八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : カテゴリー : 旬の情報

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Jun 25, 2010

ほーほー蛍来い!!

 今日も梅雨のお休みで晴れています。何となく鬱蒼としてきたお庭の手入れに1日を使いました。
足元の草はkさんが見事に綺麗にしてくれますので、私は階段の両脇のドウダンを二つ丸く刈り込み、 ピラカンサの新鞘を切り、サツキを刈り込みました。おしゃべりしながら楽しく庭仕事が出来ました。夕方は春に植えたハンギングを夏バージョンに植え替え、苔玉を3つ作りました。身体を動かし、汗を流し心地いいつかれ。
今日は蒸し暑かったので、こんな日はホタルが良く出ます。それで今年の様子を見に行きました。田圃に、用水路に蛍が飛んでいました。源氏蛍です。まだ数は少ないのですが、これから増えていくでしょう。
田圃わきのイチジクに木に止まったホタルを主人が撮ってくれました。

May 08, 2010

ー平和への祈り・核のない未来へー

 このブログでも何度も紹介しているヴラダン・コチさんのコンサートお知らせです。(過去のブログ
 「祈りのチェリスト」ヴラダン・コチさんのファミリーを日本にお呼びして、広島・長崎に向けた「平和のメッセージコンサート」を行いたいという夢・・・それは今までコチさんの日本でのチャリティーコンサートをアレンジ、サポトーしてきた山口ご夫妻(小淵沢在住)の夢でした。それが今年現実のものとなりました。本国のチェコでは、プラハ・チェロ・ファミリーとして家族4人で演奏会を開いているコチさんファミリーですが、子どもさん達もそれぞれの夢に向かって歩み出すときがやって来て、はるばる日本まで4人揃って来られるのはこれが最初で最後かも知れません。
 チェロファミリーの温かなメロディーが広島や長崎の人々の届けられる・・・この素晴らしい機会を、私も一緒に体験したいです。でも夏休みですし長崎、広島、東京へと出向くことが出来ません。ですが嬉しいことに広島、長崎、東京の後、コチさんの強い希望もあって、ここ八ヶ岳でも演奏会が開かれます。お見逃し無く。

“祈りのチェロリスト”ヴラダン・コチさんとその家族
プラハチェロファミリー 初来日のチャリティーコンサート
  ー平和への祈り・核のない未来へー
    (愛・平和・自由・命・尊厳)

2010年8月10日(火)
18:30 開場   19:00 開演
株式会社 アルソア本社 3F・スペース「森羅」
全席自由席 3,000円
お問い合わせ p・風路(055-36-3826) アルソア本社・田沼(0551-20-5113)
          p・あるびおん(0551-36-4166)
ファミリの紹介、演目(予定)などは上のパンフレットをクリックして御覧下さい。

 ヴラダン・コチさんのこと、このコンサートのことが鎌田實先生の新刊書「空気は読まない」の中でp50〜p72に渡って紹介されています。ヴラダン・コチさんのことについて知りたい方はちょっと読んでみてはいかがでしょう?また鎌田先生のブログの中でもヴラダン・コチさんの紹介をしています。きっと是非会いたくなって、是非祈り込めたチェロの演奏を聴きたくなりますよ。
 今回は広島、長崎、東京とツアーでお忙しい山口ご夫妻にかわって、八ヶ岳でのコンサートのチケット販売のお手伝いをさせていただくことになりました。お二人の大きな夢の隅っこに、いつの間にか載せていただいちゃった感じですが、微力ながらお手伝いさせていただくつもりです。 お問い合わせ、チケット予約は p・風路(055-36-3826) アルソア本社・田沼(0551-20-5113)p・あるびおん(0551-36-4166)へどうぞ。

