八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 過去ログ : 2008-03-21

Mar 21, 2008

冬と春の狭間

 蓼科の帰りに座禅草を探してきました。昨日雪が降ったそうなので、雪の中から頭を出した座禅草を撮りたかったのですが、ここは大夫標高が下がっているので、雪が溶けてしまい、雪の残っているところには咲いていませんでした。
まだ咲き始めで、数も少なくこれからしばらく座禅草を楽しめそうです。座禅草の群生地も減りつつあるので、ここもいつまでも守られることを願います。

           

 座禅草の咲く池はいつもより一層透明度を増し、オシドリや鴨が泳ぎ、傾いた陽を湖面に宿し、神秘に満ちていました。

      
       

ハギマシコとランチ

 今日は、蓼科のお友達の家に、急に訪問することになりました。
標高が上がるにつれて、思っていた以上に雪がありビックリ。
丁度お昼だったので、横浜で買ってきた博雅のシュウマイ(老舗ですが今は料理の店舗はなく、シュウマイだけを売っている)を持って行き、お友達が用意してくれた炊きたてのご飯と美味しい鰤大根と、お味噌汁でランチです。
ベランダに群れているハギマシコや赤い襟巻きを付けたウソの姿を見ながらのランチは最高の贅沢。この景色をいつも独り占めしてるお友達はもっと、もっと贅沢。
この家には家の中と外、人と野の生き物とのバリアがないのです。どちらも自然体で、媚びを売ることもなく、踏み荒らすこともなく。この居心地のよさは、自然界とのバリアフリーがもたらすもの。しばし私たちもここの住人のような顔をして仲間入り。
興味もお話も尽きることないけれど、ここに長居すると魔法にかかって動けなくなるのです。
今日も用心、用心。無事おいとましてきました。


         
       雪を食べるハギマシコ             膨らんだウソ