八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 御柱祭 2 (高森神社)

Oct 04, 2010

御柱祭 2 (高森神社)

 続きが中々続きませんでしたが、やっと・・・
午後高森神社に戻ると、鳥居のところで木片を配られました。箱に入っている大小の木片は、今御柱から削られたばかりのものらしく、しっとりとしています。神社の境内では、御柱の冠落としが始まっていました。冠落としとは柱の先端を三角錐状に削り落とす神事で、これで"御柱"は晴れて神木としての威儀が整ったことになるそうです。それに雨水がたまらず、腐りにくいと言うこともあるかな?でも綺麗な三角錐に削るのは難しそうです。ご神木ですから、やはり見てくれも大切です。みんなの見ている中、緊張してしまいますね。

上の写真のように御柱を立てる穴も掘られ、そこに御柱の下の部分を入れ、御柱に付けられたワイヤーが大きな木の上を通って、後の「ヨイトマケ」で巻かれる事により、大きな御柱が立ち上がります。

 御柱も穴の中に収まり、この準備ができると、いよいよ御柱に登るための準備です。登る人達は、あの悲しい事故もありましたので、腰に命綱をしっかりと巻いています。

また足場となるものを、等間隔に巻き付けたり、ワイヤの上を更に縄で縛ったり・・・・準備が着々と進みます。


 準備が整うと、御柱の上に氏子さんが乗り込み、最後に今一度命綱を確認しています。舞台では木遣りやラッパが鳴り響き、いよいよ建て御柱の始まりです。1時半頃から始まったであろう冠落としからここまで2時間かかっています。
サーいよいよ始まり始まり。
     

 垂直に立ち上がると、無事立ち上がったこと祝して花火が上がり、風船が飛ばされます。
      
 御柱の足元は樹皮で囲まれ、土で埋めて行きます。その間氏子さん達はずっと柱の上。
 しっかりと立ち上がった御柱の上や、ぶたいの上から沢山の小袋がまかれ、長い間見学していた人達が拾います。主人は100円が入っていました。
 こうして長い一日を掛け、高森神社の一番大きな御柱が無事立ち上がりました。
この様な地域の御柱祭は、細部までよく見ることができ、また楽しいものです。今日はあちらこちらの地域の神社で御柱が建ったことでしょう。