八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : ボランティア

カテゴリー : ボランティア

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Sep 30, 2009

雨のグリーンボランティア

 昨日からの雨は止む気配もなく降り続きます。こんな日に限って私はゆっくりとボランティアに行ける日なのです。Mさんも行く予定のようで、「どうする?」とも電話もなく、私も行く準備をしてMさんを待ちました。
行くとこんな雨でもこられる方は来ています。今日は「陽だまり」の中で、バザーに使う乾燥したラベンダー切り。「陽だまり」とは右の写真の所で、木とガラスで出来た、人の為の温室のような東屋です。冬でも患者さんやスッタフの方達が、太陽が降り注ぐこの「陽だまり」の中から庭を眺めることが出来るようにとボランティアで作ったものらしいです。この小さな空間がラベンダーの香りで満ちてきました。いつもは広い庭に散り散りで働いているので、みんなでのおしゃべりはランチの時だけですが、今日は手に手にはさみを持って働いていますが、お口は暇なのでおしゃべりも弾みます。
気がつけばいつの間にか雨も上がり、ランチはいつものように外で。院長先生もいらして、インフルエンザやそのワクチンのお話を聞くことができました。私の周りは学校へ行っている子もなく、インフルエンザも遠いところの話のようですが、学級閉鎖や集団感染も多く、病院にも毎日のようにインフルエンザの患者さんが見えているようです。
結核が4人に1人、インフルエンザが5人に1人、鬱が5人に1人の日本にいて、ボランティアやペンションの仲間、親しい友人知人を見回して、それに該当する人がほとんどいない環境にいられるのは幸せなことです。
 今日は時間があるので、ボランティアの帰りはMさんと茅野でお買い物。掘り出し物見つけては喜び、おしゃべりとお買い物三昧の一日でした。

Sep 26, 2009

諏訪中央病院 第1回病院祭

 今日は諏訪中央病院 第1回病院祭でした。病院のHPには「地域と病院、患者さんと病院スタッフ、ボランティアの方々。さまざまなコミュニケーションが深まり、より一層親しみやすく信頼できる病院に発展する一助になればと考えています。」と書いてありました。

庭には沢山の模擬店が出て、グリーンボランティアでは病院の庭に咲く花で作った花束を売ったり、お客様に自由に花束を作ってもらったりしました。 又ハーブティーを用意して、ハンモックを吊り、そこで休んでいただくという趣向です。花より団子で、はじめは模擬店にお客様を取られた感じでしたが、後半は次々花束を造りに来るお客様や、買ってくださるお客様があり、最後の一束まで完売でした。あちらでも、こちらでも手に花束を持った人がいらっしゃると嬉しくなります。ミントやセージ、タイムなどハーブをあしらった花束は香りも良く、持っているだけでも気持ちが和むことでしょう。
      
午後は店じまいをして、ホールで『川江美奈子さんピアノコンサート』を聞いて帰ってきました。初めて川江美奈子さん名前を聞きましたが中島美嘉、今井美樹、平原綾香、一青 窈、郷ひろみさんなのどへ楽曲を提供しており、ピアノもアカペラも素敵でした。早速川江さんのブログにも今日のことが載っていました。

Sep 16, 2009

葡萄狩り

 病院のボランティアの方々と葡萄狩りに行きました。
皆さん、午前中はしっかりと病院の庭でボランティア活動をして、お昼は車の中で食べて、穂坂の近藤農園さんへ移動しました。
色々なブドウを試食して、お気に入りを房ごと取ってお持ち帰りです。
今夜は皆さん、ブドウのデザートかしら?

Sep 09, 2009

ボランティアとほろ酔い勉強会

 今日は諏訪中央病院のボランティア。お天気はよいもの、それほど暑くなく、庭仕事日和でした。
ここの仕事は決まりが無く、いつでも自分が出来ること、自分のしたいことをすればいいのです。
先週から私はナツメの木の周りの草取りをしています。ここには球根から出てきた芽や、これから咲く小さな芽が出てきており、それらを抜かないように間に生えた雑草を抜きます。
今日は小淵沢から一緒に行っているMさんとおしゃべりしながら草取り。やはり二人だとはかどります。
あっという間にランチの時間。お持ちよりランチは今日はサラダが重なって、まるでサラダバーのよう。でもおにぎりも栗ご飯も、デザートのケーキもバナナケーキにシフォンケーキ。爽やかな空気とこんな美味しいご馳走なんて、本当に贅沢。
         