Apr 20, 2010

「カヌーピクニック in ヴィレッジ白州」

 ゴールデンウィーク期間中の4月29日から5月5日の間、ヴィレッジ白州においてウインドスター八ヶ岳主催の 「カヌーピクニック(体験会) in ヴィレッジ白州」 を開催するそうです。それに先駆けて、私たちもカヌー体験させていただきました。
今日はまた気温が下がり、曇り空。今にも泣き出しそうです。でも集まった皆さんは元気に、あるびおんの前の「八ヶ岳遊びより」事務所を出発しました。
 白州ヴィレッジは、小淵沢から松木坂を下り、国道20号を富士見方面は向かい、直ぐに民家の所に「白州ヴィレッジ」という看板があるので、そこを入り細い道を15分ほど上ります。白州ヴィレッジ内の平久保池(イモリ池)は南アルプスの天然水を豊富にたたえていて、楽しく安全にカヌー体験をするのに適しています。またヴィレッジ白州内には八 ヶ岳の眺望豊かなウォーキングコースが複数整備されていて、カヌーだけでなくウォーキングも楽しめます。今日は人数が多かったので、半分の人はカヌー、その間に半分の人はウォーキングをして、1時間ほどで交代しました。
 私たちは前半ウォーキングで、中の外あそびの中川さんのガイドで戸屋山という小高い山に登りました。登り口には「10分」と書いてあります が、実際は登り口から15,6分かかっています。階段と坂が交互になっている緩い登山道ですが、冬の間、運動不足であった足腰にはなかなか堪えます。松ぼっくりが沢山落ちていました。登り切ると八ヶ岳に向かって視界が開け、釜無川から小淵沢の町まで良く見渡せます。双眼鏡でめぼしい建物を探します。一緒に行ったフィールドさんのペンションは見つかりましたが、あるびおんは森の中で見つかりません。更に奥に行くと、今度は富士山に向かって視界が広がり、サントリー白州蒸留所から韮崎方面、そして富士山が見えるはずです。今日は見えなかったので、自分で瞼に描きました。
 山を下ってくると、前半のカヌーが終わっていました。今度は私たちがライフジャケットを着て、パドルを持てウインドスターの佐藤さんのレクチャーを受けます。初めての人が多いのですが、私はこれで3度目のカヌーです。
最初に乗り込みましたが、それはスマートなカヌーでとても早く進みます。
あとは自由に行きたいところに行って、バドルを上手に使ってカヌーを楽しむだけです。安定感があり、気持ちよく湖面を滑るように走ります。
途中で「おやつですよ」と呼ばれ、桟橋まで取りに行ったり、水仙のモニュメントのまっわりをグルグル回ってみたりします。その後カヌーを替えて楽しみます。カヌーの形、性能によって乗り心地、操作性が 大夫違います。私は次は主人が乗っていた黄色のカヌーです。小型で小回りが利きます。それに乗り換えてからは湖畔すれすれを辿って回りました。湖畔近くは浅く水が澄んでいるので、小魚やイモリが沢山水中に見えます。イモリをこんなに見たのは初めて。背中が黒くて、お腹が真っ赤です。余り動きは激しくなく、のんびりしています。そういえばこの池は別名イモリ池でした。


こうして実際には約40分カヌーを楽しんでいただけます。ど真ん中をスイスイ走るも良し、のんびりカヌーの上でお昼寝も良し、湖畔巡りも良しです。
是非この機会にカヌー体験をしてみませんか?
「カヌーピクニック in ヴィレッジ白州」 の参加費はお一人様1機材レンタル、保険、税込みです。

Apr 04, 2010

上社 本宮四の御柱 川越し

 前宮三の川越しを見ているだけで寒くなり、夕方になるにつれて冷たい風が強くなってきました。
でも前宮三の川越しは余りいいところでは見られなかったので、次はいい場所で見たい気もします。
それで帰る人が出てくる道を、こちらは入っていい場所を確保。前宮三の御柱がやっと対岸に上がると直ぐに本宮四の旗が川を越えます。本宮四の川越しの始まりです。でも色々な仕掛けが好きな本宮四の川越しはなかなか始まりません。待つ間、何度も帰ろうかとの思いましたた、やはり心残りになりそうで、また思いとどまるのでした。川に飛び込んだり、木遣りがあったり、バケツに水を汲んだり・・・その度に周りがざわめき、あの水を何に使うのだろうとみんなが想像します。
         
 やっと御柱が立ち上がり、落とし口にまでやって来たのは旗が渡ってから50分後でした。一体どんな仕掛けをしたのでしょう?
  
ここでも赤旗はまだ川越しをしませんよの印です。川向こうの氏子さんと、川に入っている男衆とで合図に従い少しずつ曳いて、向きや体勢を整えます。ドンドン先端が川にせり出してきます。
川越しの体勢が整うと、木遣りもラッパも気合いが入り、川岸にセットされた花火に点火されました。(沢山のバケツに水が汲まれたとき、私はきっと花火だと思っていました。)
      
夕闇迫る中、川面に映るオレンジの花火と青い衣装が闇に浮かび立つようです。これもみな計算された演出でしょうか。次には「本宮四」の文字花火にも点火。煙の中からオレンジ色に「本宮四」とネオンサインのように浮かび上がってきました。


