八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 旅行

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Mar 04, 2009

ランカウイへ行ってきました  

『これが最後のチャンスかもよ』と言う娘の一言で今回の旅行は決まりました。
最初は気軽にハワイでもと考えていました。娘が『人が少なく、もっとのんびりと出来るところが良い』と言ったので、この掲示板に投稿していただいているやすたまさん、KAICHOさんの旅行記・撮影記を拝見し、行きたいと思っていたランカウイはどうかと相談したところ『いいよ』と即決でした。
まずは、これだけは観たいと思っていたオオサイチョウからです。
前日にスコールが長引き撮影中止になって翌日の予定を変更して出かけ、ようやく撮影が出来ました。
一本の大木になる実を沢山のオオサイチョウが美味しそうに食べていました。写真はフルーツを大きな嘴で口に放り込む瞬間です。

Mar 03, 2009

マングローブツアー

 さて朝の「大撮りもの鳥」の後は、車からボートに乗り換えてマングローブツアーです。ボートに乗ってもクイさんと 主人は鳥目です。丁度干潮なので干潟に上陸してみます。
 主人とクイさんがたっている所の周りに落ち葉が楕円を作っています。このところまで満潮時には水が上がってきます。ここは淡水だと思ったのですが、海の水が上がってきてかなりの塩分だそうです。そして初めて知ったのですが、マングローブとは海水と淡水が入り交じる沿岸に生育する植物群の総称で、マングローブという木はないそうです。だからマングローブの周辺には 海の動植物・森の動植物が生息していて、ここではシオマネキをいっぱい見ました。
ボートに戻り、またのんびりと上流へとボートが滑るように走ります。今日は川にいるワシの餌付けを見ます。そしてさらにボートは上流へと進み、川幅の狭いところも通り一つの洞くつへ。ここは『鰐の洞くつ』というそうです。今はほとんどいないそうですが, むかしむかしは沢山いたのかもしれません。みんなバッグやベルトになっちゃたのかな?とても背の低い洞くつに見えたのですが、ボートごと入っていきます。満潮であったら入れないでしょう。上にはまだ余裕があるのですが、思わず頭を下げてしまいます。



 やがて川の中央に豪華ヨットが何隻か停泊していて、その岸辺には生け簀がいくつか有る魚の養殖場に着きました。ここでは鉄砲魚に餌をとらせたり、エイやカブトガニに触らせたりしています。私たちには目の大きな小学生くらいの少年が色々見せてくれました。ずっとここに住んでいるのか、学校には通っているのか、大きな瞳の周りが黄疸のように真っ黄色だったことなどが気に掛かります。
  
 さらにボートは上流へと進み、 今度はコウモリの住む大きな鍾乳洞です。入り口はあの独特な獣臭がして閉口しましたが、中にはいると気になりませんでした。ライトを当てると沢山のコウモリがぶら下がっています。鍾乳石も青みを帯びてなかなか綺麗です。昔は海の底だったことを示すように、牡蠣の殻の後が沢山見られます。


 のんびりゆったりしたマングローブツアーもいよいよ終わりです。レイトチェックアウトのホテルのお部屋を4時までに出なければならないので、ここからはスピードを上げて出発地に戻ります。行きにはマングローブの支柱根や膝根(しっこん)が見えていたのですが、潮が満ちてきた帰りはすっかりと水中に入っています。潮の満ちた川は緑を写し、未知の生命力を一層感じさせます。オーストラリアに行ったときも聞いたのですが、マングローブの林の中には未知の植物も多く、がんの特効薬なども見つかる可能性が大だそうです。 クイさんと主人は最後の最後まで撮った野鳥写真を確認しています。

 上陸してマレーシア最後のお食事です。時間もないのでクイさんが手早く注文してナシゴレンやビーフン、魚のカレーなどが運ばれてきます。お土産やさんが並ぶ一角の屋台のようなお店です。ビーフンは真っ黒でしょっぱそうですがそれほどでもなく、魚のカレーはもの凄く辛かったです。クイさんはそれでも辛さが物足りないそうです。
 最後に日本人の奥さんがやっているお土産やさんに寄り、ここの特産(?)なまこ石鹸やチョコレートを買ってホテルへと戻りました。1時間で交代でシャワーを浴び荷造りです。今日はまだスコールがありません。どうか空港にはいるまで来ませんように。
 願いは叶って空港に着いた途端激しいスコールです。バナナや椰子の葉が激しく風に揺れ雨に叩かれています。あらーー、それでも飛行機は飛び立ち、後ろからセスナのような小さな飛行機も飛び立ちます。大丈夫なのでしょうか。でも私たちの飛行機が出るまでにこの雨が止まなければ、タラップで乗るのでびしょ濡れになりそうです。でもそれもバッチリ!乗り込むときは陽が差し、上空では少し夕焼けも。

