八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 草津温泉 時間湯体験

Feb 27, 2008

草津温泉 時間湯体験

 夜中吹いていた激しい風。朝になっても止む気配がなく、朝のスノーシュー散歩も早々に諦め、部屋で寛ぐ。こんなまったりとした時間も良いもの。ゆっくりと朝食をいただき、一休みしたらまた温泉。  今日は昨日予約しておいた「わた湯」での時間湯体験をします。オープンと同時の10時にわた湯へ。酸度が強く水着が傷むので、女性には湯浴み服を、男性には綿の短パンを貸してくれます。
この時間は我が家だけの貸し切りで、女性の湯長さんのもと時間湯指導が始まりました。時間湯とは幕末から明治頃にかけて草津温泉で始められた入浴法です。

まずは湯もみ板を持って、草津節を歌いながら湯もみをします。わたしは大勢の人が来て、湯もみするところをショーのように見せてくれるのかと思っていましたから、自分たちですると聞いて驚きました。 こりゃ大変だ!
湯もみとは高温の温泉の温度を下げるためだけでなく、高温湯にはいるための重要なウォーミングアップだったのです。(新知識!)歌うことにより蒸気も吸い込み、肺に刺激を与え、血液浄化もされるそう。

、次は頭に薄いタオルを被り、頭からかぶり湯を30杯。「1杯」「2杯」と号令と共に。頭に温度を覚えさせたり、血行をよくしたりするらしい。足からはいると毛穴がふさがりますが、こうして頭から被ると血行が良くなり、毛穴が開いたまま入浴することになるとか。

、さていよいよ43℃のお湯に入ります。44℃のお湯が湯もみによって43℃くらいにさがっています。昔はもっと高温に入っていたそうです。43℃は熱いけれど、我慢できなほどではありません、もっともそれなりの準備をしたからかも知れませんが。でも酸度と温度がジーーんと体にしみて気持ちが良いです。
効くーー!  砂時計で3分計って、湯長さんの合図で出ます。 フーー

,次は湯船の縁に座り、足だけ入れて足湯です。その間に湯長さんが背中に蒸しタオルをかけてくれたり、顔用の蒸しタオルもくれます。どっと汗が出てくる感じです。

,このままシャワーを浴びずに体を拭いて、休憩室で最低10分は休みます。まだ外は強い風。雪景色を眺めながらお水を補給して休みます。 極楽、極楽