八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : ボランティア

カテゴリー : ボランティア

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Feb 18, 2009

グリーンボランティア勉強会 緩和ケア 平方先生

 今月のグリーンボランティアの勉強会は、諏訪中央病院緩和ケアの平方先生のお話。
平方先生はボランティアの活動にとても協力的で、行事ごとに参加し、いつもカメラで記録していらっしゃいます。今日は「がんという病気と緩和ケアと諏訪中央病院」と題された勉強会です。

1がんについて知っておいて欲しいこと
2がんと診断された後、どうなるか
3緩和ケアへの誤解と、正しい定義
4緩和ケアが必要な状態になりたくない≠緩和ケアはない方が良い
5緩和ケアを利用した人たち

以上のことを分かりやすくスライドを交えての講義でした。そのスライドの中には時折病院の庭の四季折々の写真が出てきます。こんな風に庭を撮っていただいていたのかと思うと、嬉しくなりました。
そして5で最後の日々を人間らしく、自分らしく生きて旅立たれた方々のスライドをみて、今までがんは恐ろしい病気、夢も希望もない病気と思っていらして方の中でも「がんはなかなか良い病気だな」「がんで死ぬのはそれほど恐くないな」と思われた方もいらしたのではないでしょうか。
私も母の死をここの緩和ケアで看取ったとき、いつか死を迎えなくてはならないのなら、もしこんな風にケアされて死を迎えることが出来るなら、がんは恐くないと思いました。
そして、ここでボランティアしている私たちは、こうして庭に関することだけでなく、自分たちの体について勉強できることも嬉しいことです。
 この後はおきまりの持ち寄りランチ。沢山のサンドウィッチや巻きずしや、お菓子が次々回されます。それをいただきながら、先生への質問や意見を述べる時間がありました。
来月は萩尾エリ子先生の講義です。きっと病院の庭への思いや、ハーブやアロマのお話かなと思うのですが、私は娘の卒業式で出られません。ちょっと残念です。

Jan 21, 2009

グリーンボランティア勉強会 鎌田先生からのメッセージ

 諏訪中央病院のグリーンボランティアは、冬の間庭のお手入れはお休みで、月一回勉強会を開きます。今日は新年初めて顔合わせとなる勉強会です。
 そして今日の講師は名誉院長の鎌田實先生です。それまでは良く院内でお会いしたのですが、昨年はほとんどお見かけすることがなかったように思うのですが、昨年は環境問題、イラクなどの戦地、チェルノブイリなどの視察や医療支援で世界中を回っていらしたようです。旅人カマタの2008年でもご覧になれます。
今日はスライドを見ながら、先生が見ていらした国や状況を、そこにある素晴らしい物語を交えてお話ししてくださいました。
信州の患者さんの来ない病院にやって来て、地元に根付いた「人にやさしい医療、あたたかな医療」を目指して30年を捧げ、55才で引退した今、第二の人生として今度は「やさしい、あたたかな医療や地球」を模索し目指していらっしゃるのでしょう。世界を見、そして我が国のことを考え、気持ちよく今の政策や企業のあり方を斬るお話もあり、思わずうなずき溜飲が下がる思いがしました。今の政治や医療制度、社会保障制度に欠けているのは「あたたかさ」です。でも自分の周りを見渡せば、そして皆さんの周りも「あたたかな心」「あたたかな人々」「あたたかな交流」などいっぱいあるはずです。ほどほどの庶民の生活を送るためには、みんなあたたかな心で助け合い、励まし合って生きて行かなければならないのですが、きっと今の日本を動かしている人々は巨万の富の元に、そんな心を持たなくともお金ですべてを動かして生きてこられたのでしょう。そんな人々に「あたたかな」何かを語ったり、「あたたかな」政策など考えることはできないかもしれません。
 でもそんな日本でも、それを実践してきた村が17日に紹介した映画「いのちの作法」の旧沢内村(現西和賀町)なんですね。早くこの映画を見てみたくなりました。3月15日が楽しみ。
 ちょっと話がずれましたが、鎌田先生の熱いお話は尽きることなく続き、聞く方もいつまでも聞いていたく、大幅に時間が延びても足りなかったのですが、勉強会は終わりとなりました。企業と繋がらないで環境問題を考え、平和を祈り、憲法9条のことも考え、若者たちが結婚しやすい状況をつくり、子育てをしやすい支援を充実させることが大切で、こんな状況だからと悲観ばかりしないで、下がった波は必ず上がると信じながら、絶望を客観的に受け止めることが大事なのだという言葉に大きな拍手を送りました。
その最後にCDが流れました。何曲目かに私の大好きな「ひまわり」が流れ、涙が出そうになりました。そして鎌田先生がブラダン・コチさんに招かれプラハで録音したCDの「ふるさと」〜プラハの春〜発売記念 チャリティーコンサートが3月13日に東京・津田ホールで予定されていますが、すでに昼夜1000枚のチケットは完売だそうです。
でも、あきらめないで!3月19日にはここ八ヶ岳でも例年のようにコンサートが開かれる予定です。パンフやチケットはこれからですから、東京でのチケットを逃した方は是非ここ八ヶ岳で、綺麗な空気と景色の中でチコさんのコンサートを聴いてください。そしてこのCDを手に入れてください。その収益はチェルノブイリとイラクの子供達の医療支援につかわれます。詳しくは追ってお知らせします。
鎌手先生とブラダン・コチさんとの出会いから「ふるさと」〜プラハの春〜のCDの出来るまでの物語りはこちらで