   スコールの中飛び立つ飛行機           私たちが乗り込むj飛行機
楽しかったランカウイの旅もめでたく終了です。眼下に見えるランカウイ島にお別れです。素朴な人々と、豊かな自然と数多くの野生動物たち。またいつかふっと来てしまいそうな親しみの持てる所でした。

 長い旅日記にお付き合いいただいて、本当に皆さまありがとうございました。      m(_ _)m

大撮りもの鳥

  昨日のスコールの後にしぶとく降っていた雨も上がり、今朝はまずまずのお天気です。ここへ来て初めて3人で一緒に朝食をいただきます。主人はいつも早朝に手短にバイキングの朝食を済ませていたので、よーく見回していなかったようで、3日目の今日は、今まで気づかなかったものまで沢山食べています。
私は選べる麺(麺はいつもホーを選んでいます)の野菜やトッピングの選び方が上手になり、今朝も美味しくいただきました。
 9時にクイさんのお迎えがあり、マングローブツアーの前に、まずはバードウォッチングに。昨日スコールのために行けなかったオオサイチョウを撮るのが目的です。思いもかけず私たちもバードウォッチング、それもオオサイチョウにお付き合いできるなんて、昨日のスコールに感謝です。
 でも私たちはバードウォッチングよりも、クイさんと主人のペアーの動きを見ているのも楽しい、マンウォッチングです。3日目ともなると息もピッタリで、抜き足差し足で二人仲良く寄り添っています。

 そして私たちは、鳥が逃げないよう、ある程度主人が写真を撮ったら車から降りて観察します。
 はじめアレがオオサイチョウだと指さされた方を見たときに、木の緑の中に黄色い鳥を発見したと思ったのですが、よーく見ると何とそれはオオサイチョウの嘴だけで、体全体は凄く大きくてビックリ。これはサイチョウの中では一番大きなサイチョウだそうで、体長は130cmにもなるそうです。す。肉眼で見ても、一本の木の茂みの中に数羽のオオサイチョウがうごめいているのが分かります。双眼鏡で見ると、美味しそうに木の実を次から次へと食べています。そのうちに自分の羽根を抜くオオサイチョウがいました。これは食べ過ぎたときに、自分の羽根を抜いて食べて、余分なものをはき出すそうです。

サイチョウに見とれていると、アララ今度はシワコブサイチョウが。それも何ともいい枝の上に止まっています。こちら嘴の上に皺のようなコブがあって、喉元には黄色い大きな喉袋が。顔から首の側面から前面は白毛で覆われ、目の周りは赤です。木の茂み中には雌のシワコブサイチョウが。こちらは喉袋が水色で目の周りは赤で、顔から頭まで真っ黒で


す。サイチョウの飛ぶ姿もまた面白いです。

 一生懸命鳥を探しているクイさんが 興奮しています。主人に声を掛けています。今度もよく見える木にキツツキが。何とまたよく見える所に止まってくれたのでしょう。これもまた世界一大きなキツツキでボウシゲラだそうです。色は灰色っぽいのですが、ほっぺがはにかんだようにピンクです。ランカウイでも稀少種でクイさんもとても喜んでいます。勿論主人は大、大満足です。

 さてそろそろマングローブツアーに移らないと帰る時間に間に合いません。主人も満足してバードウォッチングを切り上げました。私と娘もこんな短時間で、 こんな素晴らしい野鳥にであえて本当に幸運です。クイさんに感謝。

 今度は河口からボートに乗り込んでマングローブツアーです。こちらでもヤマショウビンがお出迎えしてくれました。あっという間に飛んでしまったのですが、とても色鮮やかな綺麗なカワセミの仲間でした。
今日見ることが出来たランカウイの野鳥のアルバムはこちらからどうぞ

