八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 豫園(よえん)

Feb 28, 2010

豫園(よえん)

 藕園は夫婦の終の棲家として妻に贈った(?)ような庭園でしたが、上海にある豫園は息子が父に贈った庭園で、18年の歳月を費やす内に父は亡くなってしまったようです。明時代に造られた、400年以上の歴史を持つ古典庭園で、その後荒廃したり、再建されたり、改修整備され、庭園は当時の半分になり、半分は豫 園商城となっています。
「豫」は「愉」を表し愉しむ庭園という意味だそうです
龍壁、曲線の美しい回廊、精巧な花窓などが庭園を区切り、朱塗りの建物と屋根の装飾と漆喰の壁、そして池と築山、名石との調和が見事でした。隣接する豫園商城の賑やかさと対照的です。
豫園の写真Part1
豫園の写真Part2
 ここをひとたび出て豫園商城に出たら、もう、もみくちゃの人の波と賑やかさで大変です。この日は旧正月の最後の日に当たり、色々なイベントもあり、地元の人も観光客もいつも以上に出ているようですし、飾り付けも干支の虎や紅灯(ランタン)などいつもより華やかに飾り付けられているようです。以前来ている娘も、以前よりずっと凄い賑やかさに驚いています。通勤電車のラッシュアワーよりもっと混んでいる状態で、流れに乗っていると寄りたいお店にも入れないほどです。もう迷子にならないように、 家族と離れないようにする




だけで大変。でもこの雰囲気に何となく血が騒ぐのです。決して嫌じゃないのです。ここが一番中国らしかった気がします。周りではみんな美味しそうにこの賑やかな中で、小龍包やストローを刺した肉まんほど大きな小龍包など食べています。でもさっきガイドさんに止められたのです。食べ物屋さんに並んだらそれだけで30分も1時間もかかるから決して並ばないようにと。それにこれからランチだし。でも美味しそう・・・・・・(涙) 豫園商城の写真