八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : ガーデンニング・庭仕事

カテゴリー : ガーデンニング・庭仕事

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Jun 01, 2009

雨上がりの庭

 夕方急に空が明るくなり、晴れてきました。
庭に出てみると、濡れた花たちに陽が当たり、庭中キラキラ輝いているようです。お夕食の準備までそう時間は無いのですが、晴れてくればやはり庭いじりをしたくなります。
でもその前にちょと写真を。

  濡れたミヤコワスレは紫が鮮やか           ピンクのほほに涙が
   
       矢車草も瑞々しく            絶えることなく我が家のどこかにいる
                                  ワイルドストロベリー

       
フェンスの工事で抜かれたり、踏まれたり、ツルを切られたりしたテッセン。それにもめげずに私
                   の顔くらい大きな花を4輪も付けて

 

                          

May 25, 2009

スイカズラ 忍冬(にんどう)

 忍冬(すいかずら)があるびおんの看板に勢いよく絡み始めました。野生の植物は強いです。元々ツタを絡ませてありますが、スイカズラならお花が咲いたときいい香りがしますので、昨年の秋に、今まで横のフェンスに絡んでいたのを植えておいたのです。。それにしても驚くべき勢いです。葉の付け根から二つずつ蕾ができています。せめてこのお花が咲くまではこの勢いに任せて置くことにします。
 すいかずらは「吸い葛」からきてるように、口に咥えて蜜を吸ったものらしいです。西洋ではハニーサックルというのもうなずけます。忍冬(にんどう)は冬も寒さに耐えて葉を付けていることからこの漢字が当てられたそうです。私が忍冬という言葉を知ったのは因幡晃の歌でした。「忍ぶという字は難しい 心に刃をのせるのね 時々心がいたむのは刃が暴れるせいなのね」を聴いたとき、なるほどと思ったものです。そのころ忍冬というお花は知らなかったと思います。こちらにきて、お散歩中に良い香りがして、草むらにからみついているクリーム色のお花を見て、それを調べたら忍冬だったのです。

 沢山つぼみを付けた石楠花も満開になり、濃いピンクから淡いピンクとなりました。この状態になると、小学校で運動会の時などに薄紙で作ったお花を思い出します。
      
 花壇の枕木にからみ付けた八重のクレマチスは反対に日ごと色を増し、見事なほど花びらを重ねた花となりました。

May 19, 2009

庭の花

 あるびおんの庭は春に咲くお花が多いので、今が一番多くのお花が咲いているかもしれません。
春の花は色も優しく、姿も楚々として、夏に逞しく咲くお花とはちょっと違います。でもこの優しげな花たちも、雪も降らないこの地で、冬の寒さ、激しい乾燥(晴天率80パーでんとですから)に絶え、芽を出したかと思ったら遅霜にあったり、思いもかけないほどの暑い太陽を浴びたり・・・だから本当はとても芯の強い花たちなのです。色々なところからお嫁入りして、あるびおんの環境に馴染んで、毎年綺麗に咲いてくれる花たち。ちょっと花壇が混みすぎて少し抜きたいのですが、抜くのも勿体なくてできずに悩んでいる私です。
グリーンボランティアの仲間にきて貰って整理して欲しいくらい。


 今年ペンションたん歩゚歩゚からお嫁入りして仲間入りした淡いピンクと真っ白なクリンソウ。赤い原種まだ蕾です。
    
 病院の庭からやって来て増えたウッドラフ、そしてアマドコロの群生からいつまにかとって変わって群生するチゴユリ、目立たないけれど、どちらも好きな白い花です。

 フェンスの工事で痛めつけられても咲いたモンタナ。今年のフェンスは寂しいけれど、フェンスから外したクレマチスから沢山の挿し木をしたので、来年はきっと!
そして目立たないところで毎年咲くクレマチス(テッセン?)。花壇の枕木に這って咲くのです。でも良く見てやってください、色は地味でも花びらは豪華なのです。