    
ラッパ隊も川の中から声援です。川の中の男衆も水を掛け合い気合いが入ってきます。そして・・・・・
    
最後はメドデコの先から後へと、ナイアガラの滝のように花火が続きます。両川岸びっしりの観客からも歓声が上がり、会場は寒さっも忘れ熱気ムンムンとしてきます。
   
綱を曳く男衆も水をかけて、いよいよの川越しに気合いを入れています。そして左の写真にある赤旗が、右の写真では下ろされています。さー力を合わせて御柱を曳いて川越しです。
        
   御柱の後がせり上がって来ました。           御柱先端が着水

                   メドデコも着水して前に大きく傾いています。

   御柱の最後尾も徐々に川の中に入るにつれ、メドデコも立ち直り進みます。。
    
この水しぶきを見るだけでも、どれほどの力で曳いているか分かります。メドデコの上では、おんべを振ってもうすぐ対岸へ。
見ていても身震いする寒い夕暮れ、こうして無事本宮四の川越しが終わりました。
 この後一番最後の前宮四の川越しがあります。夜になろうとも、決まった日程で移動します。寒さに負けて帰ってきましたが、後で他の方のブログを見てとても後悔しました。真っ暗な中で、明かりを頼りの川越しを見てくれば良かった。
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上社 前宮三の御柱 川越し

  先ほど木落しした御柱は、これから宮川を渡って御柱屋敷まで行って、次の里曳きの時を待ちます。
木落し坂からはJRのガードなど細い道を行きますので、途中でメドデコを外したりして曳行されますので、宮川に向かう私たちは、途中で本宮四の御柱も追い越すことになります。途中には子どもラッパ隊が屋根の上で演奏中。
 
 宮川では前宮三の御柱が川越ししようとしているときでした。川岸の両側も、橋の上も人でいっぱいです。主人は背が高いので写真も撮れるようですが、私は前の人の帽子ばかり入って撮れません。次を見ればいいと思い、後でいじけてはじまるまでお好み焼きを頬張っていました。
前宮三の法被は艶やかな赤と黄色の染め分けです。冷たい風が吹く川岸ですが、埋め尽くされた観客と、艶やかな法被姿に宮川が燃えているようです。
いよいよ人が渡り始めます。何とふんどし姿もあり、寒そうなそぶりも見せません。凄い!!旗や御輿みたいなものが川を越え、御柱が川へと引き出されます。

川岸の向こうでは氏子さん達が綱を曳き、御柱に近い太い綱は男衆が川の中で曳きます。

やがて川に落とせるところまで頭が出ると、それまで赤だった旗が白旗に変わります。

      旗を替えるところ                  白旗になりました
いよいよ川に落とします。以前は川越しの時も後のメドデコに人が乗ったのですが、前回の時に川に落ちた途端に後が跳ね上がって人が飛んだため、今回からは乗らないそうです。

   後のメドデコも上がってきました               着水しました

  水しぶきを上げてメドデコも川の中へ             完全に川に落ちました

この御柱はここから岸に上げるのにとても大変でした。やっと岸に上がった頃には、次の本宮四の御柱が対岸に。 
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上社 前宮四の御柱 木落し

 本宮四の御柱が川越しへと向かうと、直ぐに坂の上に前宮四の旗が現れ、13時20分ごろから、曳行してきた氏子さん達がすべたっり、転んだりしながら坂を下りてきました。そして13時45分ぐらいにはメドデコも見え、木落し坂も賑やかになりました。私たちの目の前がJRの線路ですから、時折中央線の普通電車やあずさが横切って いきます。電車の中からもきっと見ていることでしょう。横で見ている方が、昔はJRのガードがなかったので、御柱が渡るときは、電車(当時は蒸気機関車かな?)をかなり長いことでも停めていたそうです。
木落し前の儀式も、その地域ごと趣向が違い、前宮四では松明が出てきて賑やかになりました。金銀のテープが飛び出し、いよいよ木落しの時です。

            
 14時32分ごろ、落ちるか落ちないかのギリギリの所まで御柱が出て、ピーンと張った追いかけ綱が切られ、御柱がゆっくりと坂を落ち始めます。落ち始めると、後のメドデコも高く上がり、やがて御柱が坂に沿い、木落し坂を一気に下っていきます。