 最後のマングローブツアーはまたした書きますね。

Mar 02, 2009

海と山に別れて

 今日はおじいさんは山に鳥撮りに、おばあさんは海にいのちの洗濯に行きました。大きな大きな桃娘はどんぶらこどんぶらこと島に流れ着きましたとな。

今日も主人はクイさんと7時30分からバードウォッチングです。
今日の野鳥の写真アルバム
鷹と鳶の写真アルバム

 私と娘はクイさんの紹介で、ブンさんというガイドさんとアイランドホッピングへ。9時30分にホテルにタクシーがお迎えに来 ました。そこからブンさんの待つ港へと向かい、船に乗り込みました。私たちの他にはトライアスロンに参加した選手の方が3人と応援の奥様が1人の4人がいらして、6人とブンさん、船長さんで出発です。この時は引き潮で桟橋まで船が着けず、砂浜から乗船です。私たちが着いた28日にここランカウイ島でトライアスロンの競技(スイム3.8K バイク180.2K ラン42.2Kの競技で賞金総額:US$50,000予定の大会)があり、昨日主人は表彰式を見たそうです。4人の方はその流れで、日本に帰る今日・ツアー最終日をアイランドホッピングに参加したようです。しっかりと日本への帰り支度をした奥様はご主人に負ぶわれて乗船。
 アジアの海はそれほど期待していなかったのですが、思っていた以上に綺麗で、ライトグリーンの穏やかな海をわたっての島巡りは快適でした。
100前後の島々からなるランカウイ群島の中で一番大きいのが今泊まっているラン カウイ島ですが、次に大きい島がこれから行こうとしてるダヤン・ブンティン(妊婦さん)島です。海から見ると、頭を右にして妊婦さんが横たわっているようです。この妊婦さんの裏側に深くて綺麗な水の淡水湖があり、19年間子供に恵まれなかった夫婦がこの湖に来て、妻がこの水を飲んだところ子宝に恵まれたという伝説が残っており、 この湖をダヤン・ブンティン(妊婦さん)湖、島をダヤン・ブンティン(妊婦さん)島と言われるようになったとか。
島に上陸して、桟橋からムツゴロウやたくさんのカニクイザルに迎えられながら、登って下ること15分で湖に着きます。カニクイザルのアルバム こちら

 濃いエメラルドグリーンの湖は本当に深いらしく、ライフジャケットを着て泳ぐように言われましたが、沈むことを知らない私たちはそのままドボ〜〜ン。水深は20mはあるそうです。周りではイスラム教徒の女性達が頭にジルバブを被ったまま、ライフジャケットで湖に浮かんでいます。もし潜ったりするときはあのジルバブはどうなってしまうのでしょう。

 

 ここでの初体験はナマズのマッサージ。湖の端にあるナマズの生け簀に足を入れると、次々ナマズが集まって足をマッサージ(?)してくれるのです。ちょっと勇気を持ってチャレンジしてみました。何とも言えない感触。この写真をみた主人は「俺は絶対嫌だ!」ですって。
 さて次はワシの餌付けを見にいきます。ランは鳶、カウイは大理石を意味しています。 船から鳥の皮を撒くとたくさんのシロガシラトビやシロハラウミワシが餌をとりに水面をかすめ、大空に舞い上がっていきます。シロハラウミワシは羽を広げると2mほどもあり、大空を舞う姿はとても優雅です。 

鷲に餌をあげた次は、自分たちのランチ用の魚を釣ります。結構浅瀬で手釣りですが、海の底の珊瑚がみえ、魚が餌に向かってくるのも見えます。コバルト色した熱帯魚は食べませんから、これが寄ってきたら私は餌をあげてしまいます。引っかかるときはみんな一斉に珊瑚に引っかけてしまい大変です。ガイドのブンさんは一人ルアーでイカを狙います。早速イカをゲット。透明で綺麗です。これはその場でお刺身に。

次はランチ前に一泳ぎ。白砂に囲まれた無人島ベラス・バサ島(Pulau Beras Basah)に上陸して泳ぎます。シュノーケリングをしましたが、この日は少し白濁していて、珊瑚とウニが見える程度でした。ウニが沢山いるので足を着いたら大変です。真っ白な砂浜には綺麗な貝殻や珊瑚のかけらが沢山落ちています。もっと時間があったら沢山拾い集めたかったのですが。でもとても綺麗な模様の珊瑚は拾えたので良いお土産となりました。