 須坂からお嫁にきて、全く陽の差さないところが一番お気に入りのシャガ。反対にご近所からやって来たイングリッシュデージーは日向ぼっこが大好き。
         
 増えて逆に色々なところにお嫁に行ったミヤコワスレ。確か我が家にお泊まりになった高倉健さんも大好きなお花だとか。お客様と交換した淡いミヤコワスレはちょと遅れて咲きます。今では色々な色のオダマキが庭に咲きますが、あるびおんに最初のころから咲いていた山オダマキ。ここには一番ピッタリな気がします。

May 10, 2009

花壇にお花を

 娘が作ってくれた花壇にやっとお花を植え込みました。
昨日、「森の小径」さんで買ってきたお花です。すべて宿根草や多年草です。
青いお花は栄養型のロベリア・アナベル、オレンジと白が交互に植わっているのは宿根ディアスキア。そして一番後ろで、オレンジの花が少し咲き始めているのが多年草のシムラスオーランティアクス。
か弱そうな、可憐な花が多く、今まで一年草と思っていたものも、多年草の種類があって驚きです。
今はお花の品種改良が多く、新種が次々でてきて名前を覚えるのも大変です。
さてこの新しいお花は、春ちょっと遅くから秋までお花が持ってくれそうなものです。春早くにお花が咲くように、一番前面には元々ここにあった芝桜を、ロベリアの間には黄色も鮮やかなラナンキュラス・ゴールドコインを植えて見ました。よそから掘ったものなので、もう少し大きくなったら黄色の花が咲くでしょう。
 その上の花壇ではポリアンサスの鮮やかな黄色が満開で、大きくなった石楠花はピンクの蕾を30個から40個も付けました。濃いピンクから全開になると淡いピンクに変わり、木全体が花開いたらさぞ華やかになるでしょう。これはいつも道行く人に「綺麗ですねー」と言われる自慢の花木です。
 裏庭や木陰の目立たないところではスズランが良い香りを放ち、濃い紫から淡い紫、ピンクのイカリソウがあちらこちらに咲きそろいました。オダマキもちらほら咲き始め、エビネが咲き、黄エビネも花穂が上がってもう少しで咲くでしょう。
   
        

May 09, 2009

木漏れ陽で目覚めました。

 やっと晴れました。ベッドから手を伸ばしてカーテンを開けると、昨夜願ったように木漏れ陽がありました。新芽も輝いていました。もう少しベッドにいられたのに、このお天気を見たら寝てはいられません。
外に出れば花たちも嬉しそうに微笑んでいます。
水仙やチューリップの花茎も切らなくちゃならないし、ハナモモの枝も伸びているので整えなくちゃいけないし、新しい花壇の植え込みもしなくちゃいけないし・・・そうそう、厚物のお洗濯だって。
でもお花を一つ一つ見て回っていると、あっという間に時間がたっています。
クリンソウも花芽が上がってきそうとか、黄エビネが増えて、花芽が上がっているとか・・・こんな時間が幸せなんですよねー。
   
                ヤマシャクヤクが開きました。

        エンレイソウ                     イカリソウ
 午後慌ててお買い物に。でも食材の仕入れの前にちょっと寄り道。
用があって行ったあかまつ山荘さんでは、これから買いに行こうと思っていたデージーが一杯に増えていて、「いくらでも持っていって良いよ」と言われ、早速デージー堀り。それにこれも欲しかった大好きな薄紫のハナダイコンと一緒に段ボールにいっぱいデージーをいただきました。今日は苗をいくつか買って、気長に増やして実現させようと思っていたことが、これで直ぐに出来ます。思いもかけないグッドタイミング!
 さー次は娘の作ってくれた花壇に植えるお花を買いに行きます。今日は小泉の「花の小径」さんへ。ここは丁寧に苗を作っているし、とてもオシャレな寄せ植えもあるし、以前も何度か苗を買ったり寄せ植え教室でお世話になっています。
耐寒宿根草で、草丈の低いお花でまとめたい旨を告げ、オーナーに一緒に選んで貰いました。ロベリアでも耐寒宿根のものがあったり、ダメだと思っていたお花も大丈夫だったり・・・明日植え込めば可愛い花壇になりそうです。「ここは可愛いお花が良い」と言って戻って行った娘も気に入ってくれると良いのですが。
 次はその下のCABINさんです。ブログで以前から欲しいと思っていたカードケースが入荷している事を知ったので。いつもみっともなくお財布がパンパンになってしまうので、このカードケースで少しはスマートに。ここへ来るとついつい雑貨より目につくのが洋服なんです。今日も私に買って貰うのを待っていたものが2点。紫の麻の長めのブラウスと、薄紫でこちらも麻のニット・ロングベスト。香りの良いアイスコーヒーを急いでいただき、でようとしたら入り口に可愛いバードバスが。アルルは水が大好きなので、これにお水を入れて上げましょう。
 さー急いで食材を買って、お仕事お仕事です。
明日はまた楽しい庭仕事がいっぱいです。
「♭〜カーテンを開いて 静かな木漏れ陽の  ♪やさしさに包まれたならきっと  目に写る全てのことは メッセージ〜♪」 という、まさに素敵な一日でした。