  ギリギリで留まっている。           落ち始めた御柱。後が高く上がってきます。   

メドデコが傾き、命綱を預かる人も必死です。   それ以上傾くことなく坂を下って行きます。
              
 一番最後の前宮四の御柱は、上手に坂を下り、拍手喝采。見事に有終の美を飾り、高らかにおんべを振りながら宮川へ。
   

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上社 本宮四の御柱 木落し


 今日は上社の木落しです。朝の仕事を終え、いつでもどこでも食べられるお弁当を持って茅野へと向かいます。
初めは子どもが小さかったので、母と子どもを連れて建て御柱を見に行って、人の多さにビックリ。次は下社の木落しを、当時はまだ入れた木落坂の中腹の最前面で見て、その勇しさに驚き、3回目は雪の中の木落川越しを見て、御柱を支え続ける諏訪の人々の結束力、魂に感動してしまいました。お祭り好きではない私(?)ですが、御柱だけは7年に一度、その気迫と感動を直に肌で感じたくて、仕事の合間を縫っては茅野、諏訪へと通います。今日道を聞かれたご老人は、50年前に玉川と富士見でお仕事をしていらして、50年ぶりに所沢から見にいらしたそうです。50年前に初めて綱を持って曳行したときは、綱から何もいえないエネルギーが身体に伝わってきたそうです。私も何となくそれが分かります。
 さて茅野に着くと、丁度前宮三の木落しが終わったところで、木落し坂から出てくる人で溢れていますし、御柱も出てきてなかなか前に進めません。でもここでへこたれていたら木落しを見ることはできません。やっとの思いでいつも見る場所にたどり着きました。終わったばかりなので、以外やそこはがらがらでいくらでもポジションを選べます。勿 論無料の場所です。木落し坂は真ん前です。蓼科山が入るように少し右寄りに場所を取り、今の内にとお弁当を食べました。でも食べているうちにはもう木落し坂の上に、本宮四の旗が到着し、綱が坂に下ろされました。11時24分です。
やがて11時50分頃には曳行してきた氏子さん達が坂の上に現れ、綱を持て木落し坂を下り始めますが、急斜面では転がったり尻餅ついたりしています。12時15分頃やっとメドデコが坂の上に見えて来ました。

やがて御柱が落ちるか落ちないかのギリギリまで来ると、追いかけ綱は追いかけ綱固定柱に固定され、御柱が落ちないようにしておきます。坂の上の旗が赤い内は追いかけ綱を切りませんので、安全という印でしょう。木落し坂では木遣りやラッパ隊、お囃子隊などが並んで賑やかに木落しを盛り上げます。段々盛り上がり、金銀のテープが宙を舞い、花火があげられみんなの気持ちが最高潮に達するといよいよです。この様に高揚感を高めることが、木落しの恐怖感を弱めるのかも知れませんね。今年は盛り土がされ木落し坂は斜面の長さは17メートルから32メートルへと二倍近くに伸びたし、角度も以前より急に感じます。ここを初めて下るのですからやはり恐怖心はあるでしょう。いやかえって血が騒ぐのでしょうか。

御柱が着いてからずっとあげられていた赤旗が白旗に変わったら木落しOKサインです。

木遣り隊やラッパ隊が坂を空け、左右の綱の間が開けられ、「本宮四」と書かれた花火に火が付けられました。御柱をつないである後綱が斧で切り落とされる(上社もそうだと思うのですが見ていないので)と御柱が煙の中を落ちてきます。

段々左に傾き、御柱左のメドデコは地に着き、右のメドデコは垂直になってしまいました。



こんな時に御柱やメドデコの下敷きになったり、綱に絡まったりで怪我人が出ます。垂直のメドデコの上では落ちまいとメドデコ衆がしがみついています。あんな所から落ちたらこちらも大変です。見ている家族の方々は怪我のないようにとハラハラドキドキでしょう。
やがてゆっくりと体勢を立て直し、メドデコが立ち上がり、勇ましくおんべを振りながら蓼科山をバックに川越しをする宮川へと曳行されていきました。旗が坂の上に見えてから木落しされるまで1時間30分は充分にかかっています。


     
見えているのはメドに乗っている人や、曳航してきた人や、木遣り隊やラッパ隊ですが、横や後で命綱をさばく人、後で追いかけ綱を切る人、後始末をする人と・・・本当に何人の人がかかわってきたのでしょう。
前宮四の木落しと川越しはまた後ほど

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Apr 03, 2010

上社 木落とし 川越し

 昨日綱置場から山出しされた上社の御柱は、今日はいよいよ木落とし、川越しをして御柱屋敷へと向かいます。
さすが土曜日の今日は私たちは行けませんが、行ってきたお客様からお話を聞き、お土産まで頂きました。
 朝、小淵沢に車を置き、電車で茅野駅に向かい、まずは木落としを見られたそうです。桟敷席でないところからは、見るのも、写真を撮るのも大変だったようです。また、初めての方には御柱が見えてから落とすまでの時間がとても長く感じられます。(私たちもそうでした)御柱祭を見るのは忍耐と体力が必要です。でもだからこそ、見たり参加することが楽しいのだとも思います。
             

