地で、桃、無花果、ザクロ、イチゴ、そしてオリーブの畑が続きます。まだ花は付けていませんが、花が咲く頃はまた綺麗でしょう。

[トルコ地図 エーゲ海沿岸地域とパムッカレ]

 エフェソスの町につくと、大きな椰子の木やオリーブに混ざってたわわに実を付けたオレンジの木も街路樹となっています。
まずはアルテミス神殿の跡へ。120年もの歳月をかけて建てられたアルテミス神殿は規模はアテネのパルテノン神殿を上回り、天上の雲を突き抜けると言われた巨大神殿だったそうですが、その壮大さから、当時、世界七不思議の1つに数えられたのです。紀元前356年、アルテミス神殿に火を付け後世に名を残したいと思ったヘラストラトスの放火によって消失。怒った民衆はその名前を後世に残すまいとすべての記述を消したそうですが、何故か現在までもその名が伝わっていると言うことは、ヘラストラトスの思惑通りになってしまったと言うことですね。その後再建されるも数々の侵略にあい破壊されてしまったそうです。ここが発掘されたのはシュリーマンがトロイを発見するより前で、3回場所を移して再建されているようです。王子アンドロクロスがアポロ神殿にお伺いを立てると「魚と猪とが新しい街になるところを教えてくれる」と告げられ旅をしていると、ある日鍋から魚が跳ね上がり、そこから火の粉が散って薮に燃え広がり、驚いた猪が薮から飛び出したのがここだったそうです。それからは神殿を建てる場所の条件は魚とイノシシだとガイドさんの説明です。でも今残る1本の柱からはいくら想像をめぐらしても巨大神殿が思い浮かびません。私だけかな?写真も撮り忘れました。
それより黄色い花に彩られた近くの遺跡を見て回りました。


 お昼になり、隣のモスクからエザンが流れて来ました。イスラム教のお祈りの時間を知らせるのがエザンです。今はマイクとスピーカがありますが、昔はミナレットの上に登ってエザンを叫んだ(?)のでしょうか。
お昼はスープ、ポテトチーズ焼き、チョプシシ、プリンです。チョプシシはマトンの焼き鳥風。塩味のヨーグルト・アイランととても相性が良く、マトンの癖が気にならなくなります。そして私は美肌のためにフレッシュザクロジュースを。

        チョプシシ          奈々の持っているのがトルコの飲み物・アイランです。

 午後はいよいよ広い広いエフェソス古代都市の遺跡見学です。 その起源は紀元前11世紀にさかのぼり、3世紀のゴート人侵攻以降衰退の一途を辿りましたが、長きにわたって繁栄を誇った都市の跡は壮大で、今にもベンハーの映画の世界とダブって見えます。大きな都市だっただけに公共施設も多く、小アジア一と言われている野外劇場や図書館などの大きさには驚きました。右の写真は冷水浴場、温水浴場、休憩室、読書室、サロンもあったヴァリウスの浴場。 そしてこの時代にすでに男性用屋外トイレは水洗で、前には水の流れる溝があり、ここでお尻を洗ったそうですからウォシュレットです!!でもその先の人は汚れたお水で洗ったのかな???

      
ドミティアヌス広場のメミウス記念碑     クレテス通り 正面にセルシウス図書館が見える。 
独裁者スラの孫メミウスに捧げる為に造られた。  

 左上の写真はケルスス図書館セルシウス(ケルスス)図書館とマゼウスとミトリアダテスの門です。右上はマゼウスとミトリアダテスの門から見た図書館の正面です。図書館の正面には英知、特性、思慮、学術を表す女性の像が配置されています。
 右の写真は港から図書館に通じる道の石畳にありました。さてなんでしょう? 右下に女性、お札、足形、ハートマーク・・・が見えますね。もうお分かりでしょう。「可愛い女の子がいます。お金を持っていらしてください。足の方向にあります。そしてこの足より大きい足の方のみです。小さい方はもう少し大きくなってからね。心を込めたおもてなしを致します。」
これを見ただけで、外国から初めてこの地に来た人にもどこにあるか分かったそうです。そしてそれは図書館の前にあり、「ちょっと図書館で調べ物をしてくるよ」と口実もでき、図書館から専用の地下道を通って行けたそうです。


 野外大劇場は直系154m、高さ38m、収容観客数2万5千人の巨大な劇場で、猛獣との戦いが開催されていたそうで、裏には猛獣の部屋もありました。今日は韓国人ツアーのガイドさんがアリランを歌い音響効果を試しています。

また、エフェソスにはパウロが伝道に訪れ、聖母マリアが余生を過ごした所でもあり、キリスト教の歴史上でも重要な所です。

写真を撮っているとガイドさんの説明が聞けないし、聞いているとすぐ移動で写真が撮れません。ツアーの悲しいところです。

 今夜はパムッカレのホテルです。新鮮な野菜とフルーツ、美味しいヨーグルトと種類豊富なチーズとオリーブオイルに溢れたトルコのお食事はヘルシーこの上なく満足です。美しく盛られたデザートも20種類位ありますが、甘いものが苦手であまり手が延びません。
9時30分からベリーダンスショーがありましたが、3人とも寝入って見ませんでした。でも長い旅を楽しく続けるコツは美味しく食べて、良く寝ることです。だから寝入ってしまうこともオッケーです。


              
                      生演奏はリチャード・ギア??

                こんなに綺麗なデザートが・・・でも甘そう!         

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