 もうお腹もぺこぺこ。さーシンガ・べサール島(Pulau Singa Besar Wildlife Sanctusry)へ行ってランチにしましょう。上陸すると直ぐに次々お料理が運ばれてきます。濡れた体に心地良い風が吹き抜けていきます。ワタリガニや海老を手で豪快に食べ、ビールやコーラも飲み放題。釣った魚も焼かれてお皿に山盛りに盛られてきました。味付けはしていませんが、丁度良い味です。焼き鳥はマレーシア風なのでしょうか、黄色くてちょっと甘ピリ辛の味です。もう一つのチキンのドラムスティックは照り焼き風の味付けでした。これに揚げた肉団子やナシゴレン、デザートのモンキーバナナ。海辺のランチとしては思っていた以上に豪華でした。

 盛りだくさんメニューが組み込まれたアイランドホッピングも終わり、またタクシーでホテルまで送ってもらいました。あと僅かでお部屋というところでポツリと雨を感じました。そしてお部屋にたどり着いた途端に激しいスコール。ベランダの向こうが見えなくなるほどの雨です。今日ご一緒だった方々はあれからどこでこのスコールに遭っているのでしょうか。もし濡れていたらそのまま飛行機に乗るので大変です。
ホテルではNHKの衛星放送が見られ、お部屋にいると日本に居るようです。でも今日のスコールはなかなか止まず、シャワーを浴びているうちに益々酷くなり、とうとうテレビの受信さえ出来なくなりました。主人はクイさんがついているので、きっと早めに避難したことでしょう。でもこうスコールが長引いては、夕方からの鳥撮りは無理かもしれません。5時をまわった頃やっと雨脚がよわまりました。傘を差してフロントまで行き、タクシーでランカウイフェアに向かいました。今夜はここで主人達と待ち合わせです。
 やはり雨が止まず午後の鳥撮りは諦めたようで、今日は早めに戻ってきました。私たちはもう少しショッピングしたかったのですが・・・・
 さて今日のお夕食はどんなお店でしょうか?明日のお昼はマレーシア料理だそうなので、今夜も中華料理へ。昨日とは違うお店だそうです。クイさんは屋台というのですが、 オープンになっているだけで、私たちが思っている屋台ではありませんでした。今日は東坡肉(トンポウロウ)、シャコの酢豚風、ブロッコリーの炒め物、貝のバター焼き、チャーハンです。
今日のお店もとっても美味しいです。中でもシャコの酢豚風はとっても美味しくて、シャコが食べたいとリクエストして正解でした。

 食事の後は、私たちがまだ鳶の像を見ていないので、イーグルスクエアに寄って貰いライトアップされた像を見て、ホテルへと送ってもらいました。
今日のスコールでオオサイチョウを撮り逃したので、明日のマングローブツアーの前にこれを撮りに行くことになり、明日の朝は8時30分の待ち合わせでクイさんとお別れしました。

 今日も最後までお付き合いいただいた方、長い間ありがとうございました。いつも長くてすいません。

Mar 01, 2009

行動派とのんびり派


 主人は暗い内から起きてゴゾゴソ鳥撮りの準備。ガイドのクイさんがお迎えに来る前に、ホテルで朝食を済ませ玄関に7時30分待ち合わせです。
今日の野鳥写真アルバム
主人を送り出して、私と娘はもう一眠り。体調のことも考えて今日はのんびりの予定です。
遅い朝食は海の見えるレストラン。皆さんのんびり過ごしているようで、遅くてもかなりの人が朝食をとっています。パンの種類も副菜も日本の一流ホテルの倍くらいの種類と量。それにお寿司と日本蕎麦とお粥と3種(ビーフン、中華麺、フォー)の麺類もあり、これは好きな麺とその前にあるモヤシや白菜などをどんぶりに入れて持っていくと、それを茹でてスープをかけてくれます。それにさらに辛みやネギ、ピータンなど好きなトッピングをのせていただきます。この麺がとっても美味しいのです。ナシゴレンなどにはむいている外米ですが、これでお寿司を作っているので柔らかく炊いたのか、お寿司は米粒の形が残っていなくて堅い糊のようでした。でも柴漬けやキュウちゃん漬け、山菜の塩漬け、蟹かまぼこなどがお粥のトッピングとしておいてあるのにはさらに驚き。目移りするものの、お腹が心配なので、今朝も軽く済ましておきます。

