八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : Green Soul Foodから、心に触れるメニューを

Jan 28, 2011

Green Soul Foodから、心に触れるメニューを

 今日のシンプルズレッスンは『Green Soul Foodから、心に触れるメニューを 』です。お仕事が忙しくて30分遅れで駆け込んだのですが、温かななオレンジハーブティーが迎えてくれ、甘酸っぱいティーが身体の隅々まで染み渡り、まさに今欲しい、身体が欲している味で、それまでの慌ただしさからフェードアウトし、ハーバルノートの世界にフェードインしていきました。
今日はエリ子先生の食にまつわる思い出深いお話やエピソードをききながら、自分の食にまつわる思い出を振りかえる時間でもありました。私が今日思い出した食べ物は、お婆ちゃんがかまどで炊いたごはんのお焦げを握ってお味噌を付けてくれたおむすびです。一番美味しいく、でもたったひとつぐらいしかできないおむすびですから、渡すときに必ず『波留美、内緒だよ』っていうのです。それがなんだか特別な感じがして嬉しかったのです。それにしても横浜の真ん中で、電機釜が普及してもかまどで焚いていた祖父母の家は、誰がそんなにかまどごはんにこだわっていたのかな?山かけやとろろごはんの日は、一段低くなったかまどの前で、祖父がいつも擂り鉢で山芋を摺っていました。そんな姿も浮かんできた今日の講習でした。
食って毎日思いますが本当に大切ですね。食の楽しい記憶が沢山あることは財産です。一緒に食を楽しめる人が沢山いることは幸せです。食の楽しみ方を知っていること、食を楽しめることは人生が豊になります。
最後のお楽しみは大麦と野菜、カシューナッツのスープとホットサンドウィッチのワンプレートでした。そこに添えられたナツメの甘露煮。ペンションでも今朝、偶然にもお客様にお話して味見していただいたナツメの甘露煮でした。