八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 過去ログ : 2008-12-14

Dec 14, 2008

おつきゆきえさん 朗読会

 今日は朝から雪。あれよあれよという間に木々の枝が白くなり、裏庭も真っ白になりました。ベランダにはアカゲラ、シメ、カワラヒワなどがひっきりなしにやって来て、朝食を召し上がるお客様を楽しませてくれています。
早朝から鳥見に行ったお客様も雪の中で良い鳥に出会えると良いのですが・・・。

  さて今日はペンション風路さんで「おつきゆきえさんの朗読会」がありました。昨夜は『宮沢賢治』で、これには我が家のお客様も行かれたのですが、今日は『大人の絵本』です。私は『大人の絵本』の朗読会が好きです。それで雪の中を歩きながら行って来ました。 毎回5冊くらいの絵本を選んで朗読してくれます。窓の外は真っ白な雪景色。素晴らしい雰囲気です。今日の絵本の中には大きな雪の猫も出てくる絵本もあり、まるで今日のお天気を予想して合わせたようです。毎回本を選ぶにあたってテーマがありますが、今回は「愛」だそうです。そのテ ーマにふさわしく、今日のお話は人は寂しがり屋で、でもそれを埋めてくれるのは「愛」であることを教えてくれるお話が多かったようにおもいます。
 朗読会の後はおつきゆきえさんを囲んでお茶会です。おつきさんの体験談をおもしろおかしく話してださり、笑い転げました。
 最近は暗いニュースが多く、見たり聞いたりしているだけで暗い気持ちになり、落ち込んだりすることばかり。こんなことで、みんなが温かなお正月を迎えることが出来るのだろうかと、心が痛むことばかりです。でも、今日は朗読会に行き、ちょっとホットな気持ちになれました。
経済が落ち込み、みんなの経済生活が悪くなっている今こそ、お金では買えない物のありがたさ、必要性を今一度取り戻すときかもしれません。
 朗読会が終わる頃には雪も止み、青空が広がっていました。雪解けの道を歩いているといくつもの水たまりが出来ていました。一つ一つ覗いて歩くと、ほんの数センチの水たまりなのですが、雪上がりの高い空が映って、深い深い澄んだ湖を覗くようでした。