 午後からは院内で「ほろ酔い勉強会」。今日は内藤いずみ先生の講演 『いのちを大事にする医療 −在宅ホスピスケアの意味と意義−』と、その後は鎌田實先生との対談です。
残念ながら今日は内藤先生のお顔を拝見するくらいで帰らなくてはなりませんでした。
10月4日には清里萌黄の村・ホールオブホールズで内藤先生の講演と稲垣達也さんのピアノコンサートがあります。
チケットは残り少ないようです。行かれる方はお早めにチケットをお買い求め下さい。あるびおんでも受け付けます。詳しくは右のパンフレットをクリックしてご覧下さい。

Sep 02, 2009

病院の庭

 久しぶりのボランティア。雑草の多い夏も皆さんが頑張ってくれていたのでしょう、とても手入れも行き届いて花壇も綺麗でした。
皆さん、ご苦労様でした。
今日はまた、ハーバルノートの生徒さんで、松本や飯田からの方がボランティアのメンバーとして加わってくださいました。また平均年齢が下がりそうです。
9月はほろ酔い勉強会(鎌田先生と内藤先生の対談)、病院祭・・・と行事が続きそうです。楽しみです。
今日は庭に大きく育ったフェンネルの種を摘んできました。干してフェンネルシードを使います。またKさんからシャドークイーンという皮も身も紫のジャガイモをいただきました。今までの紫じゃがいもよりも3倍のアントシアニンを含むことと、調理後も鮮やかな色が落ちないところが特徴で、高級ホテルなど業務用向け食材らしいです。早速お料理に使ってみて、また紹介したいです。またNさんからはしば漬けように沢山のミョウガをいただき、サンマ寿司を持っていた往きより、帰りの方がずっと重たくなったボランティアバッグです。

       
   
午後は病院の近くに住むお友だちと久しぶりにおしゃべり。汗も流して、お口の運動もした楽しい一日でした。こんな日に感謝。

Jul 29, 2009

素麺流し

  今日は病院のボランティアの恒例・素麺流しの日です。でも心配していた通り、目覚めると激しい雨。それでもテントも用意したと言うことだし、食べることだから絶対に決行だと思い、昨日仕込んで置いたロールチキン(牛豚ミンチにタマネギ、パプリカ、枝豆を混ぜたものを赤鳥もも肉で巻いたもの)をオーブンで焼き始めました。Mさんと会場であるKUさん宅に向かうと、富士見に入ったとたん雨が降った様子もなく道路も乾いていて、なんと原村に着くと晴れてきました。
他のメンバーの方々は病院で話し合いをしてからこちらに向かっています。
さー準備でです。みんないつもの事なので手際よく、勝手知ったる我がの様に厨房に入ったり、庭で動き回ります。長い真っ青な竹は岡谷のKさんが軽トラに結わいて運んで来ました。カメラの三脚を何台も使って、上手に傾斜を作っているのは男性陣。雨が降っても良いように瞬く間にテントも貼り、テーブルには持ち寄りのお料理が所狭しと並びます。今日のサプライズはKさんのズッキニーの花のフリッターです。Kさんが調達してきてくれたズッキーニーの花にミックスチーズを詰めて、先をつぼめておきます。そしてお料理の並んだところで、その脇でビール入り衣で揚げ始めます。

 ほーら、こんな素敵なイタリアン料理の出来上がり!!いつも、どなたの持ち寄り料理も綺麗で美味しく、アイデアも素晴らしく、このメンバーは庭仕事より、お料理ボランティアや、みんなでレストラン開いた方が良いのではないかと思うほどです。今日もお総菜以外のポテトチップスからお漬け物、デザートの栗の渋煮、寒天、ケーキまですべて誰かしらの手作りです。
フリターの揚げたての熱々を頬張り、あちらこちらのお料理に手を伸ばす内に、お腹が大夫膨れてきました。でも、でも、でも今日は「素麺流し」なのです。KUさんのご主人がながす準備をして、みんなが竹の回りに集まるのを今か今かとまっています。今年の竹は大きく湾曲しており、なかなか面白い素麺コースができました。さー、利き手が下流に来るように立ちます。こうすると、箸に引っかかりお素麺がとりやすいのを昨年覚えましたから。さーよーいドン!
   
