八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 着付け

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Feb 06, 2012

着付け教室

 民謡やお三味線を習っているお友達に頼まれて、今日は出張着付け教室。
今日は下着の整え方(これが重要)と着物を着るまでを練習。ウールの着物では上手く着られても、本番に着る柔らかな袷ではまだ上手には行きません。でもこれも回数を重ねて練習すれば大丈夫。
普段の着物が着られて、お太鼓が上手にできるようになれば、気軽に着物を着られます。私も久しぶりに着物を出してどこかへ行きたくなりました。

今日のポイント

  1. ガーゼの肌襦袢の背の中心でエリから20cm下のところに平ゴムを縫いつけ、この位置をウエストのすぐ上くらいまで下げて前で結ぶと肌襦袢のエリが下がり、着付け終わったときに見えることがない。
  2. 長襦袢の後ろのループにコーリンベルトを通しておく。
  3. 長襦袢を着たら、両袖を持って背縫いが中心になるようにしてから、左右の衿先を体の正面で合わせる。
  4. 左手で左右両方の衿先をもって、右手で背縫いをもって下に引き、手の平分程度に衣紋をぬきます。少し抜きすぎるくらいで。
  5. 右手で下前の衿を鎖骨を通るようになでおろし、左手で長襦袢の後ろのコーリンベルトを持ってきて留める。
  6. 右手で止めたところを押さえながら、左手で上前を合わせる。
  7. 上前を合わせたら右手を抜き、後ろのコーリンベルトを前に持ってきて上前を留める。
  8. 伊達締めの中心を胸の中心上部に合わせ、両側を後ろで交差させ前に持ってきたら左手でそれを持ち、右手で伊達締め中心を少しずつ下におろす。バストの下で結び帯の中に結び目をしまう。
  9. 着物を体の後ろにまわし、下から肩にはおる。長襦袢の袖を入れ忘れない。長襦袢の後ろエリに着物が被さらないように。
  10. 両袖を持って背縫いが中心になるようにしてから、左右の衿先を体の正面で合わせる。
  11. エリ先を持って着物体後ろに添わせながら持ち上げる。この時しっかりと持ち上げてたるみが腰より上に上がっているようにすると腰ひもが巻きやすい。
  12. 左手に持った上前の裾を右足の脇に合わせ、上前の衽線(おくみせん)を小指の端に合わせる。
    同時に裾を床すれすれの長さまで平行に下ろす。
  13. 上前の位置が決まったら、右手で持った下前を体にぴったり合わせて引く。そこで上前を開いて下前を体の前へ巻き込む。この時に裾の位置は体の後ろで床すれすれで、巻き終わりは10cmほど持ち上げると裾つぼまりで綺麗に見える。
  14. 今度は上前を合わせる。上前のつま先も少し上げ、上前が足の甲に少しかかるくらいの丈がよい。この時後ろの裾丈も床すれすれになっているか確認すること。
  15. 腰ひもの中心を前に合わせて体に回して前で結ぶ。腰ひもは長いガーゼを体に合わせて切ったものが一番着崩れしない。後ろのたるみ分が腰ひもにかからないように注意。
  16. 前たらるみ部分のしわを伸ばし、おはしょりを作る。脇下の身八つ口から手を入れて後ろのたるみも伸ばす。
  17. 左右の掛け衿を身体の中心で合わせると背縫いが中心に来る。
  18. 長襦袢の衿にそって下前の衿を整え、左の身八つ口にコーリンベルトを入れ、再度首元まで衿をしごいてエリを整えてから留める。コーリンベルトを背中にまわし右手で取り、左手で上前のエリを合わせて整えコーリンベルトを留める。
  19. 前と背中のしわを両端に寄せるようにする、。両脇に寄った余った身頃は後ろの身ごろを前に引っ張り、前の身ごろをその上にかぶせるように重ねる。
  20. 伊達締めの中心を前のエリの合わせ目くらいに当て、一巻きしたら左手で伊達巻きの両方を左手で締めるように持ち、右手で伊達巻きの中心を下にゆっくりと下げる。こうすることで前身頃が綺麗に整う。
  21. 伊達締めを結んで、結び目は伊達締めの帯の中に入れる。
  22. おはしょりを整え、身八つ口から手を入れて引っ張り上げ、おはしょりを上前一枚だけにする。おはしょりの長さは帯下から指1本分程度。余っていたらそれも少しもあげてひも留める。

本日はここまで。次回は帯ですね。