カテゴリー : アロマ、ハーブ、美容
このカテゴリーの登録数:46件 表示 : 1 - 10 / 46
Mar 18, 2012
夏みかんのマーマレード
伊豆・子浦産の夏みかんでジャム作りです。自然に任せている木なので、勿論無農薬。安心してマーマレードが作れます。自然だけに周りの木の樹液で黒くなっているのもありますが、たわしで洗うと綺麗になります。
さて30個以上はありそうな夏みかんの皮をむいて、実を散り出すにはそれなりの時間がかかります。しっかり体制を整えて、座ってレテビを見たり、音楽を聴いたりしながらじっくり取りかかる事にします。
夏みかんの皮は厚くて固いので、包丁で切れ目を入れてもむくには力がいります。本当はこのような単純作業を続けることは苦手です。でもやりはじめるとそれはそれで楽しいものです。
皮を剥くと、皮のぶつぶつの中から液体が霧のように飛び散るのが分かります。良い香りが辺り一面に広がりますね。これはリモネンという成分で、気持ちを明るくしたり、元気にしてくれるリラクゼーション効果のある香りです。殺菌作用もあるのでお部屋の空気が浄化されます。
次に皮の裏についた綿もそぎ落とし、包丁を途中でも時々研いで、切れ味の良い包丁で皮を細く切っていくと、またそれも気持ちいいものです。是非切れる包丁でね。おもしろいようにすぱすぱ細く切れていきますよ。勿論力がいらないから肩も張りません。綿は綿で捨てずに細く切って一緒に使います。綿付きのままでも良いのですが、やはり皮を細くしたので別々に。切るそばから水に入れると、どんどん苦みが抜けていきます。
切り終わった皮と綿はもむようにして流水で洗い、たっぷりの水で茹でていきます。茹でては水で洗い、また茹でます。私は2回で終わりにしましたが、苦みが強いときは更に繰り返せば良いとお思います。
このゆで汁は捨てずにためておき、食器洗いや雑巾がけに使いましょう。やはりリモネンの作用で油が良く落ち、洗い上がりもさっぱり。掃除に使えば殺菌作用とアロマ効果で清々しいお部屋になりますね。この汁で布巾を煮るとシミや黒ずみが綺麗になります。
さて、皆さんは実をどう取り出しますか?袋も入れる方は種だけ出して刻むそうですが、私は中袋だけは入れません。だから実だけを綺麗に取り出したいのです。皮を剥く前にグレープフルーツ食べるようにくりぬく方も、実を一つずつ外して中袋を剥く方もいらっしゃることでしょう。
私は外皮を剥いた中身をリンゴを剥くように薄く剥いていきます。そして剥いた実を今度は皮と実の間に包丁を入れて実を出します。残った中袋もぎゅっと絞ると汁がとれます。とっても楽です。
茹でた皮はぎゅっと水分を絞り、実や絞り汁と合わせて、そこに重量の20%ぐらいのキビ糖をまぶして1時間位置きますく。今度はゆっくりの煮始めます。今日の夏みかんはジューシーなので水は一切加えずに煮始めました。煮るときも一気に煮詰めようとせず、煮立ては火を止め、さましながら味を染みさせ余熱で柔らかくする、また少し砂糖を加え火を入れてさますを繰り返します。圧力鍋で柔らかくして、後から詰めるだけの作り方もありますが、じっくりと火をいてれいく方が、深みのあるマーマレードができます。苺やブルーベリーの様な繊細な果物は、あまり時間をかけずにさっさと作った方が美味しいのですが、マーマレードはこうしてじっくり煮詰めると、甘みと苦みがほどよく折り合って良い味を出してくれるようです。
ヘタと種と絞った中袋以外全てを使ったので、大鍋一杯のマーマーレードができました。
Mar 09, 2012
木の実たちのちから
今日は蓼科ハーバルノートにてシンプルズレッスン。テーマは『木の実たちのちから』
木の実はアーモンド、クルミ、カシューナッツについて、オイルはアプリコット油、ヘーゼルナッツ油、オリーブ油、アルガン油、ローズヒップ油について。
ナッツはどれも美味しく、大好きですが、外国産が多く、添加物や塩気が多かったり、酸化が早いのですぐにダメにしてしまいがち。でも不飽和脂肪酸が多く、鉄分、カリウム、食物繊維も多く、動脈硬化予防、コレステロールの低下、抗酸化などの効果もあるので、日常の中で良い品質のものを少しずつでも取りたい食品ですね。そういえば我が家には小淵沢産のクルミが箱いっぱいあります。そう、リスさんのためです。安心安全なクルミですから、これからリスさんだけでなく、私たちもいただくことにしましょう。