  あれー?誰ですか、一番下の滝壺で楽して食べているのは。(笑)
皆さん、取りにくいぶどうやウズラのゆで卵、みかん、チェリーは取れましたか?童心に返る時です。素麺をいただいては、テーブルのお料理に戻り、また素麺を楽しみ、を繰り返しまた今日も食べ過ぎです。
 お腹も落ち着き、やっと素敵なお庭を見回すゆとりが・・・
このお庭自慢のオオウバユリは鹿に無惨にも蕾を食べられ、悲しく茎だけが立っています。でも今年は雌タカラコウが素晴らしく、その向こうには深紅のベルガモットが一面に咲いています。鬱蒼とした林に囲まれた広い空間は、だれにも邪魔されない憩いの空間です。こんな素晴らしいところで、美味しいお水を流して「ながし素麺」できるなんて、本当に幸せ。

 いつも素敵なイベントを考えてくださるKUさんご夫妻に感謝。
では秋まで病院にはいけませんが、またお目にかかる日まで。

Jul 08, 2009

雨上がりのボランティア

 夜中から朝までかなりの雨でした。少し上がってきたものの朝はまだ降っていました。今日はボランティア日です。これから忙しくってなかなか参加できなくなるので、今日は皆さんのお顔を見たいナーと思っていました。一番熱心なKさんに電話すると、温室の片付けならできるから行くとのこと。小淵沢のお友だちMさんと私も行くことに。家を出るころには陽も差してきました。病院に着くと思っていた以上に多くのかたがもう熱心に作業をしていました。皆さんやっぱりこの日はここで顔を合わせたくなるのかしら。
 陽が差してくるとかなリ強いです。今日は日焼け対策が甘くてちょっと心配。我が庭は大夫草が伸びているけれど、病院の庭は大勢の人でスッキリとなりました。午後は我が家もやらなくてはと思うのですが・・・できるかな?
 たのしいランチの後、帰りは今度私の愛車になる予定の車がお迎えに来てくれました。試乗車です。でも今の車より少し大きいので、病院から運転はしないで我が家に着いてから試乗することに。ちょと長くてバックのの駐車がしにくいけれど、何とか乗れるかな。でも、本当は小さな軽自動車が私はいいのだけどなー。

Jun 10, 2009

バーベキューパーティー


 久しぶりのブログ更新です。
今日はボランティアの仲間でバーベキューパーティーです。と言ってもいつもより早く集まって、しっかりと病院の庭の作業をしてからの事です。
 場所は天竜川沿いの岡谷のKさん宅。病院の庭造りの中心的なKさんは、いつもみんなが帰った後も遅くまで病院の庭のお手入れをしていますが、ご自分のお庭や畑もまた素晴らしいのです。今日はその段々畑の中にあるガーデンでランチです。

  まるでターシャチュダーの世界       こんなお休みどころもあって、作業の合間にはお
                                   昼寝もできるんですって。

 Mさんと私は準備スタッフとして、病院には行かずに直接Kさん宅へ。すっかりと準備してくださっていたので、あまりお手伝いすることもなく、お庭を見たり、火をおこしたり、ワイルドストロベリーを摘んだりして、最後は焼き鮎をたっぷりと載せた鮎ご飯のかまどに火を入れて他の方々を待ちました。

    火起こしはMさんにお任せ      梁で捕った鮎を囲炉裏で焼いて・・・Kさんに感謝  
 やがて作業でお腹をすかせた仲間31人がご到着。それを合図のようにアスパラの天ぷらを揚げ始め、ウィンナーや焼き鳥を炉で焼きはじめ、持ち寄りの1品をテーブルに並べたり、庭や畑を見学する人、天ぷら材料を集める人・・・と一気に盛り上がってきました。

      焼き奉行あり                       揚げ奉行あり
   
    鮎ご飯も美味しく炊けました。         持ち寄りの一品もテーブルにのりきれず
              
         
    Sさんの80才のお誕生日に花束を     オカリナの音色がガーデンに流れ素敵な時間
 1日ガーデンや天竜川を眺めたり、美味しいものみんなで楽しくいただいたり、たのしいおしゃべりしたり、素敵な時間をありがとうございました。
 Kさんの素敵なカントリーライフはこちらでご覧になれます。
菰さんの悠々広場