  豊富な種類のパンやパンプディング    お寿司と日本蕎麦は氷の上に置かれています。

 さて12時に昨日手配しておいたエステからお迎えの車が来ます。午後は4時間ヒーリングエステを楽しみます。エステサロンのあるセナンビーチまでは車で15分くらい。エステサロンらしくキレイな車で女性のお迎えでした。サロンはアジアンティックな個室になっていて、明かりを落とした二人分のベッドを並べたお部屋に続いて明るいバスがあります。

でも驚いたことに、フットバスにも、全身バスにも浮いているのが菊の花。菊は山形など寒い地方のお花という認識があったので、この南国で菊のお風呂にはいるとは・・・。まずはゴボウのような根や土の匂いのするお茶を出され、フットバス。その後ブラシで良く足を洗われて、今度は全身バス。菊の花の他にソルトをたっぷり入れたようです。そして全身のアロママッサージ。ベースのオイルはオリーブオイルのようです。香りは弱く、強い匂いが苦手の私でも、もう少しアロマオイルを使って欲しいなと思うくらいです。でもうとうとしてしまうほど気持ちよく、ツボを押されるとこれまた痛気持ちよく、浮き世の疲れが吹き飛ぶようです。最後は別室でイスに座ってフットマッサージ。あっという間の4時間でした。

 さてこの後はタクシーでクワタウンに向かって、そこでショッピングをしながら主人とクイさんを待ちます。ショッピングビルに入った途端にもの凄いスコール。野鳥写真を撮っている主人達は無事避難できたでしょうか。朝の7時30分から夜の7時30分まで写真を撮り続け、やっと私たちの待つビルにやって来ました。流石、現地ガイドさんはスコールの来そうなときに車に避難して、二人も全く濡れていませんでした。主人は今日の成果に満足そうです。でも昨日の寝不足で午後はフラフラになったようですが。
 サー、クイさんの案内でお夕食を食べに行きます。これが楽しみだったのです。クイさんを紹介してくださった方々が、みんなクイさんと行ったお店は美味しかったと言っていたからです。辛いのが苦手なので中華料理店に行くことにしました。お店にはいると発泡スチロールの氷の中にハタやマナガツオ、蟹等がはいっています。この中から選んで、今日のメニューはこれです。

      蟹のチリソース                    ハタの唐揚げ

     クイさんお薦めスープ                   満足、満足           
デザートはフルーツ市場で調達、マンゴスチンの美味しかったこと!

    たくさんの南国のフルーツ        主人が昼間訪れたイーグルスクエアの鷲

Feb 28, 2009

やっと出発

 原因不明の腹痛に襲われ、3日間の点滴と絶対安静を守り、やっと家族旅行に出かけることが出来ることになりました。
今回の旅はマレーシアのランカウイ島5日間の家族旅行です。
 夜中というか早朝というか午前2時40分に家を出発して車で竜王のバス停まで行きます。3時50分の成田行き高速バスに乗るために。車はそこで5日間まで無料で預かってくれます。午前7時に成田第2ターミナルに到着。娘は京都からの夜行バスで少し前に着いていたようです。9時30分の集合に早いようですが、成田でドコモの携帯を借りたり(ドコモを使っていると同じ番号なので転送もされて来る)、朝食をいただいている内に時間になりました。 そしてクアラルンプール行きJAL723便は定刻に成田を出発。でも成田の滑走路はラッシュアワーです。前も後ろも出発を待つ飛行機が並び、次々と飛び立って行きます。座席は半分くらいは空いていて、我が家はみんなそれぞれに窓側一列縦に席を替わって二席一人の楽々フライトです。

 クアラルンプールで乗り換えて、ランカウイ島についたのは21時。今回の宿泊はシェラトン ランカウイ ビーチ リゾートで、ホテルには21時30分くらいについて、オーダーストップになってしまうので、お部屋に行く前にレストランで軽い夕食を取りました。ピザとパスタとナシゴレン。お手頃価格でお味もグーでした。でも軽くてよかったのですがボリュームがありすぎて食べきれませんでした。(泣く)
       
