八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 神戸へ

Oct 13, 2010

神戸へ

 今日は午後から神戸へ。私はずっと昔の神戸しか知らないし主人は初めての神戸。降り立った三宮も綺麗な町になっていました。まずは腹ごしらえにインド人のお店でカレーを。ナンとタンドリーチキンはタンドリー窯で焼かれて美味しいかったですが、ナンが食べ放題でもお腹が膨れナンのお代わりまで行きませんでした。デザートもサービスでしたが、こちらもパスして出ようとしたら、ナンを焼いてお土産に持たせてくれました。
       
  お店を出て、トアロードを山の手に向かってブッティックや雑貨屋さんを見ながら歩きました。ここは娘が大学時代に町づくりの研究をしたところだそうです。途中で回教モスクにも寄りました。このあたりで疲れてきたのでタクシーに乗り一番高い異人館までいってもらいました。うろこ館やうろこ美術館に入りましたが、高台から神戸の町が、海が一望できました。ここでもパワースポット流行(?)で、うろこ館の椅子に座って願い事を唱えるとか、庭にあるルネッサンス後期の彫刻家ピエトロタッカによって製作されたイノシシ(レプリカ)の鼻を触ると幸運が来るとか。でも私はうろこ館の中のマイセンや、ロイヤルコペンハーゲンの食器の方に目がいきました。今日は建物もうろこなら、空もも鱗雲です。


 ここから風見鶏館に下り、北野通りを下る頃には夜のとばりが降りはじめ、灯りがまた町の雰囲気を変えていきました。


 お夕飯は何しようかと思いながらタクシーで神戸ウォーターフロント・モザイクへ。横浜でいえば 赤レンガのようなところでしょうか。対岸の桟橋には18時30分に入港したばかりの客船『ぱしふぃっくびいなす』が泊まっています。お夕飯にしたいレストランも見つからないままポートタワーまで歩き、折角だからとポートタワーに登り、しばし夜景を楽しみました。やっと少しお腹も空いてきて、タクシーで三宮に戻ることに。良く観光案内をするらしい運転手さんだったので、神戸らしい美味しいレストランを聞くと、やはり三田牛だろとのこと。ご自分も何回か行ったり、お客様にも喜ばれるお店に案内してくれることに。そのお店は神戸Aー1でした。入り口はシンプルにしゃれているのですが、扉を開けると古い洋食屋さん風で、おしゃれな感じも高級感もありません。(ごめんなさい)思わず「ここで良い?」って振り返って主人に聞いてしましまった ほど。中に入ってからも、数あるステーキ屋さんの中で、本当にここで良かったのかな・・・と思っていましたが、まず出てきたサラダのドレッシングの美味しいさに感動。それを頂きながら、まさに炎に包まれながら焼かれているステーキに期待が膨らみました。やがてエプロンをして待つと、 モウモウと湯気と煙を上げた鉄板が運ばれてきました。オニオンとこんがりポテトに隠れるように170gの厚いヒレ肉がお箸でいただけるようになっています。外はこんがり、中はまだ冷たさが残るくらいですが、口に入れた途端すーっと溶けるようで、3人とも思わず「美味しいー!!」と声にならないほど。

お肉の下のニンニクも嫌なニンニク臭がなく、食後もニンニクの匂いが残りません。ここには何故かテーブルに「エビオス」が置いてあるのですが、ここのヒレ肉なら胃もたれもしないはずです。よほど沢山食べる人がいるのでしょうか。
 今回はレストランの下調べもせず、ぶらっと来てしまった神戸ですが、いいお店に出会えて良かったです。