 

May 20, 2009

ボランティア 勉強会


 今日から友人のMさんがボランティアの仲間に入ってくれることになり、また一層楽しくなりそう。
気持ちの良いお天気ですが、やはり日向で作業をしていると汗が。はじめはこんなに草があって・・・と思ったところも、人出があるということは素晴らしいことで、いつの間にか綺麗なって、本来あるお花がスッキリと目立つようになっています。
 今日は作業の後12時から東洋医学科部長・長坂和彦先生のお話を聞く勉強会です。楽しみなランチはその後。なのでお話の間に少し口に入れるデザートを作ることに。カップにシフォンケーキを入れ、その上にコーヒーゼリーとホイップクリーム、リンゴを載せ、摘んできたミントを飾れば出来上がり。打ち合わせも無かったけれど、みんなが持ってきたものを寄せ集めたらできてしまいました。凄い!
 それを持って会議室にはいると、急遽院長・濵口實先生のインフルエンザ対策のお話が。やはり今の段階では、うがい、手洗い、睡眠、栄養で自分自身を守ることが一番です。秋口までに恐ろしい毒性を持ったウィルスに変わらないことを願うばかりです。

 続いて長坂先生のお話。今日は毒性の一番強いトリカブトについて。この毒は他の毒と比較ならないほどの猛毒だそうです。春に山菜として食べるニリンソウの若葉と間違えたり、ニリンソウの中に混じってトリカブトが生えていたりで、その中毒になるそうです。動物は決して食べないので、山の中には最近増えているようでから、ニリンソウを食べる方はご用心!数年前のトリカブト事件の事と合わせ、トリカブトの毒について色々学びました。長坂先生のお話は始めて聞きますが、とても楽しく、先生の笑顔を見ているとコワイ毒のお話をしてるのを忘れてしまいそうです。

 いつも思うのですが、普段なかなか聞けないような専門的なお話が、こうして聞けることは本当に恵まれています。感謝。
 この後はいつものように持ち寄りランチ。アサリご飯や蕗の煮物、手作りパンやサラダ、季節のお総菜・・・と盛りだくさん。

 やはり予想通り、いよいよ関東にも新型インフルエンザ。関西でも滋賀県に広がりを見せています。
潜伏期を経て、水際対策をくぐり抜けてきたウィルスが暴れ出すときがきたのでしょうか。異常に怖がっても、弱毒性だからと侮ってもいけませんね。さー睡眠、睡眠・・・

May 13, 2009

ボランティア

 久しぶりのボランティア。知人が入院しているため、冬から春への庭を、3階の病室から眺めることが多かったのですが、段々緑が増え、赤や黄色の花が咲き始め、先に見える山の景色と共に、どれほど患者さんの気持ちを癒したことでしょう。
今日もポピーやマーガレットが風に揺れ、アヤメやジャーマンアイリスは 凛として緑の中に佇み、 ラベンダーや、レディースマントルは開花に向けて太陽からのエネルギーを身体いっぱいに蓄えているようです。そんな中で、みんなせっせせっせと草取りやメンテナンスに励んでします。
 ここへ来る前に近くのアスパラ畑から「採れましたよ」との連絡があり、山のようなアスパラを分けて貰いました。その中の太めのものと、サラダオイルを持ってきたので、私はみんなの作業の終わるころを見計らって丸ごと天ぷらを揚げ始めました。カリッと揚がったアスパラの天ぷらにお塩を振って、作業を終えた人から順番に揚げたてを食べて貰いました。
この「丸ごと長い」のを手に持ってかぶりつくというのがとっても受けて、縁日の屋台で美味しいもの買ってもらったときのような笑顔が広がりました。その後は皆さんの 持ち寄りの食べきれないほどのおにぎりやお総菜をいただきました。

 ランチを終えて病室に行くと、大切な人は84才の人生に幕を下ろし、安らかな永遠の眠りについたところでした。まるでこの日と決めていたように。暖かくなったら車いすを押してこの庭を一緒にお散歩できたらと思っていましたが、暖かくなったころは体力がなくなって、一緒に歩けなかったのが残念でした。でも今日は病院の庭に咲く紫や白いお花を胸に抱いて、懐かしい我が家へと帰って行きました。合掌