八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : プチプチ遠征

Sep 01, 2010

プチプチ遠征

 1泊28時間のプチプチ遠征。思い立ったら直ぐ出かける我が家。着替えや必需品は鞄に投げ込み、お掃除や家事をしてた服は脱ぎ捨て、あっという間に遠征支度。今夜のお宿にはガソリンを入れながら予約。小淵沢ICを13時ちょい過ぎには通過。今日は余り割引がないので、やっぱり高速代は高い。一部だけ無料でなく、均等に安くして、使う人が皆払うのが公平だと思うけど・・・
あれれ、現地に近づくと雲行きが怪しく、途中土砂降りにも。でも戸隠に着くと晴れていて、ほっ!
 今日はこれと言った収穫もなく、大きな雷がなりだしたので夕方はそうそうにお宿へ。たっぷりとまた寝ます。
 翌朝はやはり早朝に起きて、お弁当を持って出かけます。うっすらと霧を纏った鏡池。朝日が昇ってきたら、山の地肌が赤くなってくるのでしょう。景色を撮るカメラマンが数人、今か今かと待ちかまえています。

 私たちは植物園内へ。赤い鳥さんが巣立って、すっかり鳥撮りさんがいなくなった(こんなにも見事に消えちゃうんですね)園内はひっそりとして、なんだか獣臭もやたら気になり、熊よけ鈴を大きくならしながら歩きました。
朝靄の林の中に陽が差し、時折咲き乱れるお花にスポットライトのように当たり、この朝の景色が好きです。



こんな朝、主人と離れて奥社へ行くのはちょっと恐いけれど、鈴を鳴らし、「♪ある日、森の中、熊さんに・・・・♪」と口ずさみながら随神門へ。ここまで来れば早朝でも参拝者が次から次へと歩いています。パワースポット人気って凄い!
 沢山歩いて主人の所に戻ると、鳥達のお食事時間なのか、キビタキ、ゴジュウカラ、コガラ、コゲラ、アカゲラ、オオアカゲラ(写真左)など沢山の野鳥が木々の間を飛び、草の穂や花の実を食べに来ています。 鳥撮りさんが潮が引くようにいなくなり、野鳥達も伸び伸びしているようです。ひとしきり賑わうと、今度は入れ替わるように蝶々たちが舞い始めます。もう羽がボロボロになった蝶々もいます。でも改めて見るとルリタテハ(写真左下)、ミヤマカラスアゲハ(写真右)、クロアゲハ(写真右下)、キアゲハ、イチモンジチョウ、ヒョウモンチョウ、シジミチョウなど、沢山の種類の蝶が舞っています。咲き始めたサラシナショウマにとまって欲しかったけれど、蝶のお好みではないようで、やはりタチアザミや樹液が好きなのですね。

 まだまだここも日中は暑いのですが、鏡池畔も何となく秋の風情。花たちにも秋の気配を感じます。


      ツルニンジン                      アケボノソウ
     
     アズマレイジンソウ                   サラシナショウマ

     マルバフユイチゴの実                 ルイヨウボタンの実
           
             ソウシヨウトチバニンジン(相思子様栃葉人参)の実
花は小さく目立たないのに、実は大きくまっ赤になり存在感があります。根を刻んで日陰で乾燥
                させ、薬酒にすると健胃、整腸の薬となるそうです。

 早いお昼にガレットとアイスコーヒーを頂き、遅いお昼にお蕎麦・・・今日は「なおすけ」さんがお休みなので「そばの実」さんでいただき、小淵沢に戻り、夜にはお仕事です。