    ブルーのウエルカムドリンク             巻き込んであるピザ

     シーフードパスタ                      焼き鳥付きナシゴレン
 早朝に出てきて、昼間のフライトなのであまり眠れず、お腹がいっぱいになったら眠気が襲ってきました。カートに揺られてお部屋に案内されましたが、玄関から歩いても行けるお部屋で一安心。離れているところはかなり遠いようです。でもお部屋にはいるとベッドが二つ。あれ?トリプルのはずなんだけど。早速電話すると直ぐにベッドを運びますとのことでしたが、そこはマレーシア時間。運ばれてきたのは午前1時でした。お風呂に入って休んだのが午前2時でした。明日の朝7時30分には野鳥ガイドのクイさんがお迎えに来ます。出かけるのは主人だけですが。

03.01の旅日記へ

Feb 18, 2009

チェックしました

ランカウイの鳥でお見せしていないものを、チェックしています。
まだ結構残っていました。
1枚目 牛ではなくてアマサギ Cattle Egret 51cm
2枚目 チャガシラハチクイ Chestnut-headed Bee-eater 20cm
3枚目 サンショウクイ Ashy Minivet 20cm
4枚目 ササゴイ Little Heron 52cm
5枚目 セアカスズメ Plain-backed Sparrow 15cm
6枚目 シマキンパラ Scaly-breasted Munia 11cm
7枚目 シロハラクイナ White-breasted Waterhen 32cm
8枚目 ツバメチドリ Indian Pratincole 25cm
9枚目 チャノドコバシタイヨウチョウ Brown-throated Sunbird 
10枚目 ハリオハチクイ Blue-tailed Bee-Eater 27cm

Dec 12, 2008

京都旅行 その二 大原〜比叡山

 さて今回は11月28日の京都旅行2日目を綴ってみます。
今回は「何十年ぶりの京都、はじめての京都・・・」という姉家族が一緒で、今日は主人と私が案内役で京都らしい京都、京都初級編とも言うところを観光します。
 まずはワンボックスのレンタカーを借りて出発。比叡山に向かうのですが、レンタカーに付いているカーナビで走っていたら、なんと三千院へ。反対回りになってしまいましたが、どうせ帰りに寄るつもりだったので、まずは三千院へ。細い参道を歩くと直ぐにぬれせんべいの良い匂いに誘われ、あっちのお土産やさん、こっちの漬物屋さんと・・・一体いつになったら三千院に着くのかと思うほど。でも初めての時は、私たちもそうでした。見るものみんな買いたくなったりするのです。
 雨上がりの三千院は苔の緑も、濡れ落ち葉も色鮮やかで、今日も苔むしたお地蔵さんが微笑んでいます。

      
                         三千院

三千院のアルバム

 次は比叡山延暦寺で、琵琶湖から奥比叡山ドライブウェイで行きます。麓の紅葉は素晴らしく、琵琶湖の景色と紅葉を楽しみながら西塔へ。静かな西塔を見て東塔へ。こちらでは鐘を撞いて、根本中堂へ。いつものように中では団体法話が行われていました。不滅の法灯・・・油断の言われ・・・みんな覚えて帰るかしら?今日は曇って気温も低く、文殊堂には行かずにそうそうに比叡山を下ります。


     比叡山 西塔                


比叡山のアルバム

 まだレンタカーの時間はたっぷり残っていたのですが、哲学の道で女性陣は降りて、男性陣がレンタカーを返しに行きました。
 哲学の道を歩き始める頃は青空も見え、疎水に覆い被さる紅い枝とそれを写す水面。毎秋訪れますが、今年は特に紅葉が綺麗なようです。夕方でこの時期としてはそれほどの人もいませんが、哲学者の西田幾多郎が思策に耽りながら歩いたという頃、人影もまばらなこの道で、この景色を独り占めしていたのでしょうか。

     

