八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 「山の天気は七変化」の中遊ぶ

Apr 14, 2008

「山の天気は七変化」の中遊ぶ

 今日も目覚めは雨の音。でも起きる頃には雨も上がり、皆さんは早くからお散歩、鳥撮り、スケッチともうエンジンがかかています。私が一番後から始動で朝食作り。
朝食が終わる頃から空も明るくなり、それでも不安定な一日なりそうです。お天気が良ければ、真原の桜並木や、神代桜を見に行く予定でしたが、この空模様に、降ってきてもお店で楽しめる野辺山方面をご案内することにしました。

 野辺山まで来ると、季節は冬に舞い戻った感じです。ここまで来て、すんなりと高原ロッジに行くわけもなく、野辺山の広々としたフィールドを鳥を探して回ります。
いました、いました、灰色の空を優雅にケアシノスリが飛んでいます。細い枝の上ではノスリが獲物をさがしています。羽根を広げたので「いざ出陣!」かとドキドキしましたが、思わせぶりだけでした。まだ冬景色でも夏鳥の初見もあり、やっと高原ロッジへ到着。ここまで来ると、季節はもっと逆回しになり、雪景色にみぞれまで降ってきました。

 高原ロッジでは女性陣はおしゃべりしていてもいいと思っていたのですが、ロビーに入った途端、女性陣も餌台に来る野鳥に夢中。ついに売店で野鳥図鑑を買ったり、吉野さんの写真集を買ったり、すっかりと野鳥家。
やっと一段落して、レストランへ。ここでもみんながみんな、一台ずつカメラを持っているので、「写真をとりにいらしたのですか?」と聞かれました。
ここのレストランはサラダバイキングになっており、特に長いまま置いてあるセロリが美味しく、特製のお味噌を付けて、それぞれが一本ずつ口に咥えた姿は壮観。(笑)

 ロッジでのランチの後は、青空も見えて来ました。皆さんが買った写真集の写真家・吉野さんを訪ね、買った写真集にサインをいただきました。その時です、吉野さんの家の前の牧草地を10数頭の鹿が牧草地を横切って行きました。遅れて2頭の牡鹿が横切って行きました。きっと先の牝鹿の群れが渡る間、どこかで安全を見張っていたのでしょう。まさか前の集団をおとりにして、安全を確認して自らが渡った、と言うことはないと思うのですが、この変な世の中を見ていると、鹿の世界も変わってきているかも、なんて思ってしまうのも、悲しいものです。

 次は八ヶ岳倶楽部です。丁度慎吾さんの「寄せ植え教室」が始まる直前でした。フルーツティーを頼んで待っているときです。慎吾さんが教室へと向かう忙しい時にも関わらず、写真をお願いすると、気持ちよく一緒に撮っていただけました。フレッシュな果物が沢山入ったフルーツティーは少しずつ注ぎ、3回くらいに分けていただきます。味の違いを毎回楽しめます。

  最後はmayumiさんとも待ち合わせている、八ヶ岳美術館へ向かいます。『片田好美 水彩画展 森と生きる』 を見るのも、片田さんにお目にかかるのも、皆さんとても楽しみにしていました。片田さんも待っていてくださり、野鳥の話で盛り上がりました。片田さんとのツーショット写真も撮らせていただき、皆さん満足、満足。

 これで本日の観光は終わりです。鳥と人との出会いの多かった一日でしたね。最後に虹のパン屋さんでパンをお土産に買って、あるびおんでmayumiさんも加わって記念写真。はい、パチリ!
夕暮れの中、皆さんは家路へと向かわれました。
お疲れ様でした。