八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 大地震 電気のない夜

Mar 11, 2011

大地震 電気のない夜

 外出から戻り、ほっと一息ついたときです。ぐらっと感じたのは誰だったでしょうか。とにかく娘と3人が集まり、食器の入っている戸棚をそれぞれが押さえいました。長い長い時間でした。
私の人生の中でも一番大きな揺れです。テレビをつけると宮城県沖でした。でもついにこちらも停電に。遠く離れたここでも停電になり、これは大変なことになったとひしひしと感じました。
 そしてラジオから刻々と伝わる状況に驚くばかり。わが家のお客様はスキー場にいらっしゃいます。電話をしても、メールを送っても中々連絡がつきません。やっとついたときは、一時ゴンドラに閉じこめられ、その後外に出たときだったようです。
お客様も早めにお迎えに行き、まだ温水器にお湯が残っている内に洗面を済ませていただき、後は2000年問題の時に購入しておいた電池で点く旧式石油ストーブで暖めたダイニングに集まっていただきました。
私は明るい内にお夕食の支度を済ませ、主人はランプや懐中電灯などを沢山用意し、車のガソリンや灯油の補給もしました。
 お夕食はお客様も家族も一緒にランプの下での食事です。丁度お客様は娘のお友だちだったので、夜は暖かなソファーの部屋で雑魚寝をしてもらいました。みんな若いので、ランプの下でゲームをしたり、雑魚寝も結構楽しそうにしていてくれたので助かりました。
 でも今はガスストーブも石油ファンヒーターも電気が無ければ点きません。ガスオーブンも、ガス湯沸かし器も電気が無ければ点きません。ガスコンロが使えて、お水が出たのでお食事もできたので助かりました。この1台の旧式石油ストーブが無かったら、お客様にも寒い思いをさせてしまうところでした。このストーブがなかったお家は、布団をグルグル巻きにして寝たけれど、寒くて、寒くて、朝には室温が零度だったそうです。
 停電なので情報はトランジスタラジオと取り外せるカーナビ・ゴリラのテレビですが、テレビは電池切れが恐いので、時々見ていました。驚くばかりの映像に目が離せません。雪が降る中の大地震と大津波。真っ暗の中での一夜、恐怖と不安と身近な人の安否の心配と寒さで辛かったことでしょう。胸が締め付けられる思いでした。
早く早く救援が届いて欲しいと願うばかりでした。
 この日はパソコンも使えませんでした、この日を忘れないように後日記しておくことにしました。