八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 木の香り、木の教え

Feb 13, 2009

木の香り、木の教え

 今日はSimples Lessonで「木の香り、木の教え」を学びました。
ネイティブアメリカンは木のことを「立っている兄弟達」といい、私たち「動く兄弟達」は、この恵に感謝し、共に生きる知恵を大切に育ていかなければなりません。
今日はいくつかの木の恵を学び、私たちの知恵でどのように使いこなすかを学びました。
アトラスシダー、アカマツヨーロッパ、サイプレス(写真の窓辺の木)などの香りを嗅ぐだけで深い森の中に入った気がします。フィトンチッドは移動できない、立っているだけの木が自己防衛のために創り出す成分で、虫や菌にとっては有り難くない成分ですが、私たち人間にとってはストレスをやわらげて、身も心もリフレッシュさせるなど有益なことが多いようです。(一部有害なものもあり)。
ジュパニーは黒い実が出来ますが、実だけを採ることはしないで、葉や枝からも精油をとり、実を小鳥のために残すそうです。これが私たちが木の恵をいただきながらも、他のものとも共生していく知恵ですね。
リンデン、これは私の好きなハーブティーの一つです。今日のお茶もジュパニーの実をつぶしたものとリンデンのお茶でした。スッキリとして美味しいです。ローレル、これは私のキッチンにはいつも欠かせないものです。また太陽神アポロンの聖木といわれ、栄光の象徴として王冠がつくられます。ホーソン、オリーブ、フランキンセンス、マートルなどのことも学び、最後にバスボールを作って終わりです。


バスボールはレモンバーム、ローレル、ローズマリーの葉と、ジュパニーの実、柑橘の皮を使って作りました。そして最後のおやつは、今日の講習にふさわしく、楓の樹液・メープルシロップを使った木の実のタルトでした。メープルの香りと甘味の中に木の実の香ばしさととリンゴの酸味が広がりました。