八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 過去ログ : 2008-03-08

Mar 08, 2008

心地よい時間(とき)

 ハギマシコやウソ、そしてキツネのロザンナがやってくる、魔法のベランダを持つお友達の家を訪ねました。
夕方お訪ねしたので、生憎ハギマシコはお食事を終えて帰った後。代わりにウソが沢山迎えてくれました。
 ラックスマンのアンプから優しい音楽が流れ、スノーシューで疲れた体を椅子にも垂れかけ窓の外を見ていると、ウソやゴジュウカラの動きに厭きることなく時が流れていきます。歩いた後の空腹は、シフォンケーキや、とろけるようなフルーツ杏仁豆腐で満たされてゆきます。
 危ない、危ない!私たちもキツネのロザンナと同じく、魔法をかけられたように、この家の虜になってしまいそう。ミズナラの細い枝の向こうの空が赤く焼けてきました。
さー魔法にかかってしまわないうちにおいとましましょう。
素敵な時をありがとうございました。

ピラタス スノーシュー

 お天気に誘われて、夫婦でプライベート・スノーシュー。
2240mの坪庭に立っても、無風でポカポカ陽気。積雪は1.5mあるものの、一週間前に振った雪は、すっかりと踏まれ、あまりスノーシューの必要性を感じないほど。
       
               さー出発、どのコースを楽しみましょうか?
坪庭コースを途中で左に入り、北横岳山頂を目指してつづら折の登山道を上り始めます。アイゼンを付けたり、スノーシューを着けた登山者が多く驚くます。木々に遮られ眺望のない細い道をただひたすら登ることに、勿体ないさを感じ、折角このお天気なのだから、青空のもとを広々した雪原を歩きたいので半分くらいの所で下山します。ここはグリーンシーズンに登ってみましょう。
下って、雪に腰掛け、周りの山々を見渡しながらおやつとお茶が美味しい!
       
   広々とした雪原が気持ちいい。               おやつはなーに?
縞枯山荘方面に行ったり、八ヶ岳がみえる展望台まで歩いたり、春のような陽気の中のスノーシューでした。

          三ッ岳方面                  雨池山の縞枯れ現象
            
右手に南アルプス、御嶽山、北アルプス、車山方面を見渡せるコースで、縞枯れ現象による自然のオブジェも沢山見られる。
            

          午前中なら右手の山々ももっともっとくっきりと見えたはず。

        突然八ヶ岳が見えると、そこは森林浴展望台。ここから引き返します。
ロープウエイ山頂駅付近でサイレンが鳴っています。誰か怪我でもして救助かしらと思っていたら、これがロープウエイの故障の為のものでした。山頂駅に着くとロープウエイはいつ復旧するか分からないので、スノーシューなら歩いた方が早いといわれました。でもここから1時間の下りです。

とりあえず売店でおでんなど食べながら様子を見ることに。この間にも山頂駅に帰り着いた人達は、次々麓に向かって歩き始めています。所がおでんを食べ終わる頃から試運転が始まり、トイレなどすませているうちに復旧。3時30分発のロープウエイで下山することが出来ました。でも車内の放送でブレーキ故障だったと知り、ちょっと不安に。先頭には乗らず一番後ろ乗りました。ロープウエイからは、先ほど歩き始めた人達がまだ麓に着かず歩いているのが見えます。「お先にごめんなさーーい」