スノーシューイング 大平林道 鹿の道

コース地図

大平林道とはどんなところ?

 こぶちざわポレポレクラブ主催の自然観察ウォークです。八ヶ岳公園道路から八ヶ岳側に少し登ったところに公園道路と並行して大平林道があります。ここにはまだ雪がかなりありますが、スノーシューを履いた方がいい所と履かない方がいい所とがある状態です。この大平林道と八ヶ岳公園道路との間には県営八ヶ岳牧場があり、山からこの牧場の牧草を食べに来る鹿の通り道となっているため鹿に出会うことも多く、色々な動物の足跡も多く見られるところです。山に対して並行に走る林道のため上り下りも少なく、冬季でもスノーシューなどを持っていれば歩き安いところです。

 
いよいよウォークの始まりです。

 今日は泉郷に集合して、そこから八ヶ岳公園道路にでたら公園道路を横断したところで送迎の車を降りて、そこから大平林道までの登りを歩きます。やがて道が三方に分かれます。その一番下方の左へと入っていく道が大平林道です。すぐ上に細い道がありますが間違えないように。大平林道についてからスノーシューを履きます。お客様は初めての方も多いのでポレポレクラブのスタッフが装着のお手伝いをします。

スノーシューってどんなもの?
はい、まずはつま先をしっかりと入れてからかかとを固定してください。次はつま先と足首を固定しましょう。 小林様・内藤様もスノーシュー初体験です。

なんでも聞いてみよう。

 準備ができたら大平林道を小淵沢方面へと歩きます。2本の爪痕が残るのは鹿の足跡で前に一つ後ろに二つのウサギの足跡や鹿が木の皮を食べた跡など、ポレポレのスタッフがみなさんに説明しながら歩きます。わからないことがあったら近くのスタッフに聞いてみて下さい。全てにお答えできるかはわかりませんが、私達もお答えできるよう日頃からよく観察をして勉強するように心がけています。
 やがてスタッフが誘導するとおりに左の林の中を進むとバラセンの張ってある牧場に着きます。このまわりには鹿が集まってくることを証明するように、沢山のコロコロとした糞が残っています。またバラセンをよく見ると鹿がくぐったときに引っかかったのか毛がいたるところに付いています。鹿に傷は付かなかったかと心配になります。牧場の中には鹿の通り道が沢山ついています。藪のようになていたり、足下も悪いので気を付けましょう。雪が少ないところではスノーシューは脱いでください。雪のないところをスノーシューの面積の大きなもので踏み荒らすと植物に大きな被害を与えます。
 晴れていれば県営牧場の向こうにクッキリと富士山も見えるのですが・・・・。またここではよく目を凝らすとどこかに鹿が見られるかもしれません。ここから更に林の中を進むと山頂と麓を結ぶ縦の防火帯にでます。ここで一休み。その時下の方に鹿を見た方もいました。この辺りはよく鹿を見かけるところです。

スノーシューを履いていないとこんなに潜ってしまいます。
 
もう一度大平林道に戻り次の縦の防火帯を下りました。ここからは晴れていれば右の写真のように綺麗に権現岳が見えるのです。今日はちょっと残念でした。やがてまた牧場にでたところで山側の林が大きく伐採されているところがありました。いったい何の為なのでしょうか?まさかここは別荘地になることはありませんが、気になる光景でした。冬以外の季節には観野平へ車で入れる道へとでますとウォークもいよいよ終わりです。この道への入口にはペンションからのお迎えの車が待っています。

こんなに唐松が倒され編笠山が丸見えになってしまいました。
ここは一体何になるのでしょう?

 雪のないところまで来てスノーシューを脱ぎました。丁度お昼となりお腹も程良くすいてきましたね。今日は短いウォークでしたのでお弁当はありません。この後希望者は各ペンションのオーナーと藤野屋さんにお蕎麦を食べに行きました。ウォークの後のお蕎麦は格別でした。

スノーシュー ガイド付きツアー開催予定

2003年2月2日 大平林道  詳しくはこちらから

2003年2月23日 
小入笠山 詳しくはこちらから

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