八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : ウバユリ

Apr 29, 2008

ウバユリ

 今日はご近所のペンションから、ウバユリとエンレイソウの株を沢山いただいてきました。
ウバユリは増えて、増えて困るから抜いて捨てるという。捨てる神あれば拾う神ありです。
我が家の裏庭の建物寄りの所には、花の咲く山野草が植えてありますが、林の中は、夏になると余り陽も差さなくなるので、花の咲くようなものはありません。それに鳥の隠れ場所の為に、下草は刈りませんので、夏になると草に隠れて小さな花では見えなくなります。
ウバユリは派手ではなく、山の花の風情がありながら背が高く、下草の中でも目立ちます。花が咲くころ枯れる葉は丁度下草に隠れて見えません。本当に我が家向きなユリです。
昨年数株お友達からいただき、一輪は立派に咲きました。

             昨年咲いたウバユリ
この花は一回繁殖型植物でこの後この苗は枯れてしまいます。最後に出来る果実(さく果)に沢山の種を持ち、その種から花が咲くまでは7,8年かかるそうです。でもこの根元に娘鱗茎が出来ていればもう少し早くに咲くそうです。
昨年の果実(さく果)の根元には娘鱗茎が出来ています。他の所にも昨年植えたウバユリの葉が出ています。これは何時咲くのでしょう。今日は今年咲きそうな大きな物から、小さな物まで30株位いただきました。ウバ゙という名は、花が咲く頃葉が枯れるので「歯がない姥」説、大きいという意味を持つ「ウバ」説、歯が抜けるような年になっても色香を放つ熟女(姥)説、乳母説など色々あるようです。
一緒にいただきてきたシロバナエンレイソウや、ホトトギス、カタクリ、昨日別の方からいただいたフシグロセンノウなどは窓から見えるところに植えました。