哲学の道 安楽寺のアルバム

 青空が見えてきたので傘もホテルに置いてくるように男性陣に頼んだのですが、落ち合う約束の八坂神社までたどり着く頃にはザンザ降りの雨。またまたコンビニで傘を買うことに。
 みんなで合流して、小雨になった中、それでも傘を差しつつ清水寺に向かいます。今日は金曜日ですから清水寺のライトアップも大混雑のはずですが、先ほどの雨でみなさん止めたのでしょうか、二年坂も三年坂もそれほどの混雑もなく清水さんへ。それでも本堂や舞台の上から阿弥陀堂までは夜景を見る人、写真を撮る人でごった返しています。みんなをよく見ていないとはぐれてしまい そうです。それでも写真も撮りたいし。やっと良いポジションで写真を撮ろうとしたら、外はまたまた大雨。ライトアップ開催を知らせるレーザー光線に雨粒が反射しています。一、三脚禁止ですから、傘を持ちつつ柱にもたれたり、欄干に載せたりしながら息を殺してシャッターが降りるのを待ちます。あれれ、そんなことしていると、もうみんなの姿が見えません。またかき集 めて、次のポイントでシャッターを押します。このところいつも素通りしていた音羽の滝も今日はせっかくですから並びます。三筋の滝の御利益は健康、学業、縁結びだったかしら。でも全部飲むと御利益がなくなる・・・って本当?
 今日はライトアップ見学の予定があったので遅めに予約した夕食。場所は先斗町。風邪気味で今日も京都見物には参加しなかった娘も合流。築100年は経つ町屋がお店になっています。今日は歩く距離も多く、大夫疲れさせてしまったようです。ついついあっちもこっちも見せたくて。反省。
思い出もお腹もいっぱいにホテルへタクシーで。

清水寺 ライトアップのアルバム


      お疲れ様ー                      おいひぃー

Dec 05, 2008

京都旅行 その一

 京都から戻って早5日が経とうとしています。 恒例の一日ドックや、季刊紙の編集、お仕事などで写真の整理もまだ全部は終わっていません。でも少しずつ旅日記を書き始めようと思います。
 11月26日の夜行バスで小淵沢を発ち、27日の朝には京都八条口に着きました。 まずは娘のマンションに荷物を置き、一休みをして京阪・桂駅に向かいます。ここでK様にお出迎えいただき、京都の旅の始まりです。今回は札幌に住む私の姉家族4人も一緒の旅です。
 今回は京都の伝統工芸の技、舞扇の仕上げ(ツケ)作業を見せていただくことから。扇がどのよに作られているか、それは想像していたものとは大違いで、各工程で技と技が積み重ねられて、素晴らしい舞扇が作られていることをあらためて知りました。さらに体験までさせていただきました。地紙加工で何枚かの紙が合わされ、絵を描き、折りたたまれたものがあります。乾かした地紙に中骨を差し込む為の道(空洞)を「差し竹」という竹べらであけます。(写真右上)これを中差しといいます。ここに口を付け、中差しで開けられた穴に息を吹き入れて中骨を差し込み易 いように穴を広げます。(写真左)これを地吹きといいます。この作業も、強く息を吹き入れれば扇面の上まで穴が通ってしまいますし、弱ければ穴が空きません。一体何年かかったらほどよく穴が空くのでしょう。そして次はこの穴に、細く薄く削った中骨の先端に糊を付け差していきます。これを中附けといいます。奥様が手際よく、何気なく続けられる作業も、実際体験さていただくと、初めの 1、2本が入っても、3本目が入ると1本目が抜けたり・・・四苦八苦。それも私たちの中骨には糊がついていませんが、実際には糊がついてぺたぺたしたものを折りたたんだ紙の中心に綺麗に瞬く間に入れていくのです。熟練とはこういうことですね。京都ならではのお仕事であり、伝統工芸を守るお仕事です。これからは扇を見る度に、この工程を思い出すことでしょう。本当にみんなでいい体験をさせていただきました。 この時の様子はアルバムでご覧下さい。
 次はオナーご夫婦の雰囲気のよい喫茶店で美味しいランチをご馳走になり、k様のご厚意に甘え、西京区の観光に出かけました。何度も京都に来ていながら、まだ私たちにとってはほとんど歩いていないところなのでとても楽しみでした。
 桂はちょと前までは竹藪だらけだったとお聞きしましたが、その名残の竹藪が今でも沢山残っていて、竹藪と竹藪の間に道路が走っています。食いしん坊の私は「筍いっぱい採れそう」なんてついつい思ってしまいます。
 やがて着いたところが西山浄土宗総本山光明寺。頭上を覆うようなモミジと散りモミジが美しい緩やかな階段・女人坂を登ります。モミジを通した光は石畳もあたり一面も赤く染めま す。薬医門をくぐると、左手に梵鐘があり、御影堂の手前に、ここを開山された法然上人の銅像が紅葉に覆われて立っています。御影堂に入り渡り廊下を歩いていくと、丁度お坊さんが突き当たりで鐘を撞いていました。さらに階段を下っていくと左手眼下に信楽庭(しんぎょうてい)と 勅使門が見えてきます。回廊に下がった灯籠と信楽庭の写真を撮ってみました。「白州(しらす)に大小18個の石を配した庭は、生死の大海を渡る行者の姿を現しています。」と書いてありました。こうして大きなお堂の中も見ることができたのに、心残りは肝心な「張り子の御影」を見ることを忘れたことです。紅葉に見とれ外ばかり見ていたようです。
帰りは通称「紅葉参道」といわれる坂を下って来ました。幾重にも幾重にも重なるモミジ。赤、橙、黄色、緑とそれぞれが他の色を引き立て、調和を保つ自然の創り出す景色、色彩に驚かされます。