Oct 31, 2008

ハロウィン

  今日は朝からパンプキンスープ作り。大きなお鍋に2杯。夕方から病院の庭で患者さんや職員の方々に振る舞います。水曜日にはジャック・オー・ランタンも沢山作られているはずです。昨年は私も一緒に作りましたが、今年はお仕事で行かれませんでした。どんなのが並んでいるか楽しみです。
 そうそう、病院に出かける前に我が家のジャック・オー・ランタンも作ります。今夜のお客様をお迎えするために。
 4時過ぎ、スープを車に積んで出発。病院の庭ではランタンに灯がともり、すでにお客様も見えています。今日はちょっと冷えていますが、院内放送されたこともあり、時間と共に大にぎわいです。小さなお客様も多く、仮装したちびっ子も現れ、みんなのモデルになっています。3人で持ち寄った大量のスープも次々消えていきます。1時間ほどでスープも終わりとなりました。

  今日の様子はこちらで

 家に戻る途中、ズームラインから鉢巻き道路へ出て右折した途端大きな牡鹿が前を横切りました。曲がったときで、スピードが出ていなくて良かった!!あんな大きな鹿に激突したら、私のおんぼろ車は大破してしまいます。そして家の近くのコスモスの前で、キツネのセザンヌが今日も迎えてくれます。夜ごとこの交差点にキツネがいて、車がくるとキョトンとした目で車を見ます。私は片田さんのロザンナに対してセザンヌと命名しました。ハロウィンの夜にこうして野生動物に遭遇しながら家路につくなんて、八ヶ岳ならではのお話です。
家に着くと玄関にはさっき作っていったジャック・オー・ランタンに灯がともっています。
今夜のお客様はこれからご到着のようです。

         

Oct 22, 2008

名残の花たち

 今日の病院の庭はだいぶ落ち葉が散っていました。それがまた綺麗です。
すっかりと秋の風情になった庭ですが、花壇のそこかしこには名残の花たちが陽を浴びています。ベンチに座って、一緒に陽を浴びながら本でも読みたくなる陽気です。
 東屋からスロープが延びて、車いすの方でも出入りができるようなっています。今日はそのスロープで車いすの患者さんがなにやら困っている様子。近寄って見る と、スロープの板が一枚腐って落ちてしまったため、車輪がそこで止まってしまったようです。大変、大変。ゆっくり降りていらしたので、車いすから落ちることもなく、怪我もなくすみましたが、早速男性の方にここの修理をお願いします。ここのボランティアにはベンチの修理や、木の手入れなど、男性が活躍する場が多くあります。もうすぐクリスマスのイルミネーションの飾り付けもありますし。
 今日のランチはまるでパーティでも開けそうにご馳走がいっぱい。私も紅葉した桜の葉やオークの葉を籠に敷き詰め、その上に秋刀魚寿司を並べてみました。Hさんはお重の底に大きなヤマブドウの葉を敷いて、そこにお稲荷さんを沢山詰めてきました。それが真っ赤でとても綺麗。黄色に美味しそうな焦げ目のついたパイナップルケーキはまるでひまわりの花のよう。食べきれないでお土産に頂いてきました。箒草の箒もお土産に頂きました。

Oct 15, 2008

グリーンバザー

 おーー何というお天気。真っ青な空が広がっています。
漬け物とサラダの野菜を切って、大量の荷物を主人に車に積んでもらって、いざ出発!!
 早くから皆さんは集まって、お店を作り、値札を付け、すっかりと準備万端。そこにぶどうも並び、開店と同時にお客様。