オイルもここにあげる中ではオリーブ油、とアルガン油以外は、私はほとんどアロマに使うことが多いです。食用の時は低温圧搾した良質のものを、できるだけ熱を加えずに取り込むのが良いですね。良質の植物油はコレステロール低下や動脈硬化予防、老化防止にも効果があります。長生きの方々の中にはオリーブオイルを毎日スプーンに2杯ほど飲用している方もいらっしゃいます。サラダや蒸し野菜にナッツや
オイルを合わせるとコクが出て美味しくいただけますし、カルパッチョなども加熱しないでオイルをいただけますね。
レッスン最後のおやつはクレープです。中には煮リンゴが入っていて、ナッツの香ばしさとカラメルソースのほろ苦い甘みがアクセントになった、とても美味しいクレープでした。
Feb 27, 2012
文旦
毎年この時期には文旦が届きます。大きな文旦も、さっぱりした味に一つぺろりといただいてしまいます。皮は砂糖漬けにしたり、実も皮もワタも中袋も全て丸ごと使ってジャムにしたり。今年は種まで日本酒漬けにしてお肌に使います。柚子の種の日本酒チンキの効果に味をしめた私は、金柑の種も漬けて見ましたが、こちらはほとんどペクチンがでませんでした。ところが文旦はすぐにぷるぷるのペクチンが出てきます。それに文旦は種が多いので、すぐにたまります。
柚子の種チンキはプルプルの液体になり、角質化したかかとなどに効果があり、ハンドクリームとしてもお酒と柚子という食べ物同士なので安心して使えます。柚子が無くなったら文旦でね。
アルコールに弱い方など向いていませんので、必ずパッチテストをして、自己責任でお使いください。
Feb 24, 2012
酒粕
造り酒屋さんに行くとなぜか酒粕を買いたくなります。今回も蔵開きで買ってきました。でも甘酒を作っても酒粕の甘酒は酔ってしまい、先日も2杯飲んだら心臓がドキドキして来ちゃいました。今も甘酒を飲みつつ書いていますが、ちょっとほろ酔い。粕汁も大鍋に作りましたがまだまだ使い切れません。
それで先日酒粕パックを作ってみました。材料は
酒粕1:ヨーグルト1:ハーブウォーター又はハーブチンキ1+蜂蜜
が基本で、緩かったら小麦粉でとろみを調整です。
今回は手作り日本酒チンキを0.5とハーブウォーターを0,5を合わせて
使いました。そのときに漬け込んだローズヒップの実やラベンダーなどのハーブも一緒に入れて、材料全部をミキサーにかけました。この実やハーブで柔らかなスクラブパックとなりなかなかの使い心地。アルコールを呑むのは弱いのですが、肌は大丈夫です。でもアルコールアレルギーの人には向きませんので気をつけてください。作られる方はパッチテストをして、自己責任でお願いします。我が家では娘にも好評を得ました。
Feb 18, 2012
Lemon Cinnamon
今日は蓼科ハ−バルノートにて「レモンという果実 シナモンという木の皮」のお勉強です。
レモンの精油はお肌にも体にも良いことが多く、私の精油ボックスに欠かせないものです。香りもだれにも受け入れられる香りで、私は香りで迷ったら柑橘系にするのです。浄化作用、抗ウィルス作用もあるので、この時期良いですね。
食べ物としてのレモンもいつも身近にあるものですが、それだけに使い残しを無駄にしてしまうことも多いものです。防かび剤など使っていないものを選ぶので、すぐにかびてしまうのです。この残りは冷凍して保存し、おろし金で氷ったままおろして使うと良いとか。なるほど!!それなら皮のリモネンが良い香りを放し、白いワタや袋も一緒におろされ、動脈硬化予防に効くビタミンpも無駄にならず良いことずくめ。早速このアイデアはいただきましょう。
シナモン、これもこの時期欠かせません。殺菌力はどの精油より強く、血流を良くし体を温めてくれる効果も抜群です。
スパイスとしてもこの時期の果物・リンゴとの相性も良く、ホットミルクやチャイにも欠かせません。
今日の最後のおやつもまたレモンtシナモンを使った素敵なお料理でした。ホットワインだとみんな車を運転して帰るので、ブドウジュースのホットにシナモンなどスパイスが入っていました。プレートにはレモンを絞ったドレッシングのグリーンサラダと塩麹鶏肉とポテトなどを和えたものがのった「ブルスケッタ」とレモンケーキ。どれも美味しく頂きました。