光明寺の紅葉アルバムもご覧下さい。 

 車で次は善峯寺へと案内していただきました。ここは一山丸ごと境内のようです。階段と坂の連続ですが、日本一の松や、多宝塔等がつぎつぎ現れ、上に行くにつれ景色も広がり、霧に霞んだ京都の町とかすかに見える比叡山を眺めながら、さらに上へ上へと続く境内を登っていきます。上部に行くと足元に広がる境内も、周りの山々も錦織りのごとくの紅葉です。京都は近郊の高い山に登ると、中心に市内の町が見え、その向こうに対する山が見え、本当に盆地の中に京の町があることを感じます。そしてそれを囲む山々がほとんど信仰の山であるというのは、京都の長い歴史を物語る何ものでもありません。


善峯寺のアルバムもご覧下さい。

 そして今日の最後はいつもの『石塀小路・豆ちゃ』でお夕食。今回は7人で個室。ちょっと暗すぎるくらいのお部屋で「これ何かしら?」と光に当て、みんなで笑いながら次々出てくる創作料理を楽しみました。

Aug 27, 2008

小さな夏休み エンディングは開田高原と蕎麦

 今年の夏後半は雨ばかりでした。なのにこの2日間は雲間から青空が覗き、爽やか旅行日和でした。折角だからと、帰る前に開田高原、御岳ロープウエイに行ってみようと言うことに。
 開田高原に向かっていると、何もないところに突然「幻の蕎麦」の看板。お蕎麦屋さんらしい建物ではなく、ちょっと美術館風。時間も時間なので、朴の葉に頬を撫でられながら長い木の外廊下を歩いていくとやっと入り口。この贅沢な空間もここのこだわりかな?待つ人10 人余り。その間に入り口に置いてある本や、パンフレットで何故「幻の蕎麦」なのかを知る。ここのお蕎麦は粗挽きのそば粉で、粗挽きゆえ十割で作ると喉越しが良くないそう。かといって小麦粉をつなぎにすると蕎麦の風味が損なわれる。そこでほんの少しの量で、つなぎとなり、喉越しの良くなる「オヤマボクチ」を0.12%入れるそう。他にもヤマブドウの繊維を使ったお蕎麦も有るそうですが、今日はありませんでした。
 私はいつか山でオニアザミのような「オヤマボクチ」を見たときに、友人が「これは昔お蕎麦のつなぎにしたのよ」という言葉がいつまでも耳に残り、いつかそれを食 べてみたいと思っていたのです。今日は全く偶然ですが、それに出会うことが出来ました。そば粉は何と八ヶ岳のそば粉と志賀のそば粉と地元産を使っているそうです。八ヶ岳で美味しいお蕎麦を食べている私には、八ヶ岳の美味しいお蕎麦とオヤマボクチのお蕎麦の差を感じ取るまでには至りませんでした。どちらも美味しいお蕎麦なのです。でも望むものとの偶然の出会いが嬉しかった!そして思ったことは「幻の蕎麦」に我が八ヶ岳の蕎麦は決して負けていないことが超嬉しかったのです。
 八ヶ岳にも蕎麦の花が咲き始めました。11月には新蕎麦も。(あれ?急に宣伝モードですいません)
八ヶ岳蕎麦情報
 お蕎麦の後は開田高原でソフトクリームを食べて御岳ロープウエイに。山麓駅は赤ぞばの花が満開でピンクの絨毯です。ロープウエイ終点には高山植物園があり、ここは一足早く秋の気配。今日はそこを一周して家路に向かいます。

 帰路は19号線に出たら、権兵衛トンネルを抜け伊奈から中央道で小淵沢に帰ってきました。
 「小さい夏休み」と言いつつ、本当にそうなんですが、何故か長い長い旅日記になり、ここまでお付き合いありがとうございました。