手作りのクラフト、自家製の野菜のサラダパックなども並びます。
一番手前ではアロマハンドトリートメントコーナーもあり、一番奥ではハーブティーのサービスもあります。 ぶどう売り場では 試食用のぶどうも出して、お客様に美味しいことアピール。売り方もお上手です。職員の方々も休憩時間などに覗いて下さいます
 販売は 皆さんにお任せして、私は庭に出て、ランチの準備に取りかかります。いつもは余りお料理をしないという男性陣が豚汁を作ってくれます。二つの大きなお鍋を並べて大奮闘。私はその横でスパゲティーサラダを作り、秋刀魚のを薫製にします。
時おりバザー会場に行くと、多くのお客様で賑わい、ぶどうは完売になっています。残ったら買おうと思っていたのにと・・・仲間のみんなは残念そう。
12時少し過ぎた頃閉店し、片付けをして1時近くに なってやっとランチです。皆さんお疲れ様、お腹もぺこぺこです。ご苦労様でした。
 さーさーお腹いっぱい召し上がれ。お豆とスルメのご飯も、豚汁も、秋刀魚の薫製も好評です。良かった、良かった。多くの方の差し入れもあり、今日も賑やかな食卓となりました。


 みんなで一大イベントを終えた後の心地よい疲れと、空腹感が青空の下で段々癒されていくようです。いつもよりゆっくりとしたランチの時間です。
           
              
 デザートはぶどうの寒天です。他にもニンジンのケーキにゴマをまぶしたお餅など、差し入れの甘いデザートはみんなを本当に幸せな気分にしてくれます。感謝。

Oct 08, 2008

お客様を迎えたボランティア

目覚めると激しい雨。でも徐々に上がり、ボランティアに出かける頃には晴れてきました。
諏訪中央病院に行く道すがら、鉢巻き道路の紅葉が素晴らしく、何度も車を停めてしまいました。
 病院着くと桑折さん宅で採れたなめ茸、大根、ニンジン、長ネギ、それにこんにゃくやお豆腐、自家製味噌が用意されていて、私はそれでキノコ汁を作る仕事を始めました。今日は大阪から見学の方も来ているので、皆さん、持ち寄りランチにも力が入っているようです。お昼が楽しみ、楽しみ。
 今日はキノコ汁を作る間に、皆さんの作業姿を撮りましょう。いつもランチばかりで、まるで「ランチの会」のようですから。
 男性は小枝を機械で刻み、ウッドチップを作り、花壇の中の小径に敷いています。こちらではラベンダーの手入れ、こちらは花殻摘み、リハビリ室の前では「おいでなし て」が開かれていました。月に一度ハ-ブティーが用意され、オカリナ演奏や大きな絵本の読み聞かせなどが開かれています。
今日も患者さんや「やすらぎの丘」からのお年より、保育園の子供で賑わっています。その周りの庭では、黙々と草むしりをしたり、木々の手入れが進んでいます。
そしてあちらでは大阪からのお客様をご案内しています。
 さてキノコ汁の良い香りが漂う頃、皆さんも作業を終えてテーブルに集まってきます。そしてそれぞれ持ち寄りのもが開かれて行きます。今日はお客様がいらっしゃるので、もの凄いご馳走が所狭しと並びました。 テーブルから溢れそうです。
 秋ならでは鮭といくらの親子飯、山栗ご飯、五目寿司にお稲荷さん、手作りパンやケーキも色々。ポテトチップスまで朝の揚げたてです。これにハラペーニョで作ったタバスコをつけると美味しいこと、エリ子先生が発見。こちらはどなたのお料理、これも美味しいわー、こっちも美味しいわよー、あれの作り方、これのレシピと話も弾んで賑やかなランチです。自分の空いた器に余った他の人のお料理を頂いて来るのも楽しみ。今日もごちそうさまでした。

今日のアルバムもご覧下さい。

Oct 01, 2008

いよいよ10月、そして

 今日は仕事の合間に私はボランティア、主人は茅野に用があります。それで一台の車で私は諏訪中におろしてもらうことに。ハイ、燃料の節約です。
それにしても雨が止みそうにありません。頼まれたぶどうもあるし、ハロウィン用の大きなカ大きなボチャやp・たん歩゚歩゚の粟田さんが手に入れてくれたハロウィン用カボチャなど運ばなくてはなりません。みんな集まるかと心配していたら、今日はバザーに向けての話し合いとのことで一安心。
お客様のチェックアウトのあと、二人で手分けをしてお掃除して、沢山のぶどうと、大きなカボチャを積んで一路諏訪中央病院へ。
 原村から茅野へ下る道にはガウラが咲いていますが、今日は雨に打たれて少しうなだれています。
 丁度4年前のこの日、この場所で、母のところへ向かっている私の携帯が鳴ったのです。病院から母が具合が悪くなった知らせでした。そしてその日に母は自分の意志で深い眠りにつきました。でもその母がこうして沢山のボランティア仲間との出会いを作ってくれたのです。親は自分がいなくなった後のことまで心配してくれているのですね。
 沢山の荷物があるのでみんなが玄関まで取りに来てくれました。話し合いはほぼ終盤でしたが、私は当日のランチとなど打ち合わせて終わり。きっとみんな喜んでくれるだろうと、昨日沢山のぶどうを仕入れて持っていったのですが、瞬く間に完売です。良かった!農園も助かり、みんなも喜んでくれて。
 お昼過ぎに用が終わった主人が迎えに来ました。その頃には素晴らしい青空が広がってきました。御柱街道を登っていると、蓼科山方面がとても綺麗です。時間は無かったのですが、どうしても素通りできなくて車を止めてもらいました。そしてチェックインの3時にセーフです。