最後に以前オレンジとレモンでポマンダーを作ったのですが、そのレシピを載せておきます。
ポマンダーとは(ポマンダーという名前は、pomme・りんごとambre・琥珀色のから) 中世のヨーロッパでは疫病が流行し、そのころは、香りは空気を浄化する、邪気を払うと考えられ、恐ろしいペストの疫病予防や魔よけのためにこういったポマンダーを身に付けたりしました。今ではクリスマスの頃、林檎の他柑橘系の果物で作り、ツリーに飾ったり家の中に魔よけとして飾ります。上手に出来たポマンダーは何年も腐ったり、かびたりしません。丁字などのスパイスの防腐効果が効いているからです。オレンジポマンダーの作り方
- 出来たときリボンをかけるようあらかじめオレンジに十文字にセロテープを貼る。
- セロテープを貼っていない部分にクローブ・丁字(先端につぼみの付いているもだけを使う)をさしていく。(先に竹串で穴を開けても良い)
- ポマンダーパウダーを作る。 今日はシナモン、カルダモン、ナツメグ、クローブのパウダーをビニール袋の中でよく混ぜる。
- この袋の中にクローブをさしたオレンジを入れてまんべんなくまぶす。
- これを通気性の良い紙袋に入れて、風通しが良く涼しい所で堅くなるまで乾燥する。(1,2ヶ月)
- 今回は気温も高いので、毎日一回はポマンダーパウダーをまぶそうと思います。
- できあがったらリボンをかけてかざります。
- レモン、リンゴでもでも作ります。
下の写真は作ってから数年たったポマンダーです。もう香りはありませんが、腐らずに残っています。
これが途中で腐らず、カラカラに乾燥してポマンダーになり、こうして何年も持つのはシナモンなどのスパイスの抗菌力によるものです。凄いですねー。
おまけ
丁字が少し残りました。これにマンダリン(ミカン科の常緑樹)とレモンの精油を数滴垂らし、ポマンダーパウダーを少しまぶし、瓶で1週間ほど熟成させてポプリポットに入れてみます。上のオレンジポマンダーが出来るまで即席ポマンダーで香りを楽しみます。
Jan 27, 2012
エキナセア
寒い日が続き、乾燥も激しく、全国的にインフルエンザが大流行のようですね。学童もいないし、この山で暮らしていると余り感じないのですが、都会で生活している方、お子さんは気をつけてくださいね。
今日はエキナセアのハーブティーを都会で働く友達に送ろうと思います。
エキナセアには風邪やインフルエンザなど、ウイルスや細菌に対する体の免疫力を高める効果がありますし、飲まなくてもこれでうがいをしたら良いと思うのです。
セージはのどが痛いときにセージティーでうがいをすると有効です。
でも菊科の花にアレルギーのある人、肺結核、自己免疫性疾患,糖尿病,エイズなどの方はエキナセアの摂取を控えたほうがよいでしょう、またセージは妊娠中やアルコール摂取中は控えた方が良いでしょう。
Jan 22, 2012
『八ヶ岳の食卓』※から 〜かぐわしく美味なる一品を〜
先日の蓼科ハーバルノートのシンプルズレッスンは、参加者それぞれがなぜこの講座に参加したのか、又は食にまつわる体験などを話すことから始まりました。
色々な方の体験談や思いを聞くことができるのもこの講座の楽しみでもあり、その思いや体験談からまた話題が広がり、食べることの大切さ、重み、楽しさ、力を改めて感じる事ができました。食の持つ力は大きくて、私は人と人との絆を深めるもっとも身近な手段は、一緒に食卓を囲むことだと思っています。
最後のティータイムはボリューム満点なチキンパイと素敵なクマザサのティーバッグに入ったセージの御茶でした。そしてメインはチキンパイ。みかん汁に漬けた鶏肉は臭みもなく、粗く刻んだ鶏肉の食感も良く、さらにクルミの食感とハーブの香りを楽しみながらの1品でした。さわやかなコールスローが添えられていました。
お口直しの葛湯は、メープルシロップで味付けされ緩いくらいのとろみがのどごし良く体の中に吸い込まれていきました。お好みでかけた和三盆の甘みもさわやかで、葛は好きでも葛湯が苦手だった私ですが美味しくいただくヒントをいただきました。