May 07, 2009

ヤマシャクヤクが

 今日から皆さん、学校や会社で日常生活に戻るのですね。
でも横須賀線はブレーキ故障で、多くの人の足に影響が出ているようです。ニュースで映る皆さんの顔もうんざりしている様子。連休疲れの上に、朝からこれでは本当にたいへんでしたね。私も長年愛用した横須賀線ですから、人ごととは思えない気持ちで見ていました。本当にお疲れ様でした。
 今日のお客様も、尾白川トレッキングの予定を観光に切り替えて、八ヶ岳を楽しむことになりました。時折明るくなるものの、また激しく降り出したり、本当に気まぐれなお天気です。
 庭に出ることも出来ず、窓から裏の林を眺めていたら、なんだか白いものが。
あっ、ヤマシャクヤクが開きかけた様です。この間見たときはまだ堅いつぼみだったのですが・・・
GWに見えたお客様がご到着と同時に「ヤマシャクヤク咲いていますか?」と聞かれたのです。その時はまだ蕾でした。「HPでヤマシャクヤクがあると見て、咲いているのを見に来たのです」といわれました。もしこの雨と低温でなかったら、きっとその方がいらした頃に咲いていてかも知れません。残念です。
お天気になったら、大きくアップで写しますので見てくださいね。

May 03, 2009

親孝行なガーデング

 私は花壇からからこぼれた種で、花壇の回りや通路に自然に花が広がっているのが好きです。でも前庭の一部が上の花壇から伸びてきたツルニチニチソウ、リシマキア、芝桜が入り交じって砂利の上に生えて、あまり美しくない状態になってきました。一度ここの砂利の中の根を取って、ここに一段低い花壇を作りたいと思っていた矢先、肩を痛めてしまいました。(この原因もきっとガーデニングなのですが)
でも思い立ったら直ぐにでも作りたい私。そこへ丁度GWで娘が帰省。娘にお願いして、思い描いた花壇を作ってもらいました。2年前にガーデニングに興味を持ち、やはりGWにペンションの横に花壇を作ってくれたことがあるので、今回は慣れたもの。途中からはお任せで作ってもらいました。

長年踏み固められた砂利は掘るのも大変  奈々が選んだ木製のクイで花壇の枠をつくり、
                       昨年の落ち葉で作った腐葉土をたっぷりと入れました。


前の駐車場に積んである土を一輪車で運ぶ    今日は一輪車何杯もの土入れまで
明日は枠をもう少し固め、土に籾殻燻炭や元肥などを入れてNANA’s花壇2の完成です。
お疲れ様でした。ありがとう。ここにどんなお花を植えようか楽しみ!