Sep 24, 2008

久々の諏訪中央病院 ボランティア

 今日も素晴らしい秋晴れです。昨日からのお客様は今朝8時57分の電車で帰らなくてはなりません。主人の車と私の車の2台で駅までお送りする途中も、南アルプスがとても綺麗です。皆さんきっと帰りたくないでしょうね。昨日はワイナリーで楽しんでいらっしゃいましたが、今日もこの景色をゆっくりと堪能していただけないのは残念です。またの機会の是非・・・・
 主人はこの後、S様ご夫妻を野鳥ガイドです。野鳥だけでなく素晴らしいドライブも楽しんできてください。
 私はお手伝いの人とお掃除をして、今夜のお泊まりの準備をして、その間に持ち寄りランチの準備もして、やっと10時30分に完了。急いで諏訪中央病院に向かいます。7月の末以来長いご無沙汰です。皆さんに会うのも楽しみ、行くまでの道すがら、秋晴れの綺麗な景色を見ながらのドライブも楽しみ。
 病院の庭ではもう皆さん作業中。雑草のおおい茂る夏も皆さんで頑張ったようで、広いガーデンはとても綺麗です。暑い中、本当にご苦労様でした。一番大変なときに休む私を、それでも温かく迎えてくれました。「忙しかったんでしょう?」「待ってたのよ」と。待っていたのは私よりランチだったかもしれません(笑)。だからちゃんと温かなドリアは冷めないようにタオルで来るんでお持ちしましたよ。1時間も作業するとランチです。今日もおにぎり、パン、ドリア、お総菜、お漬け物、ケーキ、フルーツとフルメニューが揃いました。Tさんのご主人、そうめん瓜の中華風漬けがとても気に入ってくださったようです。自家畑のそうめん瓜で是非作ってみてくださいね。賑やかに秋風の中で頂くランチは美味しいです。
 今日のお土産はズッキーニーとハラペーニョ(グリーンチリ・青唐辛子)。このハラペーニョで自家製タバスコを作ってみます。


写真は何故かいつもランチばかり。そう、作業中は忙しくて撮れないんです。ホントかなー?

Jul 10, 2008

ラベンダーの香りに包まれて

 朝の激しい雨に、今日のグリーンボランティアはお休みと思ってのんびり。でも10時頃にはどんどんお天気が良くなってきました。
大あわてで支度して出かけると、皆さんでラベンダーを摘んだようで、病院の庭はラベンダーの香りに包まれていました。ドライにするラベンダーが摘めたと言うことは、こちらは結構早くに雨が上がったのでしょうか。
 今日のランチはお稲荷さんやおむすび、炊き込みご飯、蒸しパン、フォカッチャ、そしてパスタを載せたパンと主食が多く、どれも頂きたいけれど、すべてを頂く前にお腹がいっぱい。デザートはハーブゼリーやみつ豆。北海道で買ってきた赤豌豆を沢山茹でたので、今日はお豆たっぷりのフルーツみつ豆を作っていきました。
 沢山あまったのは、みんなで分けてお土産です。私も沢山頂いて来ました。

 午後は残った人達でラベンダーの小束作りと、それを院内に飾ります。良い香りを楽しんでいただきながら、乾燥もするという・・・一石二鳥。鎌田先生の「がんばらない」「あきらめない」などの書が飾られたホールと緩和ケアに飾りました。これが乾いたらまた秋のバザーの頃には、ラベンダーピローやらベンダスティックなどに変身するかも知れません。お楽しみに。 帰る頃にはまた雨が・・・

Jul 03, 2008

霧ヶ峰と白駒池

 この時期毎年、高山植物を楽しみにやってくるお友達がいます。
今日はまず車山に。
ニッコウキスゲはまだ少なく、気温が上がらないせいか、鹿の食害によるものか。
 次は白駒池周辺の山野草です。
今日はお天気も悪く、霧がでていたの、。白駒池もどんよりと沈んでいます。
それでも花たちは、霧を受け生き生きとしています。



          オサバグサ                     コミヤマカタバミ

          イワカガミ                       コケモモ

          ゴゼンタチバナ                     白駒池