植物の力
柚子種子の日本酒チンキの使い心地の良さに、もっと楽しんでみたくなりました。
引き出しを開けるとローズヒップティー、先日買ったレッドローズティーが。もっと探せばセージやローズマリー、タイム、ポットマリーゴールド、マロウ、ラベンダー、ジャーマンカモミールもなどお肌に良いものが次々出てきます。
チンキとはアルコールで生薬などの有効成分を抽出したもので、香りを大事にするハーブチンキではウォッカ(40度)やホワイトリカー(35度)などがよく使われますが、私は醸造酒の日本酒の方がそれ自体にも酵母や麹の美肌成分がある気がしています。昔おばあちゃんが日本酒を嗜んだ後に杯に残ったお酒を「肌に良いんだよ」と手にすり込んでいましたし。アルコール濃度が低いので抽出は弱いかもしれませんが、漬け込むときにハーブを多めに入れるか、希釈の時に原液を多めに使えば良いかな・・・
今日はドライハーブなので日本酒の20%位を入れてみました。生なら瓶いっぱいにハーブを詰め込んで、それが浸るくらいの日本酒を注いで一ヶ月くらい暖かで日の当たらないところに置いてから、できたチンキを濾せばできあがり。できた原液は冷蔵庫で保存。使うときは精製水などで希釈して。日本酒なので柚子チンキなどは希釈せずに、私は手や足に塗っています。かかとがひどく角質化しているところにも良かったです。クリームを塗る前に柚子チンキ原液を塗ってからシアバターで保護しています。やっぱりオイルの前には保湿が肝心
!
ローズヒップとレッドローズは単体で、セージ、ローズマリー、タイム、ポットマリーゴールド、マロウ、ラベンダー、ジャーマンカモミールは混合で作ってみました。老化肌に対する最強軍団になるでしょうか?お友達に見せたら、「どんなに綺麗になっちゃうの」と笑っていました。
Jan 16, 2012
冬のセルフケア
今日の講習は『冬のセルフケア』
お肌のケアや風邪の予防から掛かってしまった時の手だて、冷え知らずでいるためのハーブなど学びました。
窓から見える林の中にはずいぶん前に降った雪が解けずに残っています。それほど寒い日が続いているのですね。でも私たちは温かなハーブティーにぬくもり、ハーブウォーターや精油、蜜蝋やジェルで作ったクリームで潤い、楽しい話題に外の寒さも忘れてホットな時間を過ごしました。お日様のフットバスはオレンジピール レモンピール、カモミールジャーマン ポットマリーゴールド オートミルパウダーをガーゼに包んだものを38℃から40℃のお湯を張った中に入れたもの。みかんの皮やレモンの皮を乾燥させてもOKだそうです。身近なもので皆さんもぬくもって見ませんか?
寒い乾燥した冬はお肌がカサカサしたり、かゆかったりしませんか?そんなときは油分を付ける前に、必ずたっぷりの水分を与えてからにしましょう。油分の染み込みも良くなり、油分の下で水分が保たれお肌は潤いを取り戻します。そんなとき私が使うのは水分としてハーブウォーターです。あるびおんの洗面台にも常備したてありますので、どうぞおためしください。
そして昨日私が作ってみた保湿液。それは柚子エキスを使ったもの。暮れに柚子の種と皮も実も日本酒に漬け込んだ柚子エキス。種の周りにはなにやらぷるぷるのジェルのようなエキスが出ています。ちょっと手に塗ってみたらしっとりさらさらになります。これは何だろうと調べたら資生堂さんがこんな事発見したそうです。これは無駄にはできません。早速これをハーブウォーターで薄め、ジェルにアルガンオイルを溶かしたものをここに入れました。最後にほんの少しグリセリンを入れて保湿効果を高めました。化粧品業界=厚労省では、ユズ油による光毒(つけて光に当たるとシミなる)の報告はありませんが、私は念のためお日様に当たるときは付けずに、もっぱら夜用かボディー用に使うつもりです。
作らなくちゃ作らなくちゃと思っていたクリームがとうとうなくなりました。自分自身に掛ける時間がない私は、化粧水としてハーブウォーターを使い、その後に蜜蝋クリームを塗るだけが日常のお手入れ。なのでなるべく色々なものをクリームに入れちゃうのが私流。
大好きなローズの精油と効き目のありそうなロックローズがなくなっていました。自分へのご褒美にちょっと高価だけど買わなくちゃ。