Apr 19, 2009

庭の花

 週末はペンションの周りを彩っていた桜も散り始め、あるびおんのコブシも降るがごとくに大きな花びらを玄関や庭に落としています。これらと入れ替わりに、やっと花壇や林の中で春の花たちが目覚めます。一気にあたりの色が増し、緑の量も増してきます。春の花と山菜と芽吹きを楽しむ季節となりました。

 まだ緑少ない裏の雑木林では、いつの間にかあるびおんに生え、花を咲かせるようになったミツバツツジが、今年はとても沢山花を付けました。その足元には私が大事に増やそうとしている山野草が。でも園芸種のようには増えて生きませんが、気長に育てます。

       ミツバツツジ                       サンカヨウ
   
     キバナカタクリ(園芸種)                  シラネアオイ
このほかにもエンレイソウやヤマシャクヤクにも蕾が。ホウチャクソウやレンゲショウマも芽吹きそうです。庭の周りにはニリンソウやスミレが可愛く咲き、フェンスの工事で受難を受けたカタクリもけなげに次々開いてきました。クリスマスローズが元気が良いのは、堆肥とお友達からいただくボカシのせいかも。昨年仕込んだ落ち葉堆肥をまた株元にたっぷりと上げました。

          カタクリ              石垣にも飛んで咲いたスミレが可愛い

Apr 03, 2009

庭仕事と魚屋さん

 今日は風もなく穏やかなお天気です。
昨日から始まった庭の工事につきあって、私も一日庭に出て庭仕事。でも久しぶりの庭仕事は体が思うように動きません。プランターにも春のお花を植えたいけれど、まだ雪が降ったり霜が降りたりで心配です。今日は工事で堀上げた花壇の土を使ってプランターの土作り。
いつものようにプランターに、どうせ土でつぶれるので、いっぱいになる位まで落ち葉を入れる。それにEM菌らしきボカシの元を播き、その上にバーミキュライトや籾殻燻炭や蛎殻石灰など混ぜた土を入れる。これに植えたお花が終わって、プランターの土をあける頃、落ち葉はしかりと腐って土と共に来年まで休んでまた使う。手抜き腐葉土作り。これでいつでもお花を植えられます。
 人なつっこいヤマガラは、工事の人や私のそばまで来て、ジッと眺めている。夕方、職人さんが帰ったあと、携帯電話らしきものが庭で鳴っている。時々止まってはまた鳴り続ける。職人さんの携帯がどこかに置き忘れているか、土に埋まっているのか・・・音をたどっても見つからず、主人を呼んでくる。そして二人で音を辿って行くと裏庭の方。それは携帯の音ではなく、アオゲラのドラミングでした。でもその木が空洞になっているのか音が良く響き、またアカゲラとは違って凄く早いリズムなのです。あんなに早く頭をたたきつけることが出来るものでしょうか?本当に凄い速さで、ドラミングとは思えませんでした。(笑)
 お風呂に入ったあとは今度はお魚やさんです。お昼頃に北海道から義兄の釣った「ソイ」が一箱届いているのです。大きな頭からおの先までで30cmを優に超えるものばかり。魚をおろせる家には大夫お裾分けしたのですが、何しろ20匹近くあるので、これからさばかなくては。ソイは背びれや骨が硬くて、気を付けないと背びれで怪我をします。それにぬめりも強いので、ちょっと扱いにくいです。でも生きが良いので、生臭さがなく、白身魚であまり血が出ないのが良いです。
 こちらもいつものように、鱗を落としたら、内臓を取らずに三枚おろし。今日は湯引きして姿作りでいただきましたが、ちょっと皮が固く、やっぱり剥いた方が良かったかな。それにしても身もコリコリで美味でした。明日は煮付けか唐揚げか。義兄に感謝。

Feb 08, 2009

かぐわしいランの花

 このランの鉢植えはいつの頃から我が家にあるのか?ほかのランもそうなのですが、冬に出かけてしまうと気温が下がるので、我が家のランは冬はやっとのことで生き延びている感じで、春にベランダに出すと夏に花を咲かせていたりするのです。所が今年は暖かいのと、冬に家を長く空けなかったせいか、一昨年買ったシクラメンも11月から12月にお花が咲き、そして今はこのピンクのランが満開です。小さな蕾を持ってはいたのですが、これほど咲くとは思いませんでした。まだまだ蕾もいっぱい。甘い香りもして、ここだけ春が来たようです。