                    木落としの様子
 次は川越しです。

       川越しの様子                水中の様子も監視しています。
             ここまでの画像は白石さま撮影のものです。

 お友だちからもメールが来て、木落としは遙か彼方から見ているようです。今年は桟敷席が増え、一般の人はなかなか良いポジションに近づけないようです。身体の弱い人や、年配の方のためにある程度の桟敷席は必要と思いますが、お祭りとは本来誰でもが自由に見て、参加して楽しめるものではないでしょうか。古来からの神事のために、一般の人が立ち入れない部分があっても、それは仕方のないことですが、高い有料観覧席を沢山作って、お金を払わない人を閉め出すような事は、山の神様、氏子さん達が望んでいる姿でしょうか?氏子さん達は、有料のショーを見せるために、何年もの歳月を使って準備し、命をかけて木落とし、川越しをするわけではないと思います。もっと純粋な気持ちだから、人力だけで『山から大木を下ろして神にする・・・』という偉業を達成できるのだと思うのです。1200年続いた諏訪の御柱祭が商業ペースに走らず、いつまでも広い心で、多くの人を感動させるお祭りであって欲しいと切に願います。
 今日は御柱の素敵なお土産も頂きました。御柱に見立てたロールケーキですが、そこには「本宮一」の御柱のもみの木から作ったお守りがついています。それも綺麗に文字が彫られています。

 さて明日は私たちも行きますよーーー!!

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今日がおひな祭り

 ここ小淵沢では4月3日がおひな祭り。お隣長野県富士見町でも4月までお雛様ケーキやあられが売っていますし、山梨県韮崎でもそうですから、今日をおひな祭りとしている範囲はかなり広いと思います。 寒いこの地方では、昔は3月は雪の中で、桃の節句という感じではなかったのでしょう。
都会からのお客様は、まだ飾ってるお雛様を見て、「まー早く片付けないと、娘さんが行き遅れてしまうのに」と心配された方もいらしたかも知れませんね。
娘がいたころも、我が家は3月3日と4月3日の2回のおひな祭りを楽しみました。
今日はそんな訳で、お客様にも五目ちらしをご用意しました。そうしたらお隣からも、おひな祭りだからと太巻き寿司を頂きました。具がたっぷりの美味しい太巻き寿司でした。嬉しいお裾分けです。

Apr 02, 2010

御柱祭 上社 山出し

 朝は激しい雨。10時過ぎから行く予定でしたが、ちょっとでる勇気がありません。お昼近くに段々明るくなってきました。3時にお客様の送迎があるのですが、少しの時間でもといってしまいました。
原村に近づくと、やはりこちらはまだ雲が多いようです。道も濡れていて、御柱を曳いた跡もドロドロです。
車を停めて御柱街道まで歩いていくと、最初に出会ったのは前宮四の御柱でした。朝からの雨で御柱を曳く人もラッパ隊も皆さんもドロドロです。

雨も上がり、畑から蒸気が立ち、その向こうに見える御柱は一層勇壮です。


御柱の前と後に角のように出ているのはメドデコ」(穴に差し込んだテコの意味)です。上社の御柱だけについています。

 やっとこの御柱の前に出ると。お昼時間なので直ぐに皆さん休憩に入ってしまい、私たちは車で裏道を更に下り柳澤の信号を目指しました。ここでは前宮 二の御柱が休憩していました。私たちも焼きそばを買って腹ごしらえ。太鼓が鳴り始め、いよいよ出発のようで、本当に焼きそばを押し込んだという感じです。
氏子さん達も次々と綱に戻り、小綱を手にして曳行の再開を待っています。曳いても良いといわれたので、私も濡れた小綱を手にして曳く時を待ちます。
出発の前には必ず木遣りが入り、私の横で高らかに歌い始めました。いよいよです。
ここは下りで、濡れているので良く滑り、動き始めると思いの外早かったのです。前回は動くまでがとても大変だったように記憶しているのですが。

    
                               さて私はどこにいるでしょう? 

       
メドデコの先に命綱をつないで両側から引っ張ることで、左右のバランスをコントロールします。メドデコに乗って、大きく左右に揺られながらも、片手で「おんべ」を振るのは「メド若衆」の晴れ舞台です。
御柱は曳く人、てこ隊、メドデコに乗る人だけでなく、命綱をあずかる人、後からブレキーをかける人など、写真をみると多くの人の力によって曳行されていくことがよく分かります。そして高らかに響き渡る木遣りには、長い隊列に号令をかける意味があり、これで心を一つにしないと御柱はびくともしません。            

「おんべ」の向こうにはまだ真っ白な北アルプスが見えていました。

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